火山に興味のあるクラス | 南カリフォルニアでのreggioemilia approachの関わり

南カリフォルニアでのreggioemilia approachの関わり

アメリカ南カリフォルニア州でレッジョエミリアアプローチに関わって10数年。もっと知りたい、どうやったらこのアプローチを深められるのだろう、と探求して来ました。今までして来た事、これから関わっていく事をシェアしていきます。

3つのクラスのうち、一つのクラスが火山に興味があってクラスの先生、私のアトリエ、そして2名の実習生とどう子供達の興味を深く掘り下げていけるか工夫しています。

 

アトリエでは絵を描かせたり粘土で成形させています。粘土は最初の方は立体に作るのが難しく、平たい火山が多かったのですが、本を読んだり会話をした数週間でかなり立体の形になってきました。

 

こちらは火山の様子を絵で描いたもの。色もよくマッチしてますよね。

 

こちらは実習生の一人が用意した火山と溶岩の模型。溶岩は小麦粉とお水を混ぜて色水で赤くしていました。

 

こちらはもう一人の実習生が試したもの。私が実際に検索してやってみたいな、と思っていたものなのですが、実習生が困っていたのでこれどう?と話してみたら、彼女も興味があったのでやってみることに!これはヒット。色水と野菜油を同じ量を入れて錠剤(入れ歯などを綺麗にする錠剤、なんていうんでしょうか。。。?)を入れるとこのようにブクブクしてきます。溢れることはないのでこれはおすすめのアクティビティでした!

 

 

このアクティビティはただ火山の溶岩をみよう、とか模型に触れよう、というのではなくいろいろなアクティビティを通して先生と子供達で会話をしていきそこから知識を深く広くしていきます。これを英語ではProvocationと言います。直訳すると刺激、となります。まさにこのアクティビティを通じて刺激を受けて次の知識と繋がっていきます。上のアクティビティは実習生に、「溶岩をみよう」と言わないで”こういうものを持ってきたけど、錠剤を入れたらどうなるかな?’ ”何を思い出す?’という風に子供達の想像性を膨らませるような会話をするように助言しました。実習生も最初は?としていましたが3ヶ月も一緒にいるのでだいぶ慣れてきて質問の仕方も上手になってきました。実際に成長を見れるのは嬉しいですね!(ちなみに彼女はうちの園の補助員として雇われました。)

 

さて、今週は保護者面談があるのでクラスの先生たちは大忙し。私は提供できる限り情報をシェアしています。私たちの園では写真やビデオを見せるので先生たちはアトリエや外遊び、クラスでの様子を見せて話をします。

 

 

不定期なアップですがいつも読んでくださってありがとうございます。

 

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