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※以下ネタばれ注意




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SSS赫者・うろんの母ー…!!


(ロマ)よいしょ
突然ですが鳥と卵は確実に鶏が先だという結論に
いま達したなあ…
(黒磐)ぐ…

瓜江を喰らい、黒磐を握る手に力を込めるロマ。
腕をもがれる黒磐を他所に、旧多は漫画を読みながら、その様子を伺っていました。

(旧多)やっぱ銀魂さいこー
お  終わりましたね
局長どの〜ばんごはんにしましょう

おなか空くでしょう  赫者形態
「特等丼」なんていかがですか
よいねえよいねえ〜

ロマが余裕を見せたその瞬間、
腹を切り裂くように、瓜江がうろんの母の胎内から姿を現します。

へっ
あべべッ!!!  !うろんなボディが…

うろんの母から投げ飛ばされるロマ。
瓜江はすぐさま黒磐のもとへ駆け寄り、意識のない黒磐の身体を支えます。

(瓜江)特等ッ…

(腕が…)出血が酷い…(惨い連中め…!!!)
これは時間との勝負…(そうだ落ち着け)

”あのとき〈ドナート〉”のように”俺〈我〉”を忘れるな…
瓜江久生!!

意を決し、目を見開く瓜江。
背後から迫ってきた死堪を躱し、空中へと飛び移ります。
こっちだみょ〜ん
肉ダンゴ♪  肉ダンゴ♪

死堪を躱した瓜江を、再び背後から襲ったロマは、
死堪と共に、瓜江を地面に叩きつけます。

どや
ほや

地が砕けるほどの強い衝撃を与え、余裕を見せるロマと死堪。
ところが、土埃立つその場所からは、巨大な盾のような赫子が現れるのでした。

!!…な……なんじゃあ…?
盾…?
はげ?
ククク…面白いじゃないか…

左手に盾のような赫子、右手に剣のような赫子。
瓜江は左手でロマと死堪をはじき飛ばし、右手で死堪を突き飛ばします。

ほぎゃっつ!!!

ぬひいたいへんなへんたい…
シコ!
んなこと言ってる場合じゃねえぞ!!!

迫り来る瓜江。
死堪とロマは、突然の瓜江の猛攻撃に、たじろぐしかないようでした。

!!!
わ〜!!!!

ありゃ!
あにさ〜〜〜〜〜ん!!!!

瓜江の一振りによって、ロマの首は跳ね飛ばされ、
その衝撃によって外へ吹き飛ばれて落下する死堪。
瓜江は、転がるロマの生首へと近づき、怒りをぶつけるように、めちゃくちゃに攻撃を繰り返します。

さよなら
……ハア…ハア…ハアッ…
ハア…ハア…
しわしわとしぼみ、何の反応もなくなったロマの生首。
瓜江は息をあげ、ロマのそれを見届けると、倒れている黒磐の下へと駆け出します。

特等ッ!!!
ご無事ですかッ!!!!いま止血を…

……瓜江…
ずっと……君に謝りたかった…
!?…

意識絶え絶えのなか、ゆっくりを口をひらく黒磐特等。
目に涙を浮かべ、瓜江へと謝罪の言葉を紡ぎます。

梟との戦い…幹人さんの傍にいながら…
あの人を守れなかった…

私にもっと力があれば…知恵があれば…
本当にすまない…私のせいだ…
違う!!!!!!!!
アンタは悪くない!!!!!!!!

誰も…悪くないッッ…

遮るように、自分に言い聞かすように、声を張り上げ、
瓜江は黒磐の肩を掴んだ手に力を込めます。

ー…そうだ
俺がうらんでたのは…

あのとき何も出来なかった自分だ
小さな自分だ…

ちいさな心じゃあふれすぎて
だれかのせいにしないと受け止めきれなかったんだ

俺は…もう大人だ

…迎えに来たぞ

…ちゃんと受け止めてやる。
……
…幹人さんに本当によく似ている…

小さな笑みを浮かべ、
無くなった腕を瓜江に伸ばそうとした黒磐。

ところが残酷にも、
その想いは瓜江に届くことなく、旧多の刺した刀により失われてしまいます。
特等オオオオオオオォッッ!!!!!!

ん〜ん
ナイスな切れ味♡

ゴボゴボと血を吹き出す黒磐。
瓜江は立ち上がり旧多へと向き直ります。

旧多ああああああああああああああああッッッッ!!!!!!!
ず〜とうるさいのよチミ
死にたまー

刀を構え直し、冷笑を浮かべる旧多。
その瞬間、この時を狙ったかのように旧多の眉間に1弾の銃弾が撃ち込まれました。

えっ


凶弾ー!?それとも……!?


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ネタばれ終わります
閲覧ありがとうございました


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※以下感想




瓜江久生の赫子形態、はちゃめちゃにかっこよくない…?
銀喰といい、瓜江久生……、感情も含めて、好き!



それにしても、
瓜江が自分の力で自己解決できて本当に良かった。

自己解決、というのは言い過ぎかもしれないけれど、
自分で自分を認めてあげようという意志が生まれて良かったなァという感じです。
己の中の成長(?)が目まぐるしい。


ちいさな心じゃ  あふれすぎて
だれかのせいにしないと受け止めきれなかったんだ

『だれかのせいにしないと』というのが肝だと思うのですが、
だからこそ、”自分”のせいにするしかなかった、シラズの最期がトラウマとして根付いているのかと思うと、
…本当に辛辣すぎる、何も瓜江のせいではなかったのに。

やっぱりあの時の琲世、もといカネキケンは許せんな…(n回目)。

「呪うなら自分の弱さを呪いなよ」
とか、言われたことを思い返すだけで、
瓜江のあの時の心情が辛くなってしまいますね。
今となっては、その言葉すらも、
瓜江自身を強くしたのかもしれませんが。



それに瓜江は、依子が捕まった黒磐を見て、
「こんな黒磐の姿は見たくない」って考えてたと思うんですけど、

今回の黒磐特等が亡くなったことについて、
また『自分の”せい”で大切な人を亡くした』という感情を促進させてしまったとしたら、

全てが悪循環だし、
瓜江久生の抱え込み案件が多大過ぎて、
早く楽にしてあげてよ…って感じです。

亜門さん駆逐のときに
『もう誰も失いたくない』って言ってた瓜江ですから。



実際問題、カネキケンと比べようにも比べられない、
別ベクトルで重いモノ抱えてるんですよね、瓜江久生は。

あぁ〜瓜江久生が少しでも報われる、そんな優しい世界が見たい。



あとはロマ、ですかね。
生首のしわしわ表現、ノロが干からびた時のと似てる気もしますが、
結局死んだのかよくわからないですね。

うーん、死んだならもう死んだで結構だし、
というか、『やっぱ生きてるよ』は、本当に飽きた〜…見飽きた。
その可能性あるキャラも結構いますしね(シラズ、ハイル、エト、ヒデ等々)。


シラズがノロを駆逐、
瓜江がSSSレート、うろんの母を駆逐、
で綺麗にまとめれたら、それがすっきりなんじゃないかなとも思いますし。

死堪については、何とも言えません…。



最後に旧多〜…。
お前ってやつは…銀魂とか自由人か…

銃弾は、丸手さんが最有力候補だとは思いますが、
どこから撃ったかが気になる…これ背後からなのかな

仮に、政なら
和修  VS  和修(瓜江過激派)で面白そうなことになるとは思うんですけど、
丸手さんがどうして吉時から逃げ出せたのかも気になるし、ここらへんでその謎を解明してほしいかな、とも思います。




それでは、今回はここまでにしたいと思います。
閲覧ありがとうございました!