今日は水泳の日・水泳指導員の資格取得についてw | レジストリーTIME

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元水泳指導員のオレが
 
泳げなくなったとしたら…
 
 
それは 1度 覚えた
 
チャリの乗り方を
 
忘れたに 等しいやろうな…www
 
 
ちなみに 水泳指導員になるのに
 
別に 選手である必要は 無いですw
 
 
今 水泳指導員になるための 手順は
 
オレが 水泳指導員になろうと思った時と
 
様変わりしてるかも 知れませんが
 
恐らく そんなに 大差は無いかと思うので
 
水泳指導員になるための
 
筆記試験も ありますが
 
取りあえず 資格取得の段階について
 
簡単に 書いてみる事とします
 
 
当時 まず 水泳指導員になろうと思うと
 
いきなり 4年ごとに更新となる
 
水泳指導員には なれませんでした
 
その前段階の 実技重視の資格を
 
取得する必要がありました
 
この資格は 2003(平成15)年当時
 
「アシスタント水泳指導員」と
 
呼ばれていました
 
現在は 若干 名称が変わったと 聞いてます
 
「基礎水泳指導員」だったかな?
 
 
「アシスタント水泳指導員」の資格取得には
 
実技試験と 筆記試験があります
 
筆記試験に関しては 4科目あり
 
この4科目とも 60点以上で合格となります
 
随分 合格点が 低いのですが
 
コレが 正に 実技重視であると言われる
 
所以(ゆえん)ですw
 
 
別に 4教科とも 100点を 取ろうが
 
その分 点数が 加算される訳では無いので
 
余り メリットがありません
 
また どういう理由なのかは 分かりませんが
 
60点~69点は 「6点」と評価されます
 
以下 同様に
 
70点~79点は 「7点」
 
80点~89点は 「8点」
 
90点~99点は 「9点」
 
100点は 「10点」
 
という 評価が されるようです
 
ただし 4教科のウチ 1教科でも 落とすと
 
落第となり 実技試験に 全部パスしていても
 
落とされる事となります…
 
建前上はっwww
 
ココで オモロい 裏話しを 1つw
 
この「アシスタント水泳指導員」が
 
いかに 実技重視か という分かる 裏話しですw
 
 
この 筆記試験というのは
 
・「競技規則と審判法」
・「初心者指導法」
・「心肺蘇生法」
・「水泳管理と保健」
 
上記の4科目です
 
「アシスタント水泳指導員」の試験を受けるとなると
 
当時は 隣の県まで 確か 指定された日時に
 
通った記憶があります
 
連続で2週間だったか それとも 週末だったかは
 
忘れてしまいましたが とにかく
 
バイトの合間を縫って 通った記憶があります
 
 
上記の 4つの科目に関しては
 
それぞれ 担当の先生から 座学で教わります
 
それに加えて プールでの 実技講習も受けます
 
実技の内容に関しては 後程 ご説明しますが
 
最終日には 上記の4科目の 筆記試験の後
 
実技試験が 実施されます
 
 
さて 当時 オレは 23歳
 
同年代の人や 少し若い人 かなりご年配の方
 
老若男女が 一堂に会して 座学と実技の講習を
 
受けてましたw
 
 
受講生の中には すでに スイミングの現場で
 
バリバリ 働いてる 兄ちゃんも おられました
 
その中の1人が 全く 勉強ができなかったらしく
 
4科目のウチ いくつかの科目が 合格点に
 
達しておらず 落第となりかかりました…
 
 
この時 救済措置として 先生が
 
「誰か この人に 正しい解答を
 教えて上げて くれませんか?
 仮に それで この人が 満点を取ったとしても
 60点満点とし 6点にしか しませんが
 座学は 最低点数で 合格と言う事に
 しようと 思いますので どなたか
 分かる人は 教えて上げてくれませんか?」
 
と 言い放ちましたw
 
ザルやなw
そんなんで
エエんかいっwww
 
そして その不出来な 兄ちゃんを
 
救ってやったのが 他でも無い このオレですっwww
 
実は この兄ちゃんが 点数を取れなかった
 
科目の1つには
 
「水泳管理と保健」が 含まれていました
 
 
コレにも エピソードが あります
 
この「水泳管理と保健」を 教えてくれた先生は
 
講義の中で 何度も
 
「いいですか?ココは 重要な所ですから
 しっかり 覚えておいて下さいね
 私は 授業の中で 大事ですよ・重要ですよ
 と 言った所しか 試験に出しませんから
 そこだけ 覚えておいてもらったら
 大丈夫ですからね」
 
と 仰っていました
 
オレは この先生の言葉通り
 
事前に Wordで 予想問題を作り
 
その質問と解答欄は 全て 先生が
 
「大事ですよ・重要ですよ」と 仰った部分だけ
 
まとめていました
 
当然 100点満点でしたわw
 
挙げ句 そのWordの予想問題を
 
オレは 試験を受ける 直前まで 見ておいたので
 
出て来た順番も 解答数も 全て
 
オレの予想通りでしたw
 
 
そして 先程の 兄ちゃんに 救済措置が
 
出た際に 解答も書かれている
 
オレの 予想問題の紙切れを
 
「この通りに 回答を書いたら 満点になるので」
 
と 言って この兄ちゃんに 渡しました
 
 
兄ちゃんは 直ぐに オレの予想問題を
 
丸写しして 先生に提出し 60点満点
 
最低ラインの 6点をGETしてました
 
こうして 兄ちゃんは 救済措置により
 
他の人達からも 解答を 見せてもらって
 
座学は 全て クリアーとなりました
 
 
さて 座学では 救済措置が 施されましたが
 
実技では そうとは ならなかったんですねぇ…w
 
コレも 面白いエピソードですw
 
 
では 実技試験の内容について ご説明致しますw
 
実技試験には
 
・バタフライ
・背泳
・平泳ぎ
・クロール
 
という 皆さん御存知の 泳ぎ方が含まれますw
 
オリンピックでも この4つの泳法で
 
競技が 行われてましたわなw
 
ちなみに この4つの泳法を
 
略して 「4泳法」と 言います
 
 
水泳指導員になるには
 
上記の 4泳法の実技に 加えて
 
以下の 特殊な泳ぎ方 2つが 加わります
 
 
・横泳ぎ(20mの距離を 12かき以内で泳ぐ)
・潜水(20m)
 
 
横泳ぎと潜水に関しては 余り 馴染みが無いでしょう…
 
むしろ 潜水に関しては 一般のプールでは
 
禁止行為の 1つになっている
 
プールもあるかも知れません…
 
 
潜水が 最も 危険なのは 潜水中もそうですが
 
潜水を終えて 水面に上がって 呼吸をした時に
 
ホッとした瞬間に 意識を失うケースが あります
 
非常に危険なため 飛び込み同様 禁止行為の1つに
 
なっているプールも あるかと思います
 
 
この危険行為となる 潜水を
 
なぜ 水泳指導員は しなければならないか?
 
というと これは 水泳指導員が
 
溺者(できしゃ:溺れている人)を
 
救助する際に 必要となるケースが
 
あるためです
 
 
一般のプールでは せいぜい 水深が
 
2m位までなので 身長が そこそこある
 
水泳指導員なら 潜らずとも 良いかも
 
知れないのですが
 
 
オリンピック競技でもある
 
・飛び込み
・アーティスティックスイミング
 (昔のシンクロナイズドスイミング)
 
の場合は プールの水深が かなり深いです
 
また プールならば 水深は 確定していますが
 
海の場合は 浅瀬から 急に 深くなっている
 
場合も あります
 
 
こう言う場合を 想定した時に
 
潜水の泳法や 呼吸法を 体得しておく必要が
 
あるようです
 
 
同様に 聞き慣れない 「横泳ぎ」ですが
 
これも 溺者を救う際に 必要となる
 
泳ぎ方の1つです
 
ただし 足の使い方は 一般的な
 
あおり足(「あふり」とも言う)に なります
 
 
ココからは 余談ですが
 
本来ならば 「逆あふり」という 足の使い方が
 
救助の際には 正しいと されますが
 
実技試験では 「あふり」で 良しとされています
 
 
なぜ 救助の際には 「逆あふり」が
 
必要になるか?と言うと
 
足の使い方が 違うからです
 
「あふり」の足で 進むと
 
溺者を 抱えた状態で 移動する際には
 
溺者を 蹴り飛ばしてしまう事になります
 
そのため 実際の救助では
 
「逆あふり」を 使う事が 望ましいそうです
 
※ ただし この知識については オレの師匠や
  師匠と1番 仲が良かった
  現在の 某○○水泳協会会長が オレに
  教えてくれたので 知ってるだけで
  お隣の県で 講習を受けた際には
  こんな 話しは 一切 出てませんでしたwww
 
 
さて 先程 座学の際には
 
60点未満だった 兄ちゃんに 救済措置として
 
60点という形で 座学は 合格となりましたが
 
実技試験では そうは ならなかった事を
 
お話ししておきますw
 
 
実技試験は
 
・100m個人メドレー
・横泳ぎ(20mの距離を12かき以内で泳ぐ)
・潜水(20m)
・心肺蘇生法
 
です
 
心肺蘇生法は AEDの使い方と
 
人工呼吸・心臓マッサージの方法を
 
レクチャーしてもらいながら 行っただけなので
 
余程の手落ちが無い限りは 全員 合格したと
 
思われます
 
 
問題は 泳法の方でしょうね
 
それぞれの 泳法について 解説してきます
 
 
・100m個人メドレー
 
確か 男子は 1分40秒以内
 
女子は 1分50秒以内で 泳ぐというもの
 
ただし 36歳から 1歳ごとに 制限タイムが
 
1秒加算されたかと 思います
 
この時に 求められるのは 制限タイム内で
 
泳ぎ切る事も 第1条件になりますが
 
問題は 泳いでいる時の キレイさが
 
求められます
 
速くても 汚い泳ぎや 見本に程遠い泳ぎは
 
減点対象となったハズです
 
 
・横泳ぎ(20mの距離を12かき以内で泳ぐ)
 
厄介なのは 25mプールの場合
 
5mラインに 線が 書かれているので
 
その 5mラインの上で
 
平浮き
(平泳ぎの足で その場で浮いた状態をキープw)
 
で 待機させられる事ですw
 
そして 号令と共に 横泳ぎのスタイルで
 
泳いで行きます
 
この際に 地面に足を着いたら アウト
 
やり直しです
 
横泳ぎは 確か 9かき位で 行けたハズw
 
この時にも 泳ぎに乱れが無いように
 
キレイに 泳ぐ必要があります
 
 
・潜水(20m)
 
男子20m・女子15mのようです
 
横泳ぎ同様 平浮きで待機
 
号令と共に 潜って進みます
 
もちろん 着地は アウトで やり直し
 
 
ただし ココで 厄介なのが
 
「潜水」という 特殊な泳ぎ方
 
読んで字のごとく
 
水に 「潜る」訳ですから
 
体の 一部が 水面に 出たら アウト
 
やり直し または 失格となります
 
 
そう 今回 この「潜水」で
 
失格となった人が いらっしゃった訳です
 
 
老若男女 一堂に会していた時から
 
この方は 1番の 高齢者でした…
 
そして パッと見から
 
明らかに この人が 沈める体では無い事が
 
一目瞭然でした…
 
ビア樽のようなお腹w
 
実技のレッスン中も 明らかに
 
年齢や 体力的に 厳しいというだけでは無く
 
泳力や キレイさも 厳しい…
 
 
ちなみに この方の年齢は
 
恐らく 50代後半…
 
どうやら 話しを 聞いた所
 
現場で 指導員のサブとして 働いておられ
 
前年 この「アシスタント水泳指導員」を受験し
 
「潜水」だけ 失格となり
 
再度 資格取得のために 来ておられたとの事
 
 
そして 今回 何とか 他の実技は
 
クリアーされましたが 前回同様
 
やはり「潜水」で 体の一部が
 
水面から 出てしまって 失格
 
 
筆記に関しては 救済措置が 施されたものの
 
実技に関しては 一目瞭然で
 
他の 受験生の目があるため
 
救済措置は 施されませんでした
 
 
いかに この「アシスタント水泳指導員」が
 
実技重視で 筆記が重視されないか…
 
それは この「アシスタント水泳指導員」の
 
特性が そうさせているのだと
 
後から 分かりました
 
 
実は この「アシスタント水泳指導員」
 
資格を取得しても その効力は
 
たった 1年しか 認められません
 
この効力が 認められている間に
 
自分で NHK学園に 申し込み
 
通信教育で 自学自習をします
 
そして 自学自習で 理解した内容を
 
自宅で 教材を見ながら
 
必要な教科の 試験を受験し
 
NHK学園に 郵送
 
 
いくつかの 試験があり
 
こちらは 確か 90点以上だったかな…
 
もちろん 教材を 見ながらなので
 
余裕で 100点を 取れるかと 思いきや…
 
選択問題とはいうものの どちらの選択肢を
 
選べば良いか 分からないというのが
 
結構あって 苦戦…w
 
とはいうものの 取りあえず 何とか
 
クリアーw
 
 
要するに NHK学園での 筆記試験で
 
「アシスタント水泳指導員」の
 
筆記試験で 出て来た問題は
 
大半 網羅する事になる
 
だから 「アシスタント水泳指導員」で
 
重要視されなかったのだと 合点がいった…
 
 
「アシスタント水泳指導員」を取得し
 
効果のある 1年間の間に
 
NHK学園で 筆記試験に 合格すれば
 
晴れて
 
日本体育協会(現日本スポーツ協会) 公認の
 
「水泳指導員」となる
 
ココまで来て ようやく 4年に1回の
 
講習を受ける事で 更新可能な資格となる
 
 
「アシスタント水泳指導員」だけでは
 
認められない
 
長い道のりを経て やっとこさで
 
運転免許と同様に 更新可能な
 
「水泳指導員」という資格になりまする
 
 
文章にすると 結構 面倒くさい
 
ライセンスよな…www