先日閉幕したEURO2008で、
1964年大会以来44年ぶり2回目となる優勝を飾ったスペイン代表が、FIFA世界ランキングで初めて1位になった。
1993年に導入された世界ランキング制度だが、
歴代1位に名前を連ねた国は、ドイツ、アルゼンチン、ブラジル、フランス、イタリアとあり、これらフットボール超大国5ヶ国に次いで、スペインは6カ国目の1位の国ということになる。
スペインのポイントは1557pts.、2位はイタリア(1404pts.)、3位はドイツ(1364pts.)、4位はブラジル(1344pts.)、5位はオランダ(1299pts.)と続き、先月まで1位だったアルゼンチンが6位(1298pts.)まで落ちてしまったことからもわかるように、ゲーム数とその勝利数が影響するFIFAランキングでは最近勝利を重ねたチームが順位を上げるという性質があるようだ。
つまりは、あまり「参考にならない」ランキングなのだろう。ヨーロッパ勢が1、2、3位を独占しているのは、そのせいだろう。
初めてFIFAランキングで1位となったけれど、総体的なレベルはどうであれ、確かにレベルの高いヨーロッパ限定のEUROではあるけれど、世界が対象のワールドカップで優勝しなければ、1位だと堂々と胸を張って言えないだろう。
2010年の南アフリカ大会には当然出場し、本大会でも優勝を飾り、真の1位を目指してほしい。
個人の技術を重んじたパスフットボールが年齢制限のない世界大会で頂点に立つ日に期待したい。
ちなみに我が国日本はアジア最高位となる34位。ワールドカップ最終予選で戦う国々は日本より下位となるけれど、何せFIFAランキングは「参考にならない」ので、ランキングは無視をして、準備を進めなければならない。