息子が通う最難関中学での中2の英検2級以上合格状況について、前の記事で書きました↓

 

 

 

私は中高一貫私立校の教員なので知っている、関西の中高一貫私立校における中2での英検2級以上合格状況をざくっと説明したいと思います。

合格率はだいたい下記のようになっています。

 

 

 

灘より下の最難関中学(息子の学校) 4割

難関中学(最難関中学-5の偏差値) 1~2割

中堅中学(最難関中学-10の偏差値) 1割

人気中学(最難関中学-15の偏差値) 数人

 

※偏差値は、浜学園基準のものです

 

 

 

実際に私が勤めていた、または関係がある学校のため、情報を知ることができた「実際に存在する中高一貫私立校」をモデルに書いています。

(年々英語に対する関心が上がっているので、今はもう少し多いかもしれません)

 

 

 

難関中学

 

難関中学~人気中学では、中学入試に英語受験を選択できるような学校もあります。

難関中学レベルだと、帰国子女枠として英語受験を設けている中学もあり、中学入試が英検2級レベル程度の内容になっていることもあります。

 

それゆえ、入学前から英検2級以上合格済みの生徒が一定数以上います。

一方で、中学から英語を勉強して英検2級以上に合格する生徒は1割もいません。

 

 

中堅中学

 

中堅中学も難関中学と同様に、中学入試での英語受験が可能、もしくは加点がされる中学が多いです。

英検2級に限らず、英検3級程度から加点される学校もあるので、小学校で少し英語を勉強した、という生徒も少なくありません。

 

帰国子女や英検2級以上合格済みの場合は、難関中学を受験する受験生が多いため、入学時での英検2級以上合格済みの生徒はあまりいません。

ただ、もう少しで英検2級に届きそうな生徒が頑張るので、中学2年生終了時には1割くらいは合格する学校もあります。

 

 

人気中学

 

人気中学も同様に、英検2級以上に合格していると中学受験を有利に進められます。

しかし、英検2級以上に合格している場合は中堅中学や難関中学に受験できるため、人気中学に進学する生徒は少なくなります。

 

そういうわけで、結果的に中学2年生時点で英検2級以上に合格する生徒は少なくなり、合格出来れば全校生徒の前で表彰されて記念品をもらえる学校もあります。

 

 

 

 

最近、小学生から英検2級以上に合格している子どもの話を耳にするようになりましたが、これはかなりスゴイことだと思います。

中学生から真剣に英語に取り組む中学生も、きちんと英語に向き合わなければ差が開く一方なので、頑張ってほしいですね。