最難関中学に入学したら
落ちこぼれちゃうんじゃないか
(そして、中高一貫校なのに高校に上がれないんじゃないか)
という、小学校入学前と同じ恐怖を感じて、息子は入学前も勉強に励んでいます。
とはいえ、中高一貫校なので、多分そのまま高校生になれると信じて、
大学受験を考えた上で、特に取り組まないといけない教科は
英語と数学です。
「中学入学前の勉強(数学)」に関してはこちら↓
最近の傾向としては、以前よく出題されていた
知識を問う問題(文法と単語が要)よりも
知識を実生活で使うことを想定された問題(リスニングやリーディングが多い)
が大学入学共通テストで出題されます。
量の多めのリスニングやリーディングを時間内に解くことが求められるので、
「多聴多読」の練習に早い時期から入ることが大事です。
一方で、国公立二次試験では従来型の「和訳・英訳」が求める大学も多いので、
難しい「文法」や幅広い「単語」の知識も相変わらず必要です。
つまり、大学入試で通用する英語力をつけるためには、
①基本的な「文法」や「単語」を効率良くマスターして
②自分のレベルに合った「多聴多読」を、相当量する時間をとりつつ
③アウトプット(特にライティング)も少しずつやってみる
ということを意識して行う必要があります。
自宅での学習時間が物を言う教科ですね。
ですので、中学生の間に②の段階にいかに早く移行できるか、が一つのポイントになると思います。
基本的な「文法」とは、中学3年生までの文法のことです。
基本的な「文法」を効率良く習得するためには
基礎レベルの中学生用ドリル
は欠かせません。
今回は、そんな「基礎レベルの中学生用ドリル」についてご紹介したいと思います。
(息子のものと、私の仕事用に購入した参考書です)
基礎用に市販されている英文法ドリルで、
一番簡単なのは「とってもやさしい英語」シリーズです。
基礎の基礎だけを教えてくれる問題集です。
左側に説明、右側に練習問題です。
練習問題は1ページに5問で、選択、穴埋め、並べかえで構成されています。
「英語嫌い」で「学習習慣がない」子どもに、初めから中学1年生の英文法を教える用の最初の1冊として購入するにはオススメです。
二色刷りなので、多色刷りだと気が散る人にはいいかもしれません。
問題数も、レベルも「基礎の基礎」なので、この1冊をやり終えて自信が付いたら、
もう少しレベルの高いものを購入されるといいと思います。
とってもやさしい英語(中学1年)〔新装版〕 基礎からわかる特別授業
「とってもやさしい」シリーズよりも、
ほんの少しだけ難しいのが「ひとつひとつわかりやすく」シリーズです。
中1英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版 (中学ひとつひとつわかりやすく)
カラーとイラストで分かりやすく文法を説明しています。
英作問題がすぐに出てくる単元もありますが、問題数は少ないです。
こちらも「基礎の基礎」なので、苦手意識を克服して、基本の文法を覚えたら
もう少しレベルを上げた参考書をしないと、定期考査の問題が解けません。
「ひとつひとつわかりやすく」シリーズより、
ほんの少しだけ問題数が多いのが「わからないをわかるにかえる」シリーズです。
私の息子も、私も仕事で愛用しているシリーズです。
付録で単語帳が付いているので、少しお得な感じがします。
わからないをわかるにかえる 中1英語 (オールカラー,付録付き)
カラーで、分かりやすい文法説明です。
「ひとつひとつわかりやすく」シリーズと本当に似ているのですが、
「ひとつひとつ・・・」シリーズよりも若干文法の説明量や練習問題量が多めです。
ですが、これも「基礎の基礎」レベルで、これ一冊では十分ではありません。
文法をいかに分かりやすく伝えるか、という点を工夫している上の3冊とは少しタイプが違って、最小限の文法説明で「書いて覚える」ことを目的としているのが「英文法パターンドリル」シリーズです。
このシリーズも息子愛用です。
少しずつ進み、自分でも例文を書くので、初歩で起きやすい文法ルールの混乱を起こしにくいです。
例えば、
セクション8 be動詞の疑問文
セクション9 be動詞の疑問文の答え方
セクション10 be動詞の否定文
というように、スモールステップで学習する構成になっています。
また、練習問題は、選択、並べかえ、英作の順になっていて、量は少なめです。
ただ、教員目線で細かいことを言うと、ピリオドを書かせない点が不満です。
(ピリオドを書かせる習慣は、早めに習得した方が良いです)
英文法パターンドリル 中学1年 (中学英文法パターンドリル)
「基礎レベル」を卒業した後は、もう少し上のレベルのドリルに取り組みましょう。
長くなったので、この辺で。