私は英語教員のはしくれですので、
自分の息子にも英語ができて欲しい
という気持ちが強くありました。
英語は時間をかけて身につけて欲しい教科だったので、
息子には小学校のうちから少し勉強させていました。
しかし、私の気持ちとは裏腹に、息子は
全然真面目にしてくれませんでした。
「なぜだ!?」と聞いたところ、
「だって、中学受験の受験科目ちゃうやん」と言われました。
(そうですけど・・・)
そんな不真面目な息子でしたが、5年生の終わりくらいに
英検5級の勉強をちょろっとしたら(毎日10分1ヶ月の勉強量)
3問間違いくらいで合格して帰ってきました。
本人も英検5級取得に喜んでいたので、その後は真面目にやってくれるのかと思いきや
それ以降は受験モードに突入し、やっぱり真面目に英語を勉強しませんでした。
そして、受験終了後
「受験やったから、英語全部忘れた」
と言われました![]()
と、いうことで1からのスタートを切った息子の英語。
英語も進度の速い中学校のため、英語も数学のように参考書を使ってサクサク進みたいところですが、文法や単語の知識をつければすぐに英語力が上がる、というものではないのがこの教科です。
なぜなら、語学力を上げるためには
とにかく多聴多読
が要だからです。
有名なアメリカ人言語学者の「インプット仮説」というのがあります。
ものすごーく簡単に説明すると
アメリカに来てすぐの日本人の女の子に英語を教えようとしたら、
最初一言も話さなかったけれど、半年くらいしたら、英語を話し出して驚いた。
たくさん英語を聞いたら、英語を喋れるようになるのかも!?
というのが、この「インプット仮説」です。
つまり、英語圏に行った日本人の子どもがペラペラになれるのは、
「英語を話している環境」で「英語を話さないといけない状態」に置かれ
さらに「英語を浴びるように聞く」からだろう、ということです。
日本で英語を学習するときにも、
「英語を浴びるように聞く」環境を作ると英語力がつく
と言われています。
多分、これが昔流行ったスピードラーニング(聞き流すだけでペラペラになる)の
基礎になる考え方だと思います。
(1日に聞く時間数と、もともとの英語力など、条件が揃えば、ペラペラになる場合もあると思います)
私の経験から言うと(「どんな能力を伸ばしたいか」によって違いますが)
多聴に関しては、「聞き流し」よりも「精聴」(ある程度集中して聴く)の方がより効率的に英語力が伸びます。
日本で楽しく「精聴」しながら英語を勉強するための、おすすめ方法は
好きな英語の映画を字幕で何度も観て、フレーズを書き取る
(理想は「日本語字幕」→「英語字幕」→「字幕なし」を何度も観る)
です。
(そういえば、「のだめカンタービレ」でのだめが自分の好きなアニメを見続けて、ペラペラになっていましたね。あれも1ヶ月くらい部屋にこもって、何時間も見続ければ、あり得ない話ではないと思います。)
映像で、登場人物のやりとりを見ながら英語のセリフを聞くことで
どういった状況でそのフレーズが使われるのか
を理解することができます。
そして、そのフレーズを覚えてしまえば、自分が英語を話す時に
「そのままその状況の時に使えるフレーズ」として役立ちます。
時間はかかりますが、映画が嫌いでなければ本当にいい教材になると思います。
おススメはジブリ映画です↓
輸入版でなくても「言語 日本語・英語」設定になっていて、
英語でも観れるんですよ!ご存知でしたか?
「ファンタスティック・ビースト」も聞き取りやすいと思います。
「ハリー・ポッター」よりも登場人物が大人なこともあり(?)イギリス英語でも
聞き取りやすいです。
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 [Blu-ray]
映画を観せ続けるなんて学校の授業ではできないので、ぜひ家庭学習として取り入れて欲しいです。
他にも、よく英語の教員が取り入れるのが
好きな英語の歌詞のCDを聴いて、歌う
という方法です。
これも、英語を聞いて、発話して、覚えるという点では有効です。
ただ、リズムに乗った時の英語のイントネーションと、
実際の英語のイントネーションが違う場合が多いので、少し注意です。
また、どういう状況でその英語が出てくるのか分かりにくかったり、
流行りの曲だとスラング(俗語)や略語が多いのも少し問題です。
「楽しく多聴」して英語をマスターするには、
セリフを覚えてしまうくらい同じ映画を見続けるのが理想ですが、
それでは飽きてしまう人も多いと思うので、
好きな映画をセリフを意識しながら観て、聞き取れたフレーズを書き出す
ことを何度もしてみると、いいと思います。
息子は、これでとりあえず勉強していきたいと思います。
長くなったので、「多読」に関してはつぎの記事で。