「教員目線からの志望校選び①」から大分経ちましたが、②を書きたいと思います。

 

志望校選びの際に考えて欲しいのは、

 

 

トップが教育者でなく経営者

 

 

になっていないかどうかです。

トップが経営者であることの弊害をお伝えしていきたいと思います。

 

 

教員目線からの志望校選び①はこちら↓

 

 

 

 

「教育者」というのは、「生徒の教育」の向上について考える人のことで

「経営者」というのは、「学校経営」について考える人のことです。

 

 

学校が存続するためには、教育者であっても経営者の側面を持たなければいけない、というのは理解できるのですが、トップがあまりにも「(ワンマン)経営者」になり過ぎている学校は全くおすすめ出来ません。

 

 

なぜかというと、

 

 

採算の取れないものに投資はしない

 

 

という態度が、教育に色濃く出てしまうからです。

 

そういう学校側として重視するのは「合格実績」になります。

ですので、はっきり言ってしまうと

 

 

採算の取れないもの

=実績を出さない生徒と教員

 

 

ということになります。

 

中高6年間の大事な時期を預ける学校のトップが経営者だと、

トップ層の生徒以外の、「成績が悪い生徒」や「トラブルを起こす生徒」、「模試の成績が例年比で悪い教員」などは

 

 

切り捨てられます。

 

 

実際に、「ややこしい(不登校、反抗的、親が管理職までクレームを言ってくる)生徒」がつぎの学期までに転校させられる学校、1学期で担任が変わる(辞めさせられる)学校もあります。

 

そんな学校では、そこにいる教員もギスギスしています。

「生徒対応が手厚い」などはあまり評価の対象にならないので、生徒対応そっちのけで、「成績を上げられる」もしくは「成績を上げているように見せるのが上手い」教員しか残りません。

そういうプレッシャーの中では、自分のクラスの成績を上げるために、定期考査の問題を自分の担当クラスだけに教える教員も出現します。

 

 

私自身の考えとしては、中高の6年間の「学校」という場所は尊いもので、「勉強」だけではなく、教員がいろいろな機会を提供することで、「人格」を育てたり「一生の友人」を作ってもらう場所だと考えています。

ですので、そういったことを含めた「教育」のことを考えられる教員が複数人いなければ、偏差値が高い学校であったとしても、生徒が有意義な時間を過ごせるとは思いません。

 

 

それでは、

 

 

そんな怖い学校をどう見分けるのか?

 

 

実は、学校の求人を見れば分かります。

前述したように、そういう学校は、生徒だけでなく教員も切り捨てられます。

 

多教科に渡って若干名で募集しているところは、教員を(そして生徒も)「育てる」という観念のない、おそらく「切り捨てる」学校です。

1年に何度も多教科・若干名で募集しているところは、特に危ないです。

 

 

 

学校選びは「偏差値」だけを重視するのではなく、「中高6年間を自分の子どもがどう過ごし、6年後にどんな人物になって欲しいか」というのを考えて選んでほしいと思います。