生きていると思いがけないことが起こることが多々ありますよね。
予定していたことが実現しなかったり、計画通りに物事が進まなかったり・・・。
60年以上(半世紀以上)も生きてると、結構ありましたよ。
40歳過ぎての離婚・破産、仕事を失ったり、乳がんの宣告をされたり、いろんな問題がこれでもかと言わんばかりに一度に降りかかってきたり・・・。
そして、今も真っただ中。
こういうときは、精神状態のバランスがガラガラと崩れてしまいます。
去年、ボーイフレンドとフロリダに引っ越してきたときは、フロリダの太陽と海を満喫しようとウキウキして来ました。
いずれは二人とも老いていくことは承知していたけど、健康オタクのような彼が病気になるとは・・・
それも、まだ63歳でこんな状態になるとは思ってもいなかったんです。
かなり私の精神状態も揺さぶられました。
いろんなことが頭をめぐり、悲しくなったり、何をする気力もなくなったり、ボーっとして集中力がなくなったり・・・。
イヤな気持ちを感じることを避けようとしている自分に気がつくんです。
こうやってあからさまに自分の生活を書くことはセラピーのようでもあります。自分のことを観察できるから。
気持ちは感じる必要があります。良い気持ちにしろ、悪い気持ちにしろ、感じきる必要があるんです。
泣きたいときは泣く必要があるのです。叫びたいときは叫ぶ必要があるのです。
そうでないと、サイクルが完了しないのです。
子供や動物はこのサイクルを完了させるのが上手です。
大人になると、これが人の手前とか、それまで生きてきて”学んでしまった”ために、感情を外に出さないよう、感じないよう努力してしまうのです。
知らず知らずのうちに感じることを避けるようになってしまってました。
プレゼントモーメント(今ここに在る)は集中力を要します。その避けようとしている気持ちとじっと向き合うのです。
良いとか悪いとかの判断なしに。
(人間はすぐに良し悪しで判断しがちです)
出来事や他人が感情の起因だと考えることなしに。
(人間はすぐ外側に焦点を当てて非難しがちです)
頭の中で考えることを止めて、ただただその気持ちと向き合うのです。
すべてはエネルギーです。感情もそうです。集中して感じているとその気持ちが一時的に強くなることもあります。
それでも避けずにじっと向き合うのです。
そのうちにそのエネルギーが動いて薄らいでいきます。
波のようにまた戻ってくることもあるかもしれない。
また同じように受け入れて向かい合います。拒否することなしに自分の一部として受け入れるんです。
エネルギーは常に動いています。どの方向に動くかは自分が何を考えているかによって変わるんです。
自分を第三者のように観察してこうやって分析することも助けになります。
また感情が揺さぶられたら、それも忘れてしまうかもしれない。
それでもいいんです。すべてそれで良いんです。
またプレゼントモーメントに戻ってくれば良いんです。