クロノグラフは3年毎にオーバーホールを推奨します。 | 「REGALO vintagewatch」ヴィンテージウォッチ専門店のブログ

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最近また少しづつお持ち込みの修理が増えてきており有難いご依頼である一方、

話を聞くと大半の方が「修理代がとにかく高い」と仰ります。

 

 

時計は買ったら終わりではなく修理を定期的に行うことで半永久的に使うことができる。

 

服も買って着たら洗濯やクリーニングなどの手入れを行うことと同じで、

時計はものによって異なりますが3年~5年に一度のオーバーホールを推奨しております。

 

 

3年~5年と少し間が空きますが、

時計の構造や機械に寄ってことなるので幅広く期間をお伝えしますが、

今回お預かりした「クロノグラフ」と呼ばれる時間の計測機能が付くものは複雑な構造となり、

できれば3年に1度はオーバーホールをして欲しい。

 

 

 

こちらはオメガ・スピードマスターオートマティック。

 

90年代から2000年代の男性用の時計の代名詞とも言える人気モデル。

 

当時は20万円台で手に入っていたこともあり、

本当に多くの方が買われていましたが、

今同じような時計があったとしたらいくらくらいで買えるのでしょうか?

 

 

ただ時計の値段に関わらず修理というものは付いて回るのですが、

今回は10年以上オーバーホールをしていなかったそう。

時計なので数年くらいオーバーホールをしなくても調子よく動くこともあり、

時計の故障なんて時間がズレるか動かないかくらい。

 

車やバイクのように命に関わることは先ずありません。

 

 

とは言え時計の構造は簡単に思えて意外と複雑。

 

機能が増えれば増えただけ一層複雑となり、

メンテナンスをしないことによりパーツ交換が増え同時に修理代金もかさむ。

 

だからこそ大きな修理を防ぐために定期的なオーバーホールが必要となります。

 

 

この機会に使われているバルジューCal.7750系のムーヴメントは今のところ、

ほとんどのパーツが手配できるので余程のことが無い限り直らないということはありません。

 

ただ一昔前よりもパーツ代もかなり高くなっており、

もしかしたら数十年後には直すことができない可能性も否定できません。

 

まぁそうなれば何かしらの策はあると思いますが、

何とかなるうちにぜひぜひメンテナンスをご依頼ください。