「人脈について」  ④巻き込み力をつける | LEDサインメーカーの域を超えろ!快適創造プロデューサー高倉博のブログ

「人脈について」  ④巻き込み力をつける

僕が会長を務めている日本一のお困り事解決集団「縁活倶楽部」。

事務局長として関わっている銀座男声合唱団。

20代からいままで続けているゴルフ。

チャンピオンのトレーニンングを受けているボクシング。

 

 

 

「仕事を遊び、趣味を働く」をモットーにする高倉博ですが、

上の四つとも、自分一人で参加しているものはありません。

すべて、周りを大勢巻き込んでいます。

 

 

「高倉さんにいわれたから始めました」

「高倉さんに誘われたから入りました」

「高倉さんにこいよといわれたからきました」

 

 

どこにいってもそんな人間だらけです。

銀座男声合唱団にいたっては、現メンバーの約三分の一が僕の紹介です。

ゴルフやボクシングならスポーツとして中年からでも始める可能性はありますが、

合唱しかも男声は、ちょっとあり得ませんよね。

僕だって小中高の音楽の授業や式典の校歌斉唱はいつも口パクでした。

 

 

 

そんな僕に、もっとあり得ないおじさんたちが誘われて合唱の練習を始め、

コンサートの本番に臨もうというのですから、奇跡の合唱団といっても過言ではないと思います。

彼らはなぜ、僕に誘われるとやってきてしまうのでしょう。

正直いって、僕にははっきりとはわかりません。

巻き込んでいるほうに、巻き込まれる側の心理は想像しにくいのです。

 

 

 

ただ、どの会もどの練習も、僕自身が参加していて楽しいということは確かです。

「僕はすごく楽しいんだ、よかったら君も始めてみない、きっと楽しいよ」

そんな無邪気な少年気質が、僕のなかから彼らに笑いかけているようなのです。

誘われたほうも少年の部分が発動してしまい、

年下ならば後輩マインドも手伝って、無抵抗になるのかも知れません。

 

 

 

「一年生になったら、ともだち100人できるかな」という歌詞で有名なあの童謡は、

僕が生まれる前に作られていたようです。

(「一年生になったら」まどみちお作詞・山本直純作曲)

つまり、僕が一年生になったときにはもうポピュラーな曲だったわけですね。

僕には希望いっぱいの歌に聞こえていました。

 

 

 

約半世紀後のいま、高倉博くんはあの頃と変わらずに、いやあの頃以上に、

「好きな人と好きなことを好きなようにやりたい」

と思っています。

自分自身が好きで楽しくやっていることを、好きな人といっしょにやれたら、

もっと楽しくなるじゃないですか。

 

 

 

自分が楽しんでいることが大前提にあります。

つまり、自分が楽しんでいるところを見せたり、楽しさを伝えたりするのが第一歩。

それは僕には頼まれなくてもしたくなることです。

最初できなかったことがいまはこんなふうにできるようになったんだよ、とか、

仲間と切磋琢磨するのが面白いんだよ、とか。

 

 

 

そこには嘘も押し付けもありません。

ボクシングトレーニングに後輩を誘ったときもそうでした。

 

 

「ボクシングが経営にいいって知ってる?」

「ええ、ボクシングがですか、そんなの聞いたことありませんよ」

「ボクシングってね、健全な闘争心を鍛えるのに最適なんだよ」

「そりゃ闘いますからねえ」

「いや、闘うの前に『健全な』が重要なの」

「なるほど…」

「そしてそれは経営にもっとも大切なものなんだ」

「たしかにそうかも」

「お前、後輩なんだから入れ」

 

 

 

最後がちょっと強引といえなくもないですが(笑)

彼がこの誘いでボクシングトレーニングを始めて2年。

健全な肉体に健全な闘争心を宿して、経営にもよい結果を出しているようです。

 

 

 

ここでことわっておきたいのが、僕は派閥的なものは苦手だということです。

人のことは無意識にも意識的にも巻き込みますが、

そうやって「高倉組」みたいなものを作りたいわけではありません。 

みんなといるのは楽しいけれど、一人でいたいときは一人でいたいという、

猫みたいな性格をしているのです。

 

 

 

人間関係は一対一が基本。

ご縁もその人と自分との一本線です。

縁の本数を増やしていくことが僕の人脈の作りかたであって、

グループや派閥は僕には人脈とは感じられません。

 

 

 

縁活倶楽部は現在50社100人が参加する団体になっています。

うち約10社は僕が紹介しました。

それでバックマージンがあるわけではありません。

ただ、「思うように売り上げが上がらない」と困っている人に出会ったら、

「この会に入れば一網打尽だよ」と教えずにいられない。

その結果としての参加者数なのです。

 

 

 

おさらいしましょう。

巻き込み力は、自分が楽しむことに始まる。

つぎに、楽しさを人に伝える、楽しんでいる姿を見せる。

よかったらいっしょにやらないか、とさりげなく誘う。

仲間が増えても派閥は作らない。

一対一の関係性を縁として大切にする。

 

 

 

巻き込み力は人脈力。

君がいま楽しんでいることはなんですか。