業務代行に勝機あり | LEDサインメーカーの域を超えろ!快適創造プロデューサー高倉博のブログ

業務代行に勝機あり

業務代行の業界は、このところ毎年20%ずつ売り上げを伸ばしています。

世の中の大きな流れとして業務代行業の成長は著しいのです。

 

 

 

僕たちのコロナ以降の生活の変化を象徴するものの一つが、

ウーバーイーツや出前館といった、デリバリーサービス。

マクドナルドのハンバーガーやポテトを買うのにデリバリーに頼むというのは、

僕らの世代にはまだ違和感があるのですが、若い子たちはとっくに普通に利用しています。

 

 

 

ハンバーガーやピザだけではありません。

コーヒーショップのチェーン店で30分もお茶していたら、デリバリーのおにいさんが必ず現れます。

それも複数。

デリバリーしている間にホットコーヒーは冷めるし、アイスコーヒーの氷は溶けると思うのですが、

それもおじさんの感覚なのでしょうか。

 

 

 

「コストパフォーマンス」が「コスパ」と略され、

「タイムパフォーマンス」の略語「タイパ」が若い子たちの常識に。

駅前のマクドナルドまでいって買って帰ってくる時間と手間を考えたら、

デリバリーを頼むほうがタイパがよく、配達手数料もコスパに適っているということでしょう。

 

 

 

「ウーバーイーツでいいんじゃない?」というテレビCMのコピーは、

そのまま僕たちの実感となりつつあります。

もちろん、出前館でも、他のデリバリーサービスでもいいわけですが。

 

 

 

代行サービスの種類もどんどん増えています。

家事代行、大掃除代行、片づけ代行、運転代行、SNS代行、

役所手続き代行、謝罪代行、墓参り代行、面接代行、そして最近話題になった退職代行。

こんなことまで?と思いますが、たしかに、代行してもらえたら助かる気のするものばかりですね。

 

 

 

アウトソーシングはもう企業だけのものではありません。

若い子たちを中心に世の中に「失敗したくない」という気分が広がり、

自分でやって失敗するより、専門家に頼んで無難に済ませたい人が増えているのです。

個人によるアウトソーシングの需要が高まっていることが、

業務代行業を成長させているといえるでしょう。

 

 

 

業務代行に頼みたいと思うもう一つの理由が時間です。

僕たちにほんとうに時間がなくなっているのか、それほど忙しいのか、と改めて考えると、

そこまでのことはないのかも知れません。

 

 

 

サステナブルサインのレガーロがいくら忙しくなったといっても、

残業はしていませんし、徹夜で工事なんてこともありません。

「働き方改革」は日本全体で粛々と進んでいます。

 

 

 

ただ「失敗できない」と同じで、これも気分の問題でしょう。

僕たち現代人は気分的に忙しくなってきているのです。

「業務代行」は、そんなせわしない僕たちにとって、

プラスアルファのお金を払うための魔法の言葉。

 

 

 

さあ、ここまで考えたら、自分自身の日常を「業務代行」の目で検証してみましょう。

自分がやっていることのなかで代行してもらえることはないか。

逆に他の人のやっていることで自分が代行できることはないか。

 

 

 

会社でやっていることだけではなく、家ではどうでしょうか。

あるいは、通勤途中にもなにかあるかも知れません。

日常的に繰り返すことのほかにも、例に挙げた墓参り代行業のように年に数回のものもありますね。

または、退職代行のように、一生に数回の代行も。

業務代行が流行りを超えて一般化までしてきている現在、

代行できるなにかを見つけることは勝機を生みます。

 

 

 

ウーバーイーツがサンフランシスコで創業されてから、まだ10年しか経っていないそうです。

出前やデリバリーを代行するというような発想は、特別な人だけが思いつけるものなのでしょうか。

 

 

 

いいえ、アイデアの神様は公平に僕たちにインスピレーションを与えてくれています。

ビジネスのアイデアは、いつ、誰に降りてきても不思議のないものです。

つまり、僕たちにも業務代行の斬新なアイデアは思いつけるはず。

目の前には勝機だらけといってもいいでしょう。

 

 

 

こんなことは当たり前、という度数の合わなくなったメガネは外して、心の裸眼で日常を見てください。

たったいまにも、見つかるものがあるかも知れないのですから。