社長の仕事シリーズ⑥  サステナブルサインのレガーロの組織作り 前編     | LEDサインメーカーの域を超えろ!快適創造プロデューサー高倉博のブログ

社長の仕事シリーズ⑥  サステナブルサインのレガーロの組織作り 前編    

サステナブルサインのレガーロ、設立して25年ですが、社員を採用してからは18年になります。

その18年間悩みつづけたのが組織作り。

しかしこのほどようやく答えが出て、結果も出てきました。

組織ってこうやってできていくんだ、完成していくんだな、と我が社のことながら感動しています。

 

 

 

思えば18年、組織作りはこれでいこう、と決めたことがうまくいかずにいらいらしたり、

あれでもこれでも駄目なら、いったいどうしたらいいんだ、と途方に暮れたりしていました。

社員を雇ってつぶしたらいけないし、かといって甘やかしてもいけない。

この子なら、と見込んでも辞めてしまってがっかりしたこともありました。

俺のどこがいけないんだろう、と悩んでまた眠れない夜を過ごしたものです。

 

 

 

経営コンサルタントの先生からは、

会社というのは無尽蔵に課長が作れないといけませんよ、といわれていました。

会社を強くするには、人が育って、実務ができる人が増えることが必要。

課長はその要です。

 

 

 

ビジネスモデルは社長の僕一人でも作れます。

僕がお客様からお困りごとを聞き、

お客様のために解決法を考えることが

サステナブルサインのレガーロのビジネスモデルを生むのですから。

 

 

 

しかし、組織づくりは僕以外の人間がいなければできません。

僕が社長なのは決まっているけれど、そこから組織を作っていくには社員一人一人の力が必要です。

組織作りが会社のアキレス腱となってしまう所以です。

 

 

 

そんななかで、それも僕たちのような中小企業が「課長を無尽蔵に作る」とは。

経営コンサルタントはこともなげにいってくださいますが、僕にとっては大きな課題でした。

しかしこの4月、サステナブルサインのレガーロでは

部長を1名、課長を1名、任命することができました。

主任も3名任命しました。

ゆえに、我が社にいまの時点で最高の組織ができた、と自画自賛したわけです。

 

 

 

僕がサステナブルサインのレガーロの組織作りにあたってベンチマークとしたのは、二つの漫画でした。

それは『ワンピース』と『スラムダンク』です。

 

 

 

『ワンピース』は1997年から現在まで『週刊少年ジャンプ』に連載が続く大人気漫画。

『スラムダンク』は同じく『週刊少年ジャンプ』に1990年から1996年まで連載され、

終了後も人気を集め、昨年は映画化されてまた話題になりました。

こどもから大人まで日本人なら知らない人はいないだろうというこの二作品を

僕がどのようにベンチマークにしたのかを書きたいと思います。

 

 

 

『ワンピース』を読むと「いまの時代、組織とはこういうものなんだよ」と教えられます。

登場人物おのおのの夢は違うのですが、

お互い、こいつらといっしょにいたら自分の夢が叶うと信じているのです。

ルフィーはいちおうリーダー的な人物で、彼の考えかたはみんなに共有されていますが、

船長ではなく、全員が横並びです。

ゾロは戦闘員、ナミは航海士、サンジはコック。

役割分担が徹底されていて、それぞれ才能を発揮しています。

 

 

 

そして勧善懲悪においては、みんな一致団結して闘います。

ルフィーがどんな強敵からもけっして逃げず、

仲間のために全身全霊で戦う姿が絶対の信頼を勝ち得ているのです。

野球チームに近いかも知れません。

それも現代の野球チーム。

命令はない、スパルタもない、全員が対等な関係です。

 

 

 

『ワンピース』を見て、これを会社でやっていけばいいんだと思いました。

エニアグラムで性格のタイプを知って、それぞれに適した役割を与えて徹底させる。

「看板で悲しむ人や苦しむ人を0にする」という大義名分において、一致団結して頑張る。

困難にぶつかっても、けっして逃げない。

そんなお互いを見てまた奮起する。

 

 

 

いい会社ですよねえ、『ワンピース』みたいな会社って。

ルフィもリーター的ポジションながらプレイヤーで実務を持っているから、

僕もまだやっていていいのかな、と思ったりもして。

まだまだ『ワンピース』に教えてもらえることがたくさんある気がします。

 

 

 

来週はもう一つのベンチマーク『スラムダンク』について書きますね。

映画に泣かされた漫画のファンの話をよく聞きますが、

連載時を知らない若い世代もたくさん観にきているそうです。

そのへんの魅力の話も含めて、来週をお楽しみに。