業務フローの改善
快適創造企業レガーロは業界トップクラスで不良率が低い会社です。
お客様からも業界内でも「問題を起こさない会社」という評価をいただいてきました。
ここからの課題は、不良率を落とさずに業務フローを改善することです。
業務フローを次のバージョンに上げることに着手しました。
「快適創造企業レガーロの仕事は看板の知識経験がないとできない」というこれまでの自分たちの常識を打ち破り、在宅勤務のスタッフにも任せられる業務フローを完成させることが目標です。
そのために、僕自身が5,6年ぶりに実務にどっぷり入ることにしました。
「あれはどうなってる、これはどうなってる」と社員へ間接的な質問をするのではなく、直接この目で業務の状況を細部まで確かめています。
まず明確になった大きなポイントは、受発注業務においては「要件を明確にしてからスタートする」ということです。
快適創造企業レガーロではお客様のかゆいところに手が届くように対応することをいちばんに考えてきました。
それは正しいことだったのですが、お客様の意向を大事にするあまり、案件がはっきりしていなくても見切り発車することがありました。
そのやり方でもいずれ案件は固まってきて、成約してきたのです。
快適創造企業レガーロのレシピといいますか、営業職30年の高倉の目分量といいますか、つまり、お客様との阿吽の呼吸ですね。
しかし、これは僕と僕から学んだ社員だからできること。
きのうきょうから始めた人には同じことはできません。
なんとなくできあがったレシピの目分量をきちんと計量し、大さじ何杯、小さじで何杯と標準化する必要があります。
ステイホーム期間中、老舗のハンバーグ店がレシピと焼き方を動画で公開したり、一流ホテルがフレンチトーストの作り方を見せたりしました。
まさにあれですね。
名店のおいしさの秘密もレシピに落とし込むことができる。
動画で説明すれば、より家庭で再現しやすくなる。
快適創造企業レガーロのおいしい「焼き方」も、数値と言葉で説明可能なのです。
コロナウィルス感染予防のこの期間をチャンスに使って、じっくり取り組みます。
いままでのやり方がバツということではなくて、新しいやり方を創るためのスクラップ&ビルドですね。
時代の流れと社会の変化も、僕たち全員にそれを求めていると思います。
名前を上げるならば、嵯峨根や佐藤を否定しているわけではありません。
在宅勤務の人もできるよう快適創造企業レガーロの業務フロー・マニュアルを作ろうということです。
彼らにも、先輩の誇りを持ちながら、後輩のためにこれからも尽力して欲しいと思っています。
たとえば10%のコストダウンならいまのままでも細部の調整で可能かと思います。
しかし、コストを半分にしようとしたら、根本から見直さなければなりません。
結果としては30%のカットに留まったとしても、見直したことの意味は大きいのです。
7月に入り、経済の動きも活発化してきました。
新しい世界にふさわしい快適創造企業レガーロの形をお見せできるよう、コツコツ努力を重ねます。