いまこそ新人たちへ② 自由と責任 | LEDサインメーカーの域を超えろ!快適創造プロデューサー高倉博のブログ

いまこそ新人たちへ② 自由と責任

ゴールデンウィークが明けても明けないものがありましたね。

5月末までとにかく元気に、自分と大切な人たちの健康を守りつつ頑張りましょう。

僕はロードワークを続けていますよ。

飛ばせる日もお散歩の日も、どちらもいい日いいトレーニングになっています。

 

 

 

さて、新人君たちへのメッセージの2回めです。

新人が「ゆとり世代」といわれたのも、もうだいぶ前のような感じがしてきました。

いまやコンプライアンスを重視しなければ企業として成り立たない時代。

経営者や上司の側はパワーハラスメントやモラルハラスメントをおかさないよう、十分に注意しなくてはなりません。

 

 

 

営業ならばたとえば電話アポイントの指導。

「飛び込みで同じ会社に10回電話しろ」なんて指示はできなくなってきました。

ではなんというか。

「初めての会社に電話を掛けて営業する方法もあるよ、どうだい」と提案するならばオッケー。

 

 

 

新人君が答える。

「あんまり興味ないですね」

「そうかあ。興味ないかあ」

と引き下がる僕…

少々誇張しましたが、ハラスメントを回避するにはこんな感じになるのも致し方ないのです。

 

 

 

見た目は和やかで感じがいいのですが、双方にとって不都合なこともあります。

僕たちからは、教えたいことがあっても相手が受け入れてくれなければ何も教えられない。

この子はこうしたらもっと伸びる、と、喉から手が出そうになるほどなのに、触ることもできない。

熱血指導も今は昔、です。

 

 

 

新人君たちにしてみると、プッシュされないから何をしたら自分が成長できるかがわかりにくい。

提案されたことをちょっと尻込みして一度断ったら、二度めはもうないわけですから。

いまの自分ができることや「やってみます」といえること以上は、できるようになるチャンスがない。

 

 

 

これは痛いですよね。

しかし、もう時代はこっちにきてしまっているのです。

この時代に、経営者や上司の側と新人君たちに何ができるのか。

基本中の基本の見直しですね。

まずは信頼関係の構築です。

 

 

 

縁あって入社した。入社させた。

その時点から信頼関係を築きはじめるのです。

今年の状況下では、信頼関係はより大切さを増していますね。

片方だけの努力では構築も維持もできないものでもあります。

双方が心を開いて、いまだからこその深い信頼関係を構築したいものです。

 

 

 

新人君たちには経営者や上司、先輩方は基本見守り姿勢であることを理解して欲しいと思います。

自分が教わる気になりさえすれば、喜んで教えてくれる人ばかり。

わからないことは自分からどんどん聞いてください。

教えるほうは、聞いてくれないと、どこがどうわからないかがわからないわけですから。

質問力が自分を育てることを忘れずに。

 

 

 

自由には責任が伴う、という話は聞いたことがあると思います。

時代の流れによって、強制されない自由を得た君たちには、自己管理という責任が生まれました。

新人君たちだけではありません。

自分に対しても、会社や社会に対しても、自己管理を徹底するということが現代の社会人に課せられた責任なのです。

 

 

 

自己管理とはつまり、自分のことは自分でするということ。

自分の成長の糧を求めるのも自分の力で、と約束してください。

 

 

 

わからないことがあったらなんでも聞いて、オファーされたことがあったら失敗を恐れずに挑戦してみる。

いまの君たちはここから始めるのがいいでしょう。

上司は「やってみるか」とはいいこそすれ「失敗するな」とはいっていないはずです。

 

 

 

「失敗とは何もしないこと!」という快適創造企業レガーロのフィロソフィで、今週の「講義」を終わります。

また来週。