佐倉市 中志津のピアノ教室
講師の皆川慶子です
今日の大人の生徒さんのレッスンでのひとこま。
練習曲の一部分(アルペジオ)だけ取り出して、弾きにくさの原因を探っていました。
1の指で支えるときの角度をチェック!!
1の指は他の指にかなり影響を与えてしまうから要注意なのです。
*1の指の根元を硬らせると移動がスムーズにできないばかりではなく、他の指の根元まで硬くなり指が速く動きません。。
*スケールやアルペジオの指くぐりで1の指をべったり面で使ってしまうと‥こちらも1の指で手首が下がって粒立ちが悪くなります。
生徒さんは後者のタイプでした。
1の指を点で支えるようにつかってみたら多少改善✨
そしてもうひとつ。
1の指での指くぐりの後にくる黒鍵での4の指の弱さ。
そんなレッスンの最後に、思い出したのがピシュナの教則本です。
私自身はピシュナをつかってレッスンを受けたことがありません。
テキストを取り寄せたのは、わりと最近です。
何冊か出ているようですが持っているのは、60の練習曲とリトルピシュナの2冊です。
60の練習曲を書庫(笑)から引っ張りだして生徒さんに見ていただいたら
「あれ?つかった形跡がないみたいですぅ」って。
はい。
ピシュナ、好きではありません。。。
60の練習曲に於いては、初見で弾いた程度です。
楽譜を見ただけで「うげげ。」となります。
ひとつの音をずっと押さえながら、別指でトレモロとか。
各指の独立ができているかどうかが一発でわかります。
もう1冊のリトルピシュナは、初見の練習にも良いかと思います。
一定のテンポで間違わず初見。
初見で弾くのもノーミスは難しく、弾いている小節の次を目が先に読んでいないと途端につっかえます。
先を塊読みしておいて、指がその塊全部をパッと覆っていないと弾けません。
この辺、ハノンも同じです。
(塊で用意することはあらゆる曲に共通していますね)
リトルピシュナで初見遊びをしていてわかったことは‥
年齢による眼筋の衰え
眼筋も常に鍛えておかないと、パフォーマンスが悪くなりますね。
キープできるよう訓練しなくてはと思いました。
こちらの生徒さん、リトルピシュナをお取り寄せ予定です。
苦手なことへの突破口になるといいです。