12/9(土)
@葛西
東葛西コミュニティ会館 にて
カリガリ博士
2年ほど前に
背景音楽も弁士もなしの
サイレント鑑賞 をしているので
詳細はそちらに
丸投げしてしまうこととして
今回は、背景音楽も
弁士の語りもあり で
味わい深く、堪能いたしました
特に今回の担当弁士である
山城秀之 氏
演技力のある方で
まさにその映画の中の人物が
話しているかのような語り口
といって、演劇のような
(あ、これ、決して、演劇を
ディスっているわけではなく;)
過剰に大仰な感じではなく
映画に添えられる声として
なんともちょうどよき塩梅で
加えて、前回の鑑賞時も
思ったけれど
この歪みまくった舞台美術
オチに関係があるゆえ
なんだけれども
やっぱりとってもいいんですよね〜
そして、それを観ていたらば
ふっと、彷彿されたのが
今年観た『ヒンターラント』
この『ヒンターラント』
まさにこの『カリガリ博士』の
デジタル版を描く試み
でもあったらしいので
この、ふっと、は
試み、大成功!
ということなのでは と
新旧の映画がまさに目の前で
二重写しになるような感覚に
ひとり座席で
興奮してしまったりして
さらに、個人的に、この作品
好みのツボを、グリグリなんだな
というのを再確認
眠り男チェザーレのこの
黒タイツのような
足のフォルムがしっかりと
認識できるシルエットに
隈取りのような化粧
幻想、耽美、怪奇、異形、等々が
大好物な身としては
たまらぬ …
そして
このひたすらに、どこまでも
てんでバラバラに歪んでいる
世界(=舞台美術)
最高ですね
もうまさに入りこみ
あっちらこっちらふらふらと
堪能したくなってしまう