引き続いて、の
@京橋
ギャラリー椿 にて
『幻想の建築』
この形もまた
なんとも惹かれてしまう
内林武史
『夢の中の夢 -dream within a dream-』
木材、真鍮、銅、ガラス、鉱物、電気部品 他
ガラスドームの上部の表面が
フラットでないので
上から見下ろす形で眺めると
景色がゆらゆらと細かく歪み
またちょっと幻めいた雰囲気に
スチームパンク好きとしては
歯車にも弱かったりして
そしてこの
見えている歯車の下にも
階層があり
のぞきこむ楽しみが
工員さんが
てってって、と、不意に
姿を現したりしないかな
なんて
鈴木亘彦
『モノライド 06』
ガラス、ハンダ、銅、電子部品 他
手前のテルミンを作動させると
ガラスのステージの上の
結晶たちが
微細な動きを見せてくれます
テルミンのアンテナ?部分に触れて
その音の波長を変えると
動き方も連動して変わり
小刻みにダンスしているのか
はたまた小動物的動きなのか
じっと飽かずに
眺めてしまいそうでした
台座にはいくつも
模様の違うガラスが
用いられていて
記憶の断片が
はめこまれているかのよう
川﨑広平
無題
アクリル、アルミ、LED
謎の生きものめいていて
そしてクリアな色が
なんともキレイ
川﨑広平
無題
アクリル、アルミ、LED
こちらもまた
クリアでキレイな色をした
謎の物体
穴の中心で気泡が静止していて
時が止まった瞬間のよう
もしくはこの穴
ワームホール的ななにかなのかな?
と、ちょっとワクワク
してしまったりして
髙橋舞子
『Named valley』
油彩、キャンバス
雪降るなか佇んでいる
積み木でできたおうち
しんとした
記憶の奥底のありようの
可視化だろうか
廃墟のようなその静けさに
心惹かれてしまった
おしまい