8月中旬の同居人とのおでかけ記録
＠渋谷
今日一日は私につきあっておくれ
と同居人を連れ出し
まずは、どうしても行きたかった
Bunkamura（渋谷ヒカリエ 9F）にて
開催していた
『ソール・ライターの原点 ニューヨークの色』へ
このパネル ↑ を
パチリしていたらば
「自分の影が入ってるよ」と
同居人から指摘が
「それがいいんだよ
むしろいい感じに
入れているのであるよ（まさに
ソール・ライターのように） 」
と返答 
館内はオール撮影OK！だったので
キュッときた作品を
パチリパチリしてきました
なんでもない光景のようでいて
この車の窓に切り取られている
誰かの脚にまとわりついている
子犬の可愛らしさ
路上に並ぶドット模様に
影絵遊びのような
切り取りの妙
瞬間のトリック
ピントのあった女性の身体に
ボケた男性の頭
以前、足を運んだ 展示 でだったか
もしくは、その時期に放映していた
美術系の番組でだったか、で
語られていた、三分の一の法則
画面を、縦でも横でも
三分の一に区切って配すると
ソール・ライター風な
お洒落な写真になる
という法則
まさに、な写真だったので
それを伝えてみたものの
「ふーん」という反応な同居人
そうなのである
同居人はまったく
こういった展示に
興味がないのである 
手前のボケたなにがしかの柵
それと重なっている人物
それだけで謎めいた人物に
見えてきたりして
探偵もの？ な物語を
ふわふわと連想
カーテンの隙間から覗く
一羽の鳩
ソール・ライターの
特徴のひとつとして
こういった「のぞいている」
という構図があり
それはまさに
いっしょにその光景を
目撃しているかのようで
そして、そこから
なにかしらの物語が
はじまりそうで
ワクワクしてしまう
ファッション雑誌の
カメラマンとして活躍していた
時期もあり
そこでも、前述のような
覗き見的構図が
そうそう、鏡も
よく用いられている
アイテムで
同じ人物のようでいて
そうではないような…
鏡効果の謎めく気配
シルエットの重ねあわせ
この「遊び」が、また
なんともたまらず
もはやアート作品のようで
うっとり
こちらは光の「遊び」
（そして三分の一の法則も）
並べるのはおこがましくも
私もかつてこんな光の「遊び」
写真をパチリしたことがあり
いまだ、どこで
撮れてしまった写真なのか
判然としないのだけれども 笑
そんな風に
なんてことはない日常
そこに紛れている「素敵」を
発見、そして、切り取ることに
長けていたと思われる
ソール・ライター
やっぱり大好きなのです 
雑誌の表紙もまた鏡効果で
素敵な雰囲気
と思っていたらば
もうすっかりと飽きてしまい
「早く帰ろうよ、ママ〜」状態 笑 の
同居人が
「ねぇ、この表紙と本体（背表紙）
年月号の表記が違うよ？ なんで？」
となり
私も「はて？」と確認してみたらば
確かにそうだったのだけれども
この表紙の雑誌が
丸々は残っておらず
かといって、体裁的に
表紙だけ展示するわけにもいかず
やむなく、この表紙と
同じ雑誌の別の号を組み合わせて
展示していたのかな、と思うのですが
そんなところに気がつく同居人
おーい
そして
展示されていた他の雑誌も
そうなのかな？ と
確認しに行く同居人
おーい
興味の対象はそこかい
そうそう、そういえば
この、雑誌のページに
使われていた写真が
壁面に展示されていた
ゾーンで
同居人が
「これ、雑誌のページ
そのものじゃないよね？
網点がないよ。写真みたいに
プリントしたものかな？」
と言っていて
確かに網点はなくて
その通りなのだろうなぁ
とは思うのだけれども
注：同居人は、現 印刷会社勤務
私は、元 印刷会社勤務
おーい
興味の対象はそこかい（再び）
まぁ、そういった同居人の
行動観測もまたおもしろい 
ので、いいのだけれども
続く
会期は既に終了しています
