フォローしている方のブログで
何度か見かけて気になっていた
カツベン(活動弁士)
先日、新宿のシネマカリテに
『EO イーオー』を観に行ったときに
入口にバーンと掲出されていた告知で
「第3回カツベン映画祭」なるものが
開催されることを知り、お!これは!
と飛びついてしまいました
ラインナップを確認し
気になった3作品のチケットを
オンライン購入
というわけで
カツベン映画 3本立て〜 な
贅沢な事態に
あ、ちなみにチケットは
1プログラム 2,000円
私は普段は
サービスデーを駆使しているので
1,200円前後だけれども
いまの映画館の通常料金は 1,900円
(あ、こないだ値上がって
2,000円になったのだったか)
それと変わらないお値段で
活弁に、楽師の演奏
(生の語りに、生の音楽)というのは
かなりお得なのでは〜 と
当日は、午後半休を取って
大雨の中、会場である
新宿武蔵野館へ
スクリーン入場時には、前にいた方が
チケットの束を握りしめていたり
あら、7プログラム全制覇かしらん
1作品目を観終えたあと退出しようとしたら
お隣の席の方が傘を忘れていたので
声をかけたのだけれど
「居続けだから、いいかな、と思って」
と言っていたりして
なるほど、同じ席で
何プログラムが押さえているのね
(いや、でも、各回ごとに清掃や
忘れもの回収が入ってしまうと思うので
残したままだと回収されちゃうのでは〜、と
あとから思ったけれども;)
作品と作品の合間に
ロビーの椅子に座って待っていたら
お隣の席に座っていた方が
いま観てきたばかりの作品のことを
一生懸命ノートにメモしていたり、と
なんとも盛況で
活気のある空気感
でした
開映前のスクリーン内では
はっぴを着た方が
「おせんにキャラメルはいかがですか〜」と
売り歩いていたりもして
雰囲気もバッチリ
そして、本丸である
活弁&生演奏の音楽
今回初めて体験したのですが
いや〜、楽しかったです
3作品を味わったので
それぞれの弁士によって
全然アプローチのしかたや
雰囲気のつくり方、演出の仕方等
やり方が違うのがよくわかり
よくも悪くも弁士の個性が出るので
落語や講談、歌舞伎等々と同様に
「お気に入りの弁士」の興行に
足を運ぶ、という図式が見えるよう
また、活弁の台本は
共通のものがあるのではなく
それぞれ弁士の方が自分で書くらしく
そうすると
そのそれぞれの弁士による
作品の解釈によって
どんな説明を入れるのか
どんな台詞にするのか、等も
変わってくると思うので
弁士のセンスが如実に出る、というのと
同じ作品でも、弁士の違いによって
結構見え方や味わいが
変わってきたりするのかな、とも
以前、別の劇場で
音楽もなしの無音の
サイレント映画を観たことがあるのですが
(この音楽もなしの無音、結構ツライのです…)
そのときの作品も
(作品としては好みなものだったので)
活弁で改めて観てみたいな〜 と
思ったりしました
というわけで
今回が第3回ということは
来年の同じ時期に
第4回があるのかな
ぜひともまた参加したい! です
3作品それぞれの感想は
明日以降に〜