映画「バックドラフト」の中で

 

気になったセリフ

 

セリフというよりも

字幕が気になってしまい

 

 

それがこのシーン

 

序盤で

消化活動中、床が抜け

落っこちそうになった仲間の

手をつかんだ同僚が口にする

 

 

「道づれには ならんぞ」

 

状況的に、ちょっと私には

この字幕が腑に落ちなくて

 

 

おうち録画映画のいいところは

何度でも観られるところ

 

というわけで

もう一度再生して

確認してみたところ

 

原語では「you go we go」

と言っているようなのですよね

 

 

 

そしてこの「you go we go」

聞き覚えがあって

さらに確認してみたところ

 

終盤のこのシーンでも

出てきているのです

 

 

仲間の手をつかんでいるのが

スティーブン(カート・ラッセル)

 

仲間の方は

「もういいから離せ」と言い

実際、手を離してみせもするのだけれど

 

スティーブン(カート・ラッセル)は

手を離さず「you go we go」と返す

 

字幕は

「バカ言え」「仲間だろ?」と

 

 

 

「you go we go」

そのままに直訳すると

 

おまえが行くなら俺たちも行く

 

となり、そこから意訳すると

 

見捨てるわけないだろ、とか

行く(死ぬ)ときはいっしょだ、とか

 

そういう仲間意識、連帯感に基づく

言い回しなんだろうなぁ、と

 

 

 

そして、さらに気がつけば

 

同僚(新米)の重症に

責任を感じ、傷つき

それによって仲間との間も

うまくいかず

 

眠れず、話し相手を求めて

元奥さんのもとへ

 

そこで、元奥さん相手に

消防士の仕事について

話しているときにも

 

結婚式の「死が二人を引き離すまで」

を引き合いに出しつつ

「消防士の間も同じさ」という字幕のところで

「you go we go」と言っているのですよね

 

「皆にその気持ちがなきゃやってけない」と

 

 

 

というわけで

 

命懸けの仕事である

消防士として、チームとして

 

重要な感覚、連帯感を表している

言い回しなんだろうなぁ、と

思ったのでした

 

 

 

you go we go