11/17(水)

 

 

@新宿

TOHOシネマズ にて

 

 

 

 

DUNE / デューン 砂の惑星

 

 

 

2021年|アメリカ|155分

 

監督:ドゥニ・ビルヌーブ

原作:フランク・ハーバート

出演:ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ジェイソン・モモア、ステラン・スカルスガルド、デイヴ・バウティスタ、ゼンデイヤ、ハビエル・バルデム、シャーロット・ランプリング、チャン・チェン、シャロン・ダンカン=ブルースター 他

 

 

 

SF小説の古典の映画化

 

舞台は、人類が地球以外の惑星に移住し

宇宙帝国を築いている、10191年

 

抗老化作用や、超高速の移動を実現する等

高い価値を持つ物質である香料(スパイス)の

唯一の産地である砂の惑星デューン

 

その統治を宇宙皇帝から命じられ

移住してきたアトレイデス家

 

しかしそれは

アトレイデス家を滅亡させようとする

宇宙皇帝とハルコンネン家の陰謀であり

 

アトレイデス家の長である公爵が殺害されてしまう

 

逃げ延びた妻のジェシカとその息子のポールは

デューンの原住民であるフレメンとともに

行動することとなり…

 

と、ここまでが今回のパート1のあらすじ

 

というわけで、2部作の1作目

 

 

あまり細かな説明がないので

いくつかのことは、観賞後に

公式ホームページの用語解説を読んで

 

あ、なるほど、そういうことだったのか

となったりしましたが

 

とにもかくにも

きらびやかでハイテクな未来像とは真逆の

旧式感、荒涼感のある未来設定や

 

広大な砂の海

 

そこで暮らす、砂に含まれるスパイスの影響で

青みがかった目をしている砂の民

(原住民:フレメン)

 

砂漠の主である

音を頼りに砂の中を移動し

すべてを飲みこむ巨大な砂虫(サンドワーム)

(でも原住民はこの生物を崇拝し

そして乗りこなしていたりする?)

 

巨大な金属の塊である船や建物に対して

とてもちっぽけな人間

 

甲虫のようなスパイス採掘機

 

トンボのような形の航空機

(映画の中での呼称は、羽ばたき機)

 

ぶくぶくとした白い身体で浮遊する邪悪な人物

 

断片的に視える未来

 

鍛錬し習得する特殊能力である

人を操ることのできる声

 

密かに交わされる手話

 

待ち人(救世主)

 

等々の世界感、造形、ヴィジュアルが

とてもとても好みだったので

堪能しました

 

 

それからこれは

大きなスクリーンに、特化した音響で

映画の中に入りこんだような心地になる

IMAXで観たせいもあるかもですが

 

爆撃や戦闘シーンなんかもあるものの

なぜだかずっとどこか静けさを感じていて

 

何度も、ひとり静かに集中して

小説を読んでいるときのような

そんな感覚を覚え

 

これは思い返すと

絶妙に抑制がきいていた

ということかな、とも思うのですが

 

そこのところもまた好みで

 

原作小説が気になるとともに

次作(パート2)がとても楽しみです