昨日に引き続き、体軸理論から考える「評価」について書いていきたいと思います。今回の内容は、昨日のブログの内容を前提にお話しいたします。今回はその評価について、具体例を通してお話ししていきたいと思います。今回は「腰痛」について書いていきます。
体軸理論を使って具体的に評価する方法を記載していきます。
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①腰痛という現象を「筋」「骨格」「内臓」「経絡」「身体意識」という大枠で、まずはどの階層での問題かを評価します。(この時に使う方法が、TLテクニックです)
②今回の場合例えば、「筋」という階層がもっとも今回の腰痛(この時の、「腰痛」という条件設定も重要です。例えば、腰痛が出てしまった瞬間の情報か?腰痛が出る前に至った経緯の情報か?などなど)を改善するために必要な階層だったとします。
③この時の「筋」という階層にもいくつかの階層が存在し、それも評価します。ここでは、「下肢の筋」「上肢の筋」「体幹の筋」「頭、頸部の筋」などという階層で評価します。今回は、「体幹筋」という階層が最も治療すべき問題とします。
④そこからさらに「何筋?」という評価になります。そして、今回は「大腰筋」という問題がヒットしたとします。その筋の状態にも階層があります。「硬い」「柔らかい」・・・。などなど「筋」という階層に含まれる情報を一つ一つ評価します。今回は、「硬い」という階層とします。
④ここまでは、今までの評価において行ってきた評価と類似します。しかし、ここからさらに、「腰痛を起こす大腰筋の硬さ」という条件において、①の階層の中から、このような現象を起こしてしまった原因をさらに追究します。今回は、「内臓」という階層でヒットしたとしましょう。
⑤評価すると「肺」に関連しているのが分かりました。ここで仮説が生まれます。「肺機能障害→大腰筋の硬さ」なのか「大腰筋が硬さ→肺機能障害」という事が生まれます。ここでも勿論優先順位を評価します。例えエラーで腰痛がとれなかったとしても、違う仮説を利用すればいいです。そして今回は、当初の予定通り、肺の機能障害を治療することで、大腰筋の硬さがとれ、腰痛が改善しました。
と、今回理解して頂きたいことは、評価に重要なのはその具体性を見いだすことも勿論ですが、その具体性を理解するためにも抽象的な分類を再評価したり、さらにそこから具体的に評価したりとトップダウンでありボトムアップを同時に行うことが必要になります。また、この時に必要な理論が「体軸理論」であるということになります。
今回は、評価の具体例の”入り口”をお伝えしました。確実に理解して頂きたいのは、①現象には階層があり、その階層の中にも階層が存在すると言うこと。②その階層を自由自在に上下動することが必要であると言うことです。
次回は、もう少し具体的な症例で「評価」について書いていきたいと思います。