リハビリテーションに関わる人の体軸理論 -14ページ目

リハビリテーションに関わる人の体軸理論

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こんばんは。



昨日に引き続き、体軸理論から考える「評価」について書いていきたいと思います。今回の内容は、昨日のブログの内容を前提にお話しいたします。今回はその評価について、具体例を通してお話ししていきたいと思います。今回は「腰痛」について書いていきます。



体軸理論を使って具体的に評価する方法を記載していきます。

①腰痛という現象を「筋」「骨格」「内臓」「経絡」「身体意識」という大枠で、まずはどの階層での問題かを評価します。(この時に使う方法が、TLテクニックです)

②今回の場合例えば、「筋」という階層がもっとも今回の腰痛(この時の、「腰痛」という条件設定も重要です。例えば、腰痛が出てしまった瞬間の情報か?腰痛が出る前に至った経緯の情報か?などなど)を改善するために必要な階層だったとします。

③この時の「筋」という階層にもいくつかの階層が存在し、それも評価します。ここでは、「下肢の筋」「上肢の筋」「体幹の筋」「頭、頸部の筋」などという階層で評価します。今回は、「体幹筋」という階層が最も治療すべき問題とします。

④そこからさらに「何筋?」という評価になります。そして、今回は「大腰筋」という問題がヒットしたとします。その筋の状態にも階層があります。「硬い」「柔らかい」・・・。などなど「筋」という階層に含まれる情報を一つ一つ評価します。今回は、「硬い」という階層とします。

④ここまでは、今までの評価において行ってきた評価と類似します。しかし、ここからさらに、「腰痛を起こす大腰筋の硬さ」という条件において、①の階層の中から、このような現象を起こしてしまった原因をさらに追究します。今回は、「内臓」という階層でヒットしたとしましょう。

⑤評価すると「肺」に関連しているのが分かりました。ここで仮説が生まれます。「肺機能障害→大腰筋の硬さ」なのか「大腰筋が硬さ→肺機能障害」という事が生まれます。ここでも勿論優先順位を評価します。例えエラーで腰痛がとれなかったとしても、違う仮説を利用すればいいです。そして今回は、当初の予定通り、肺の機能障害を治療することで、大腰筋の硬さがとれ、腰痛が改善しました。


と、今回理解して頂きたいことは、評価に重要なのはその具体性を見いだすことも勿論ですが、その具体性を理解するためにも抽象的な分類を再評価したり、さらにそこから具体的に評価したりとトップダウンでありボトムアップを同時に行うことが必要になります。また、この時に必要な理論が「体軸理論」であるということになります。



今回は、評価の具体例の”入り口”をお伝えしました。確実に理解して頂きたいのは、①現象には階層があり、その階層の中にも階層が存在すると言うこと。②その階層を自由自在に上下動することが必要であると言うことです。


次回は、もう少し具体的な症例で「評価」について書いていきたいと思います。



最後までお読み頂ありがとうございます。


こんばんは。


今回は、セラピストであれば誰でも行う「評価」について書いていきたいと思います。今回の評価理論を理解するためには、10月11日からのブログを確実に理解する必要がありますので、まだご覧になっていない方は、一度目を通して頂いてから今回のブログをご覧下さい。



そもそも「評価」とはどういったものでしょうか?簡単に説明しますと、その現象(疾患や痛みなど)を把握する方法です。その為には何が必要かというと、どの範囲でその現象を理解するか、捉えるかと言うことです。



例えば膝の痛みという現象を例にとって考えていきましょう。もし、この現象を膝専門の整形外科の先生が捉えようとすると、膝関節の構造(骨、靱帯、軟骨、受容器、関節包、筋肉など)という枠組みでその現象を捉えようとします。*ここでお話しする内容は、その枠組みがいいとか、悪いとかという話ではないと言う事を前提にご覧下さい。



それでは理学療法士ではどうでしょうか?ある人は、歩行動作の分析など動作における状態を把握して膝にストレスが起こる動作をピックアップしその現象を捉える人。そもそもの膝関節のバイオメカニクスから得られる正常と異常の誤差からその現象を捉える人。筋肉の硬さから起こりうる関節の機能障害からその現象を捉えようとする人。などなど。



もう一度言いますが、どれも間違いではありません。鍼灸師であれば経絡、カイロプラクターであれば神経根の障害などなどその”枠組み”は多岐にわたります。何かの現象を捉えようとする場合、必ずこの”枠組み””条件””ルール”が必ず必要です。なぜならその現象に枠組みを設けないと、膨大な情報の中から一つ一つ検証を繰り返していかなければいけない、いわば宇宙に存在する惑星を一つ一つ調べていくほど途方もない作業が必要になります。その作業をより少ない情報のなかでその現象を捉えようとするために”枠組み”を設けます。



「評価」とは、まずその枠組みの決定から始まることが上記の事から理解出来ると思います。(この枠組みは、現在ほぼ無意識的に行われ自分のおかれている環境、指導者、教育によってそれが決定されています。)



ということは、その評価をするための枠組みすらも「評価」する必要があります。上記の例で言えば、その膝の痛みは「筋肉」「骨、関節」「内臓、血管」「脳、神経」「経絡」「身体意識」どの階層で考えることが最も適しているのかを評価すると言う事が必要です。このように考えると、おそらく壁にぶち当たるのが、その評価をするまでに培った教育の違い、つまり何をもってその現象を捉えようとしてきたのか?と言うことからセラピストによってその重要度、階層ごとの情報量によってその優先順位は変わってしまいます。



ただ、体軸理論を理解することで、それでもその現象を捉えきることは可能で、十分治療可能であることが理解出来ます。



今回は、かなり難しい内容をお話ししていますのでここまでにして、次回やそれ以降もこの「現象を捉えるとは?」ということを具体的に書いてみたいと思います。



最後までお読み頂ありがとうございます。



こんばんは。


まず我々が提唱している体軸理論とは一体何なのか?ということをテーマに今回は書いていきたいと思います。

体軸理論とは、動作に必要な筋出力を必要なタイミングで機能させることのできる学術体系です。 現在、従来のリハビリテーション現場をはじめ健康分野やスポーツ、格闘技分野のパフォーマンス向上などで注目され、導入されつつあります。




ここでは、”体幹”と言うことにフォーカスしてお伝えしていますが、実は体軸理論とはこれだけではありません。勿論身体構造上、「軸」があると言う事は、非常に重要ですが、思考や精神、学術にも「軸」が必要です。また、人が成長、上達する過程でも「軸」と言うことが非常に重要です。上達における体軸理論の説明は、前回、前々回のブログをご覧下さい。(前々回前回の内容はこちらから)



皆さんは、こんな経験ありませんか?コーヒーは認知症にいいと言われたり、ストレスに効果的だと言われているさなか、カフェインは身体に良くないという話しに対して、一体どっちを信じればいいのか?また、筋肉は強く素早く収縮すればいいのか、ゆるんでいる状態がいいのか?




一見、相反する情報のためどちらを信じればいいのか?矛盾のなかで悩み、考えます。これを解決する際に知っておいてほしい事があります。それは弁証法と言う言葉です。簡単に説明しますと「正論(テーゼ)に対して反対論(アンチテーゼ)があります。(ここではどちらが正解と言う事ではありません)そしてそれらの論理をかいつまみ、選りすぐれた理論(ジンテーゼ)が生まれます。」これが文明の発展には不可欠です。




このように、文明の発展には必ず矛盾が生じ、その都度話し合われ、新しい理論が成り立ちます。そのため上記のような論争は、必要ですしどんどんそのような議論が起こるべきです。




このように、議論がなされ新理論が成り立った競るために必要なのが体軸理論です。上記の例えで言うと、筋肉は固めるべきかゆるめるべきか?と言うことに対して胎児姤理論では、以下のようにとらえます。

「必要なときに、必要な部分が固まりつつ必要のない部分はゆるんでいる」と言うことです。そりゃそうだ!とこの例えではなりますが、基本的な悩みはこのような考え方で解決出来ます。これは考えている”枠組みの違い”から生まれます。




前者は「筋肉」という枠組みのみで考えています。後者は「運動」という枠組みで考えています。言葉で書けば単純ですが、これは大きな違いです。後者の方がより抽象的な視点であると言う事が言えます。




体軸理論で行っている”評価”とはこの思考の上に成り立ちます。この評価の思考過程は次回のブログで書いていきたいと思います。今回の内容で知って頂きたいことは、思考においても「体軸理論」は必要である。と言うことです。この理解は、体軸×リハビリテーションアカデミーで行われるセミナーの体軸リハレベル1,2,3を全て受講頂けると完全に理解出来ます。




この評価の構造を理解することが、患者さんへの貢献の第一歩となります。是非、セラピストには知って頂きたい理論です。詳しいセミナー情報は以下をご覧下さい。




最後までお読み頂ありがとうございました。


こんばんは



前回の続きです



前回の内容をまだご覧になっていない方は今回のものと合わせてご覧下さい今回は分習法にフォーカスしてリハビリを紐解いていきたいと思いますそれではまずも一度言葉の説明から

<分習法とは>
 全体をいくつかの部分に分割a.b.c……zその各部分を別々に練習して身につけた後全体をまとめて学ぶ方法

リハビリに例えると・・

 

 

歩くために必要な能力を分析分割して個別に鍛錬し最終的に歩くのが上手くなっているまたこれをリハビリではなくスポーツに例えてみましょサッカーとい競技の練習をする時に初心者はまずボールのけり方パスの受け方から学ぶと思います同時にルールも

 

 

しかしこれらが上手くなったからサッカーが上手くなったかと言われるとそではありませんただ単にボールを速く強く蹴れるそのボールをしっかり自分の身体の前でとめられるだけです

 

 

 

一度リハビリに戻りますと歩くために必要な筋肉を必死に鍛えたり促通した結果その筋の収縮は得られたが歩行では使われていないといった結果に陥りますつまり全習法でも分習法でも何かが抜けているため上達には繋がっていませんその何かは意識です

 

 

 

 今行っている運動が自分の歩行にど生かされどのよに行えばそなるのかを認識出来ていなければいけませんつまり部分的に行ったその運動と運動に関連性がなくてはいけませんさらに相互の関係だけでなく全体性との関係も考慮する必要があります

 

 

 

最後までお読み頂ありがとございます


こんばんは。




今回は「人の上達」について書いていきたいと思います。今回のコラムを理解していただき、今後の指導方法を考えるきっかけとなって頂ければ幸いです。

     

体育学でよく論じられた「全習法と分習法」からリハビリを紐解いてみたいと思います。まずは言葉の説明からしていきたいと思います。



<全習法とは>


習得したい技術全体を最初からひとまとまりにして練習し、繰り返すうちに徐々に上手くなっていくだろうという考え方。



<分習法とは>


全体(A)をいくつかの部分に分割(a.b.c……z)し、その各部分を別々に練習して身につけた後、全体をまとめて学ぶ方法。


例)A=a+b+c+….z


 


これをリハビリに当てはめて考えてみると、<全習法>では、歩行器や杖、平行棒内を歩かせたり、起き上がる練習を繰り返し行う中で上手くなる。<分習法>では、歩くために必要な能力を分析、分割して個別に鍛錬し、最終的に歩くのが上手くなっている。


 


 

今回は、“全習法”にフォーカスして考えてみます。これをリハビリではなくスポーツに例えると、「サッカーの上達のために、いきなり試合をさせて何試合も積み重ねていく中でサッカーが上手くなる。」と言うことになります。


 


このように考えると少し違和感を覚えると思います。これはスポーツに限らず書道や楽器、勉強などなど色々な部分でも言えます。そこにルール(手を使ってはいけないなど)や基本的な動作(シュートとパスの違い)が習得出来ていなければサッカーではなく“球転がし”になってしまいます。


 


 もう一度これを踏まえてリハビリで歩行練習を紐解くと、その歩くという動作の中で、その個人が必要とする歩行をどの場面でどのようにどのくらい必要かを知らなければ“歩行”だけで終わり“実社会での移動手段としての歩行”ではなくなります。


 


そこに必要な観点が“意識”となります。そのメカニズムはまたの機会に説明するとして、その練習がどういった場面で行われ、どのように行うのかを“意識”出来ていないと上達どころか下手になってしまう可能性を秘めています。


 



次回は分習法からリハビリを紐解きではどうすれば良いのか?と言うことを“意識”と“体軸”という観点から解説してみたいと思います。




最後までお読み頂ありがとうございます。