『崖っぷちだよ、人生は! ショッピングの女王3』(文藝春秋社 2001年刊行)は、中村うさぎさんのエッセイ集。
この本に収められているエッセイを書いていたときの彼女は買い物依存症。
月に何百万円かの買い物をする一方で、港区から住民税の不払いで所得を差し押さえられたり、電話やガスを止められたりしています。
しかし、彼女はこう書きます。
「こうして借金と金策を繰り返しているおかげで、私はかろうじて堕落から逃れられてるのかもしれない。・・中村にとっての『堕落』とは、『生きる実感や現実世界のリアリティを喪失するコト』であって、じつは借金がなければ、私はそれらを喪失してしまうのではないか、と、勝手に脅えているのである。」(p.226-227)
また、こうも書いています。
「いいですね。泥沼にハマっちゃったからには、苦しみなさい。悪あがきしなさい。自分と死闘を繰り広げなさい。それが、あなたの人生だ。」(p.224)
中村うさぎさんについての評価はさまざまだろうけれど、僕はこんな人が好きなんだな。