ギャラリーフェイク(第1巻~第7巻) | 幸せな顔をした人のいない競馬場

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初めて読んだ細野不二彦さんの漫画は『さすがの猿飛』でした。

「こいおもしろかばい」

と言って田舎の親友が貸してくれたのでした。


『ギャラリーフェイク』は、表向きは贋作専門の画廊を経営し、裏ではブラックマーケットに通じて、盗品や美術館の横流しの真作を法外な値段で売りさばく悪徳画商、藤田玲司を主人公とする作品です。

著者は細野不二彦さん。


藤田玲司はドライなやり方で美を愛し人を愛する男です。

あくどい商売をしているかもしれないが、金で人を救えるのならそうしてやる。


彼のかっこよさの原点にあるのは絵画、造形美術に関する目の確かさ、該博な知識、そして卓越した美術品の修復技術。

メトロポリタン美術館の元学芸員。

僕も美学・芸術学の教室にいたことがありますから、そのエリートの程度は少しですがわかります。

藤田も多くの漫画の主人公と同じくスーパープロフェッショナル。


そういえば僕は表向きは美術年表なんかをつくって売り、裏では雪舟の絵を売ったりしていた小さな美術商でアルバイトしてた時期がありました。

もう一度、雇ってもらえませんかね?

今度はまじめに働きますから(笑)。

ブラックマーケット、僕も興味があります。


『ギャラリーフェイク』にはいろんな美術品がでてきます。

人間のこざかしい美意識に媚びることない「柴庵」等。


第32巻まであるのでしばらく退屈しないですみそうです。