もう一つ、二段階の動作は、
力の出し方も二段階なのです。
つまり、身体を支える力と、
持ち上げる力を別々に意識して使うことになります。
すると、筋肉の収縮時間が長くなり、
血管を圧迫し血行を滞らせ、
筋疲労が増大するばかりでなく、
筋肉が張ってきて凝りや筋肉の硬化の原因にもなります。
それに比べ、伸張反射を利用した場合は
身体を支えることと出力が同時に行われることになり
筋収縮も一瞬ですみます。
当然ミルキングアクションが促進され、
血行が促進し、疲労がたまることがなくなります。
また、動作をする度に、
ほどよいストレッチ行っているのと同じなのですから、
筋肉の柔軟性も高まってくるのです。
以前、動的ストレッチの重要性を指摘しましたが、
日常動作そのものが動的ストレッチなのです。
だから、うまく姿勢がとれ、動作が行える人は
ウォーミングアップなど必要ないということになります。
昔オシムさんが言ってたと思うのですが?
「襲われたウサギが逃げる際、肉離れなど起こさない。」
ということと同じ感じがします。
もっと言えば、襲う側のライオンか、トラか、チータなど、
逃げる側のシマウマ、ウサギ、ガゼルなども、
「ちょっとまった!ウォーミングアップしてから!」
なんてことはないのです。
動的ストレッチで伸張反射を起こすと、筋肉が硬くなるなら、
人間は数年で全身硬化状態になってしまうことになります。
実は、動作に対応しない形のストレッチ
(例えば単体の筋肉を直線的に引き伸ばすようなやり方や、
静止させる、或いは逆に勢いをつけすぎ無理にひきのばす方法、
全身が緊張し、力で伸ばすやり方など)、
は、人間の構造や生理から考えると
非常に不自然な方法になってしまっているのです。
何はともあれ、
ハムストリングスや、大殿筋の伸張作用により
膝関節、股関節の角度を固定し、重心を脚の力はなく
股関節で捕らえるようにコントロールします。
次が体幹部です。
今までの一連の過程は、体幹部の出力を引き出すための
序章に過ぎないのです。
本番はこれからです。
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