「みぞおち」のあたりが突き出されると、
お腹も突き出されるように感じる方が多いようです。
もし、お腹が出る場合は、腰の骨を前方に押し込んでいることになります。
こうなると、
もともと動くことに向いていない腰椎を無理に動かしているため腰が悲鳴を上げてしまいます。
腰痛の大きな原因の一つとして、姿勢をとる際や運動を行う際に、
動く事が苦手な腰椎が動かされることによって負担がかかり、
それが蓄積することで腰の筋肉の異常や、骨、関節の異常、
椎間円板などの周辺の軟部組織の異常で神経症状が現れたりするのです。
本来その役割は胸椎と腰椎の移行部が行うべきものなのです。
本来の「適材適所」に戻すためには背筋群、腹筋群の柔軟性を高め、
リラックスして自然に「みぞおち」の辺りが突き出るような
身体の状態を作ることが大事になります。
この状態が作れると、腹筋に力を入れてお腹を引っ込ますようなことは不要になります。
「みぞおち」の辺りが前に出ると、肋骨が上に挙がり、骨盤の前の面が下に下がります。
すると腹筋群は伸ばされ、お腹の内臓を支えます(上の内臓の重さの図)。
このバランスにより、下腹に適度な圧がかかります。
重心も安定します。良い姿勢が取れていれば自然に腹式呼吸ができていますから、
息が吸い込まれる度に下腹に圧が掛かることになります。
この圧が下大静脈を圧迫することと、呼気の際の胸腔陰圧が静脈還流を促進させ、
全身の血行促進に一役買っているのです(上の大静脈の図)。
この下腹の圧が掛かるポイントを「丹田」という表現をします。
東洋医学的に言うなら、
「気(空気)を取り込み、丹田に気(空気)を集めると全身に気血(血液)が巡る。」
といったところでしょうか。健康にいいわけです。お腹に力を入れたりするのではなく、
楽に良い姿勢がとれれば、自然と下腹に圧がかかるのです。
これらの身体に良さそうなことは自然に行われるということになります。
結局は腹筋が柔軟で腰の骨ではなく、胸腰椎移行部が伸展されれば、
下腹が出ることはなく、
むしろ、バストとヒップがキュッと上がり、
自然に落ち着いた佇まいをかもし出す姿勢をとることが
出来るのです。
続きは 次回・・・
http://reflexer.jp