4日を引っ張って今日も・・・って事でパッチワークについて書こうと思った。

パッチワークと言えば、コレを読んでる人の多くはポロやRRLの凝ったのを連想すると思う。

確かに、クレージーマドラスに代表されるパッチワークはとてもアメリカっぽくて、ジャケットにパンツやその他多くのウェアに取り入れられている。

で、そのルーツをたどっていくと゛アメリカンキルト゛にたどり着くはずで、開拓→建国→生地の輸入、生産・・・と生地が増えて行けばいくほど端切れも増えてアメリカンキルトのバリエーションも豊富になって、アメリカの1つの文化にもなっている。

古いキルトなんて物凄い金額で取引されているようだし、こうなっちゃうとどうなんだろう?とも思うけど、とにかくアメリカの歴史の1つにもなっているようだ。

 

そんなわけで、パッチワークの始まりはアメリカって思ってる人もたくさんいるかもしれないけど、実はそのもっと昔から存在していたらしい。

そりゃそうだよね、世の中に生地ってものが出来れば当然端切れは出るわけで、勿体ないと思うのも当然で、そしたらそれをつなげてまた何か作ろうかってのも当然の話。

まさに、大昔からサスティナブルの精神があった・・・てのは後付けで、そんな時代は、ただ貴重なものを無駄はしたくないって純粋な精神だったはず。

色々な生地を工夫を凝らして1針1針縫って作り上げるパッチワークには温かみがあるのは言わずもがなって所だろう。

それが今じゃ(とは言ってもここ何十年だろうけど)リサイクルな物では無くてパッチワーク用にデザインされた生地の1種類になってる。

ツイル、、ヘリンボーン、ダック、パッチワーク・・・って具合に。

工程にしても、よくわからないけどおそらくプログラミングすれば相当複雑な柄でも機械がやってくれそうだ。

当然、クオリティは高くて縫い代が裂けちゃうなんてこともあまりないだろうし着るには都合が良いのかもしれない。

 

ただ、ヤッパリそこに愛はあるんか、愛は?

じゃなくって、手作りの暖かさだったりぬくもりは何1つないと思う。

思う、じゃなくってないよね。

それじゃ、ビンテージの生地を使った手縫いのもの以外着るな!って事になっちゃう、極端な話。

 

って、それじゃあまりにも悲しい(笑)

じゃ、どうすれば良い?

 

なるべく素朴なものが良いんじゃ無いか?

織り方や色をいかにも計算して見栄えを良くしたようなものは、それはそれで良いのかもしれないけど、やっぱりパッチワーク本来の温かみや風合いは無いと思うんだ。

 

もはや、手でミシンで縫ったのなんかあるわけないけど少なくとも素朴な味があってシンプルな物を選ぶのが良いと思う。

そこがパッチワークの本質だし、そこんとこを楽しむのが本来の選ぶ基準のはずだから。

 

とは言っても・・・

そんな事言ってたら、そんなもの何時になったら見つかるかわからないし、そんな感覚ばっかりで物を選んでたら゛世捨て人゛みたいになっちゃうから、ここは1つ物選びの参考までにって位のスタンスで。

 

それにしても毎回毎回口うるさいオッサンだ(笑)