゛お気に入り゛の方もしばらくご無沙汰だったので、そろそろ。
って訳で、タイトルにもある通りウェスタンシャツだ。
最近はウェスタンシャツを着ることが凄く多くなったんだけど
その理由は・・・
くにをシャツに入れた時に、普通のボタンのだとすぐにボタンホールがでかくなっちゃって、全開になっちゃうけどスナップボタンのシャツだったら引っ張らないと開かないし、ポチンと閉められるからだ、本来の目的と逆になっちゃってるし・・・(笑)
じゃ、なんでスナップなのかと言えば、落馬したりした時に外れた方が安全って事で、決してこれはおしゃれ感覚じゃ無く実用的な意味合いからなんだね。
それから、ウェスタンシャツならではのヨークもロープを担いだ時の補強用だったり、妙に丈が長いのもパンツから出にくくするためだったり、そんなシャツ1枚でも語れることは多い。
で、現在一般的に完成形とされているルーツなんだけど、それとなく調べてみたんだけど、どうも正確なところはわからなかった。
1947年ごろの
"ROCK MOUNT"が最初って書いてあるサイトもあるけど、正解なんだろうか?
1940年のストックマンファーマーと言う会社のカタログに出ている"MILLER"のウェスタンシャツ。
ウェスタンヨークやいわゆるスマイルポケットは出来上がっているようだけど、良く目を凝らしてみると普通のボタンのような。
いずれにしても、カウボーイから身を守るシャツとして誕生したウェスタンシャツが1930年代のデュードランチ(観光牧場)の流行で、人前には出られない1枚のシャツがファッションアイテムとして認知されていったようだ。
その後、あのリーバイも女性ものも含めて数多くのウェスタンシャツやジャケットを出している。
更には、派手な装飾をしたウェスタンシャツも数多く出回り
カウボーイブーツと同様に牧場成金の象徴みたいな存在になったのかもしれない・・・なんて想像をしてみる。
アメリカの中では、もしかしたら一般のスポーツウェアよりもはるかに先を行ってたのかもしれない。
70年代の後半にローレンのウェスタンウェアが大流行したらしいけど、もしかしたら30年前のノスタルジーを感じたローレンがリバイバルみたいな感覚でやったのかもしれない。
流行は繰り返される・・・そんな時代にも法則があったのかな?
なんて事も言ってみつつ、
こんな感じだからウェスタンシャツの歴史は比較的く浅い。
100年も経ってないから完成されたワークウェアの中では若者の部類って事になる。
今更なのかもしれないけど、コレクションとして手が出しやすいかもしれないよね。
マイナーブランドならば、そんなに高くも無いだろうし。
で、そんな事を言ってる当の本人には拘りなんか全然なくて
選ぶ基準なんか、スナップがしっかりとしてるかどうか位だ。
くにが落っこちないようにね(笑)
ちなみに今日着てるのがコレ。
フランネルで、なんとも安っぽいチェックだけどこんなのも田舎臭くて好きだ。
(こんなのもロバート・レッドフォードなんかが着たら超格好いいんだろうけど)
そこいらのヤワなデザインの物はもってのほかだけど、スナップボタンにウェスタンヨークってのはやっぱり男くさい。
勿論カウボーイでは無いし、何なら生涯1度しか馬に乗ったことが無いから、身をもってなんて事は言えないけど、少なくともウェスタンシャツには
「う~ん、マンダム!」な魅力を感じる訳で、
憧れ(アメリカの荒野)と実用(くに入れ)の両方を兼ね備えた、
シャツって事だけは間違いない。