商品紹介、シャツを色違いで3点です。


http://ameblo.jp/reflex-nakameguro/


朝も早よからメッセージが届いた、お客さんから・・・

それというのも、ラルフローレンが400億のリストラ、50店舗の

閉鎖という記事のコピペ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160608-00000009-reut-bus_all


うちもその中の1店舗・・・な訳はなく「そんなのカンケーネー」

とは言うものの、何かを書かずにはいられない心境になった。


と言う訳で、今日は゛第三者の厳しい目゛で場合によっては辛辣

な表現もせざるを得ない・・・だろうけど、何はともあれ長年の

゛ローレンファン゛の声として、あえて関係者にも読んで頂きたいと思う。

もちろん、吹けば飛ぶような1オッサンの意見としてスルーしても

かまわないけど、目を通してほしい。


ちなみにどれくらいの長文になるかは全く予想も出来ないので

辛抱強くお付き合いを頂ければと・・・


最初に・・・

幅広タイを発表して来年で50年、半年位前に関係者から

聞いたところによると゛50周年記念の企画゛を社内公募している

とのことだったけど、もう決まったのかな?

個人的には50年を節目としてブランドの整理を゛を精査゛すれば・・・

って思っちゃったけど、当然口には出せなかった・・・

ってか全然゛周年記念゛になってないし・・・


って、いきなり第三者の厳しい言葉がさく裂しちゃったけど

ここで質問。

みなさん、ローレンのブランドっていくつあるか知ってますか?

・・・・答えは?

って言ってるコッチが知らなかった・・・

「えっ知らないの?」って突っ込まれる事請け合いだけど

知らないったら知らないのだ。

何故って、それはブッチャケ興味がないからなのだ。

正確には、RRLのジーンズとラルフ・ローレンのイングランド、

イタリー、アメリカメイドの靴・・・それくらいにしか興味が無い。

もちろん点の話をすれば興味のあるプロダクトもあるし実際に

店で売るものも中には最近のものもあるから全否定はしないけど

相対的にここ最近の物には心惹かれるものが存在しない。


1つにはあまりにもブランドが多すぎて把握しきれないってのも

あるんだけど、大きくはそういうことじゃなくて商品自体に魅力を

感じなくなってるから、さっきの例外を除いて。


そんなこんなでマクラも長くなってるけど、本題に入る前に軽く

50年の歴史を辿ってみようと思う。


67年にオリジナルのタイを発表したってのはあまりにも有名な

話で翌年にメンズウェアを゛POLO RALPH LAUREN"というブランド

で出して69年にはブルーミングデールに出店。

71年にはウィメンズ"RALPH LAUREN"を発表、翌年以降フレグランス

や子供服を発表する。

その間、70,73年にはコティ賞を受賞、後に殿堂入り。


76年には弟ブランド"CHAPS"や79年の"POLO WESTERN"

83年には"RALPH LAUREN HOME COLLECTION"を

それから89年にはご存知の"POLO COUNTRY"や93年には

"RRL"といった具合。

それぞれのブランドに関してはだいぶ前に書いてると思うから

ググッてもらうとして、そんな感じでブランドはいろいろと誕生した。

それらと並んでウィメンズの"COLLECTION"やメンズの

"PURPLE LABEL"や最近だと"RUGBY"とかand more・・・


こんな感じでどんどんマンモス化していって、満を持して(?)

97年に株式上場となるわけだ。

(98年で第1期のRRLが終わるのと何か関係あったのかな?)


記憶をぴっばり出して、97年当時のブランドを列挙すると

メンズの

"PURPLE LABEL"

"POLO RALPH LAUREN"

"POLO SPORT"

"RRL"

ウィメンズは

"COLLECTION"

"RALPH LAUREN"

"RALPH"

それから

"RALPH LAUREN HOME COLLECTION"

その他、ボーイズやガールズ・・・

確か当時は

"CHAPS"

"POLO JEANS"

"LAUREN"

は別のライセンスだったと記憶しているんで純粋にローレンの

ブランドではないってことになる。


で、その後RLXだったりRUGBYだったり・・・・

ウゥー、すでにわからない。

ってことで、無くなったブランドもあればなくしたブランドや

無くなるって言って無くなってない(?)のやいろいろだ。

ポロジーンズはライセンスを買い取って止めて

デニム&サプライに変わったり・・・無くなってたブランドが

復活したり・・・

そんな50年だ。


世界情勢では人類が月に行ったり、コンピューターが普及したり

どっかの誰かが二浪したり(?)黒人初のアメリカ大統領が誕生

したり、スマホが普及したり・・・日本じゃ赤軍派が暗躍したり

バブルが膨らんで破裂したり・・・いろいろとあったわけだ。


そんな中、ファッション界も大きく変化した。

ことメンズウェアに関しては「何を女みたいに・・・」な時代から

老若男女が楽しむ時代に変わり、「こうじゃなきゃダメだ」な

感覚から自由な発想で着られるようになり、多くのデザイナーが

現れ、カラフルになり・・・

物の売り方、買い方も大きく変化した。

ブティックに出向いてスタッフのアドバイスをフムフムと聞きながら

の買い物から、今ではクリック1つで買える時代になった。


そういえばヤフーが今年で20年、ヤフーショッピングとかヤフオク

っていつからか知らないけど、たまたまローレンの上場とごく近い

頃に始まったんだろうね。

ローレンはいつだったっけ、ウェブ販売のローンチって?

日本は4年前くらいだったっけ?


で、チト話がとっ散らかってきたんでいったん置いといて・・・


67年の誕生以来、ローレンは少なからず、というよりも大いに

ファッション界に影響を及ぼしてきた。

それまでのありきたりなタイからは全く邪道なデザイン、そして

生地使いの物を作り販売した、しかも2~3倍のプライスで。

で、それは結局ラグジュアリーの象徴となったし、その後の

ウェア群もしかり。

ファッションをライフスタイルとして捉え(正確にはノットファッション)

消費者を゛夢の世界゛にいざなったわけだ。

1枚のシャツを夢の世界の1ピースとして位置づけた。

さっき言ったブルーミングデールのショップだってデパートに出店

のデザイナー第一号だし、70年代の後半のニューヨークに

カウガールが溢れたって話もローレンの影響そのものだ。


"POLO DUNGAREES"もそれまでただの作業着にアレンジを

加えてライフスタイルとして捉えることで作業着に夢を加えた。

"POLO COUNTRY"はアメリカそのものに゛ロマン゛を持たせたし

"RRL"はダメージ加工の先駆けだったと思う。


ベースはあくまでもトラディショナルな物たちばっかりなのに

絶妙のアレンジと編集でローレン独自の世界観を作り上げて

それなのに、他のブランドに大きく影響を与え続けたんだね。

でも・・・

個人的には、う~ん

2000年の頃かな?何となく夢の世界じゃ無くなってきたのって。

上場して数年だね。


ここで個人的に関わってきた経緯を軽く話しておこうか。

まぁ、前にも書いた記憶があるんだけど。


゛売る゛事で関わり始めたのが80年代の半ばで当時は

゛並行物゛ってのがそのスジでは良しとされていた。

ソコソコのオッサンならラブラドールレトリバーなんかが記憶に

あると思うけど、要はUS物を独自に買い付けて売るセレクト

ショップみたいな感じだね。

買い付けって言ったってアウトレットに行ってふつうに買ってた

だけなんだけどね、実際は。


いかに洒落た、旬なブランドやアイテムを店頭に並べるかで

その店のセンスが問われる・・・ってこれは今でも同じか。

わかりやすいと思うんだけど、ポロシャツがある。

今じゃ古着屋さんで1900円も出せば買えちゃう(もちろんパチモノ

かもしれないけど)けど当時はアメリカ製だったりしたら12000円

なんていう値で飛ぶように売れた。


信じられないかもしれないけど、それくらいあの馬のマークは

ステイタスがあった。

そんなことをしながらも、やっぱりローレンの商品に取りつかれ

ながら、それでもマスにはまだまだ浸透していなかった。

チト前後しちゃうけど日本に上陸したのが78年で西武デパート

の取り扱い、アメリカと同じでなかなか手が出ない高級品で

プライスとは逆に認知度もそんなに高くなかったから全然

売れなかったようで、プリンスホテルでセールなんかやると

これがとんでもない価格で、まさに投げ売り状態だった。

ツイードのジャケットが全部5000円とかね。

まさにトレジャーハンター状態だったな。


それはそれとして、とにかくローレンを着ていれば鼻高々

「おっ、業界人か?」って具合だった。


そんな憧れのブランドに直に携わって、それこそ黄金期の

90年あたりに触っていられたのは゛幸せ゛だった。

バブルのカオス状態も目の当たりにしたし、それこそはじけた時の

苦労も味わった(つもり)

そして時は経ち、何のことはない未だにこんなことやってる。


90年と言えばもちろん上場もしてない、そしてローレンは51歳

油が乗り切って業績は右肩上がりで世界的にも好景気、

そんな訳で商品だって悪いわけが無い。

シブカジ世代やチーマー達が未だに手放せないローレンの

アイテム達・・・


86年にマディソンアベニューに、俗に言うマンションを、

そして93年にその向かいにポロスポーツショップを作り、

売却していたウイメンズのライセンスを95年に買い戻したり

そして97年に上場する。


このころから「チト?」って思うようになるんだ。

新しいフレグランスが次々と出てきたり、クラブモナコを買収

したりシカゴの店の隣にレストランを出店したり・・・


世界最大の個人会社だったのが、徐々に株主のものに

なっていく・・・今思えばなのかな?


ただ、そのころはまだ売り上げがよかったんだと思う。

実際、日本の原宿にでっかいショップが出来た時の

レセプションなんか誰の目から見たって゛金に糸目はつけないぞ゛

ってのが見えたようだ。

国内ついでにだけど、そのころから゛アウトレット゛に出店しだした

んじゃなかったかな、今何店舗あるんだろう?


っていえば、最初の記事で

直営店が493もあるなんて、ここにまずは!しちゃったよ。

ニューヨークのRRLみたいに小さいのも含めてだろうけど

そんなにあったんだね。


そんなわけで、グッチョグチョになりながらもぱっくりと

自分なりに50年を振り返ってみた。

(実際は20年も知らないくせに)


で、最初に貼ったリンクの゛コメント゛を読んでみてはどうだろう?

悲しくなっちゃうからここでは゛あんなこんな゛ってのは控えるけど

これが世間一般からの見え方なんだね。


そんなわけでここで一旦終わりにしとくね。