何と何と2日連続の更新だ!
なんて言っておきながら、流石に何年も書いていると
結局は似たような結論ばっかり、オッサンの小言みたいな
内容になっちゃってる。
「これで良いのだ!」
「良いのか?」
という訳で今日はチト切り口を変えて書いてみようと思う。
最終的に「また同じ事ジャン」ってなるかならないかは
結果次第のお楽しみ・・・
゛良い洋服゛
゛良く無い洋服゛
皆さん、どうやって判断しているだろうか?
①「似合う、似合わない」
②「格好良い、格好悪い」
③「流行ってる、遅れてる」
④「誰それが着てる、着てない」
⑤「持ってる服と合う、合わない」
⑥「安い、安く無い」
う~ん、大体こんな感じだろうかね。
で、細かく見て行けばもっとあるかとは思うけど、以上6つ
の判断基準で考えて、このうちいくつ当てはまったら最終的に
「買おう」ってなるかな?
「似合わないけど格好良くて流行ってるし安いから」買う?
「似合ってるって言われてるし遅れてるけど持ってる服と合うから」
買う?
「流行ってるし安くないけど」買う?
もう人それぞれ十人十色だとは思うけど、この①~⑥の
いくつかが当てはまれば「買おう」と思うでしょ?
もしかしたら全部かな?
で、長年の読者ならもう気が付いていると思うけど
あえてここに1つ挙げてない項目があるんだ。
⑦「永く着られる、着られない」って物だ。
で、①~⑥はどれとどれを組み合わせても成立するんだけど
⑦は1つだけ組み合わせが出来ないのがある。
それは紛れもなく③だよネ、分かるでしょ?
流行ってるのに永く着られる訳が無いんだよネ。
そりゃ中には流行ってそのまま、いわゆる゛定番゛って物に
レベルアップするものもあるけど、時間の経過と共に
流行り物ではなくなるから、結局は流行り物ではなく、
流行った゛定番゛って事になる。
若い人の中では゛トレンド゛って扱いでも、実はそれ以前に
とっくに゛定番゛だったって事を知らない人も多いわけだしね。
要するに流行り物ってのは一過性の洋服って事だ。
だから⑦を選択肢に加えちゃうと③を除外しないといけなくなり
一般の人にとっては゛イケテル風゛に見せるには辛い事になる。
とても分かりやすい例として、女性の間で空前の大ブームを
巻き起こしている゛スタン・スミス゛がある。
①「似合う、似合わない」
②「格好良い、格好悪い」
③「流行ってる、遅れてる」
④「誰それが着てる、着てない」
⑤「持ってる服と合う、合わない」
⑥「安い、安く無い」
まず、①②なんてのはおそらく皆ど~でも良いんだろう。
というのも③があまりにも強力で④につながり誰もが
履いている、安心印だ。
そして相変わらずのスニーカーブームだから何でもかんでも
スニーカーで済ませられる流れがあるから人によって感覚に
幅はあるにせよ⑥に関しては少し高かろうが買おうと思っちゃう。
で、問題の⑦なんだけど・・・
本来、と言うかそもそもスタン・スミスってテニスシューズは
70年代に登場していてかれこれ40年近いロングセラーだ。
だから別に流行る流行らないなんてのは関係の無い、それこそ
゛定番゛なはず(一時無かったんだっけ?)
多分、゛イケテル゛からって履いている若い子なんかはそんな事
知らずに(知ってたからってど~なの)履いているんだろう。
゛今゛のトレンドアイテムとしてね。
だから⑦って所じゃ、永く履けるどころか永く履くのが当たり前な訳。
どう言う事かって言えば、せっかくのロングセラーが流行り物に
成り下がっちゃうって事だ。
前も言ったけど、ノームコア的な良い訳で゛永く着られる良い物を゛
はただの流行り物好きをさらけ出している事になる。
それが証拠に、スタン・スミスが勢力拡大する前のニューバランス
はかなり見かけなくなったでしょ。
流行りで履いてみたけど、本当の良さをわかって流行ろうが
廃れようが履き続けようって思った人は、結果として⑦な物を
選べたって事になる。
ところが多くの人はニューバランスと同様にスタン・スミスもやがて
履かなくなってフェイドアウトしていく・・・
あれほど
「何にでも合わせられるし、履いてるとオシャレ!」なんて言ってた
ガウチョにしたってパッタリと見なくなったよネ。
そんな訳で例によって話がガウチョ・・・じゃ無かったゴッチャに
なっちゃって来たんでここで整理しよっか。
物を選ぶにあたって、流行っているかいないかはいっその事
除外しちゃえ!ってことだよ。
せっかくある程度の金額を出して買うんだからすぐに廃れちゃう
様な物買ったってもったいないじゃん、てね。
だから、もう一度基準の訂正版って事でこうするね。
①「似合う、似合わない」
②「格好良い、格好悪い」
③「誰それが着てる、着てない」
④「持ってる服と合う、合わない」
⑤「安い、安く無い」
⑥「永く着られる、着られない」
クドクドと色々言って来たけど、これでようやく基準が1つ
減って6つになった。
で、改めて①~⑤までを検証して行こうと思うんだけど
確か③も⑤も前に言ってるはず。
だから簡単に流すけど、③なんてのは自分から言わせたら
どうでも良い事だよ、
「みんなが・・・」は言うに及ばず、「ジョニーが・・・」って
キミはジョニーになれません、永遠に!もうわかったよネ。
それから、安い高いってのは価値観の問題。
同じ物をセールで半額で買ったら半額の価値しか見いだせない、
頑張って定価で買った物は定価なりの価値観で大事にするもの
だよ。
だから、半額じゃ無くて定価で買った方が長い目で見れば
気持ちの充足感は高いはずだ、大事にするよ。
と言う事で、③と⑤を除外してもう一度・・・
①「似合う、似合わない」
②「格好良い、格好悪い」
④「持ってる服と合う、合わない」
⑥「永く着られる、着られない」
段々整理、淘汰されて来たじゃないか。
さて、①だ。
あらためて考えてみて・・・
似合う、似合わないって誰が決めるの?
着てみたあなたですか?、いやいや違うよね。
人だよ人。
人は変な物で人から「似合ってるわよ、奥様~」なんて
言われるとうれしいくせに、服を選ぶ時は主観が大半を
占め、これはダメあれはイイ・・・って実に勝手な判断を
するものだ。
まぁ、店員に問題アリってのも大だろうけどネ。
そんな訳だから、どうしても主観が入ると選ぶ物も偏向的に
なっちゃう、仕方が無いけど。
もっとグサリと言っちゃえば、人なんかそんなに見ちゃいないぞ。
他人のアンタの格好なんか別にど~でも良いよってね。
だからさ、何が言いたいかって言うとね。
似合うとか、そんな事考えたって仕方ないって事だよ。
散々悩んで買った服が人から見たら変だったりするし、
さっき言ったように人の着ている服にそんな関心無いって!
結局好きかどうかで決めりゃいいんだよ、それが1番。
で、これはつまるところ②につながるんだよネ。
自分が格好いいと思った物を選べば良いんだよ。
自分が格好良いと思ったなら、着ていて絶対に気分が
良い筈でしょ、ろくに見られていないのに一目を気にして
アームがどうのとか、バランスが良いからデカバキとかさ
馬鹿げてるよネ、ズリズリに歩くより、さっそうと走れる靴の
方が全然良いじゃん!
で、更に絞り込んでこうなる。
①「自分にとって格好良い、格好悪い」
②「持ってる服と合う、合わない」
③「永く着られる、着られない」
いよいよ3つに絞り込めたぞ。
①で、゛自分にとって゛ってのを追加したけどね。
おおむねこんな感じで選べば良いんじょ無いかって思う。
じゃ具体的に落し込んで行こうか。
今チラッと言ったけど自分にとっての格好良いって?
これは、ドレスダウン(笑)で言えば、気分が良い、リラックス
出来る、こんな服で、ドレスアップならば自分を表現する
ツール、気持ちが引き締まる服って考えれば良い。
結局は自分が自分でいられる物って事だ。
次は②だけど、持ってる服と合うとは言っても今まで持ってる
服がロクでも無い物だったら、勿体ないけど1からやり直しだ。
もしも、ロクでも無い物の中から1枚でもロクな物があれば
それは取っておけばいい、後は捨ててシマエ。
ロクな服・・・ベーシックで質の良い服って事だ。
カシミアのVネックのセーター?、太くも細くも無いきちんとした
丈のチノパンツ?ヴィンテージのジーンジャケット?
・・・・・
それは結局③につながって行く訳で、永く着られるのは
流行り廃りの無い(くどい)ベーシックなデザインの物でもちろん
クォリティ―の高い物だ。
迷えるファッションピープルへ。
何だか分かって来た気がしたかな?
人に踊らされずに、自分にとって快適で奇抜では無く、
質の良い物、こういう服を買えば間違いはないんだよ。
えっ?
タイトルと全然内容がチゲージャン!
それは・・・
またの機械に。
明日かそれとも来月か?
結果次第のお楽しみ・・・は今日の所半分だけね。