商品紹介、2点です。


http://ameblo.jp/reflex-nakameguro/



この間の休み、古着屋さんでの会話・・・

「ブログいつも楽しみで共感してます!」と言う、何とも

励みになるお言葉をもらった。

一方で

「良くあそこまで書けますネ」と言う何とも

返し様の無いお言葉ももらった。


で、まぁ言ってる事は多分マットウなんだろうし

でも反感を買うような内容も多々あるし、そんなのが

許されるのも゛マイナー゛だからさっ!

ってのは前回書いたか・・・


で、これはただの面白話(外野にとってはだろうけど)

なんだけど、ブログのコメント云々の話になって、

「差し入れありがとう!」な事をアップしたら

「貧乏くさい事書いているんじゃねぇ~!」ってそんな

コメントがあったんだって・・・


どんだけ暇何だか、何かの栄養素が足りないんだか知らないけど

つくづくいろんな人がいるんだな~なんて思っちゃったよ(笑)

「ほっといてよ!」


・・・という訳でこれ以上書くとまた、底抜け脱線ゲームに

なっちゃいそうなんで、サクサクと話を進めよっか。


で、ご存じのようにうちの店は、チト特殊なんだよネ。

商品の置き方も、もちろん商品自体も、それに何と言っても

店主のキャラも含めて・・・

ちなみに昨日、外国人が来て

「これくれっ」て言ってるのに

「小さいから止めとけっ」って無理やり売らなかったし・・・

(単純な売りのがしってヤツだよネ)


まぁでも、そんなやり方が長寿の秘訣っちゃあ秘訣って

言えなくもないんだと思う訳だ。


どんなに感じ悪くても、はっきり似合わない、変だぞ!

って正直にしているのが最終的にはお客さんの為になるんだから

それで良いのだ。


で、それもこれも極々小さい規模で1人でやってる店だから

成り立つんだよネ。

さっきの外国人に対しての接客なんか、大きい店でしかも

そんな場面を上司にでも見つかったら大変な事になるよネ。

「売る気あるのか?やる気あるのか?!」って大目玉だよ。

逆に自分の部下がそんなんだったとしても、同じ事言うもん!


そんなスタンスでやってるんだけど、これにもちゃんと根拠と

信念(大げさ)があって、まるで゛カオス状態゛今のファッション界

を何とかしたい、良い物を大事に永く・・・って思える人達を

1人でも増やしたい!

日々、そう思いながらやってるんだ。


ところがだ、ところが、いかんせん゛マイナー゛だからどうやったって

たかが知れてるんだよネ。

でも、マイナーだからこそこういうスタイルで・・・

って何だか、どっかの法律事務所のCMみたいになっちゃったけど

ようするに自由って事だ。


で、商売がでっかくなるにしたがって、でっかくなればなるほど

゛コンプライアンス゛がどうしたのこうしたのって物が付きまとって

来て言いたい事も言えなくなって来るんだネ。


そんな所からの今日の本題に入って行くんだけど、

世の中、でっかくなればなるほど個性が無くなって行くネ。


物販ならば、用意する商材を増やさなくちゃならないし、

人も増やすことになって行く訳だ。

いわゆる゛組織゛を作らなくちゃならない。

うちでもしも1人バイトなんかを雇うとなれば、はいった瞬間から

「あ~だこ~だ、バカだのなんだの・・・」ってマンツーマンで

鍛え上げる事が出来る(まぁそれすら面倒だけどネ)

それが10人だの20人にもなったら、もう無理だ。


そうすると、各部署を作って就業時間の規定やら何やらを

作り上げて、何なら゛エデュケーション゛みたいな部署も必要に

なって来る、あっ、エデュケーションって格好つけて英語で

言ってみたけど、教育の事だ(笑)

そうなると当然の事ながら、コンプライアンスに従ってマニュアル

を作成して゛安全策゛を講じる事が必要にもなる。


チト話はそれるんだけど、よく百貨店なんかのクレームで

聞くのが「似合わない」なんだってネ。

正直に似合わないって言っちゃうと、クレームが来るんだって。


「どっちが似合うかしら?」って聞かれて

「こちらは似合いませんよ」って言っちゃうのはNGで

「どちらもとってもお似合いですが、どちらかと言うとこちらの方が

よりお客様にお似合いかと存じます」

って言わないと、どうやら気分が悪いらしい・・・


物の言い方ってのは大事だし、まぁ分からなくもないんだけど、

でもはっきりと言ってくれた方がよっぽど゛お客様の為゛だと思うのは、

ヤッパリ百貨店未経験の人間の想像なんだろうか?

ど~せ、こちらの方がよりお似合いって薦めるのは値段が高い方に

決まってるのにさ。


・・・という訳で例によって話がゴムの伸びきったズロースに

なっちゃったけど、ゴムが伸びれば伸びるほど、じゃ無かった

パイが大きくなればなるほど、自由が利かなくなり杓子定規になりそして

つまらなくなるって事だ。

さっきもチト触れたけど、商品だって大量に用意しなくちゃならなく

なって、売上ありきになって、売れる物、ようするに均一化されていく

事になるよネ。


例えば地方都市に突然○○モールみたいなメガ商業施設が

できたなら、大分前から言われているシャッター商店街が

現れるでしょ。

皆がみんな、安くて豊富で便利なモールに流れ今まで商店街で

買い物していた人達は・・・・って説明するまでも無いか。


ところが、そんなパターンも最近はどうやら崩れてるらしい。

どうやら流れはこうらしい・・・

巨大モールができあがり、いわゆるPB商品がこれでもかと

店頭に並ぶ。

客は「安い安い」と飛びつく。

モール側は当然PBの方を売りたいからドンドン増やしていき、

その他の商品は徐々にスミに追いやられていく。

そうしていくうちに客はPBに縛られて行くらしい。


巨大スーパーで選択肢もあり多くの物を厳選して買えるはずが

いつしか選択肢が減って、その物の値段だけで物を選ぶように

なっちゃう、価値基準が値段だけ。

で、とーふ、じゃなかった、ふと思うんだろうネ。

「そういえば駅の反対側にあったとうふやさんの豆腐、少し

高かったけど美味しかったわネ」って。


安くて便利なモール内のスーパーが出来て大喜びして

同じ物を安いって理由だけで買って来たけど、

「飽きちゃったわ」って・・・


スーパーだって黙ってる訳じゃ無いから、そこで差別化って

事で、ドコソコのダレソレが手作りした豆腐・・・みたいなふれこみ

で打ち出して売ったりもするんだろう。

けど、手遅れなんだよネ。

200円の結構おいしい豆腐があったとしても100円のそれなり

の豆腐からは中々脱出できないでしょ?


勿論それが唯一の原因じゃ無いにしてもそんなこんなも

あって、今は大手のスーパーの売り上げが下がってるらしいんだ。


なんだかイナゴの大量発生に近い物があるような気がしないでも

無いなって思う。

突然イナゴの大群がやって来てクサを食べつくして、最後は

クサが無くなって自滅・・・


で、その後売上が落ちて来ればまず人件費が削減され

人手の不足や賃金の低下で全体のクォリティが落ちて行く。

そこから、負の連鎖が始まり、中には食品の偽装もしたり

しなかったり、ひとたびそれが明るみに出たら、ジ・エンド。


人と言うのは勝手な物で、新鮮な事や物には飛びつくけど

それがマンネリ化すると飽きちゃう。

これは人間の持っている本質なんだろうから仕方ないんだろうけど

ここで問題なのは、自分なりの考えや選択肢が無くなりつつある

事なんだと思う。

「○○さんが持ってるから良いんだ」とか

「○○で紹介されていたから」とか

自分が選ぶ物に対して自分なりの根拠が無い人が多すぎると思う。

で、一方じゃ人と同じだと面白くないって言う真逆な心理もある。

これが流行ってヤツなんだろうけど・・・


多くの人が自分なりの考えで物選びをしていたならば

もしかしたら駅の反対側の豆腐やさんは店じまいしていなかったかも

知れないし、美味しいパン屋さんだって一定数の顧客で店が

成り立っていたかも知れない。


でも、そんな豆腐屋さんもパン屋さんももう無い。

時すでに遅し!


そう、さっきも言ったけど商売大きくなればなるほど均一化され

杓子定規の接客になり、個性が無くなり・・・

要はつまらなくなる訳だ。


ここで・・・

近くの某スーパーのレジのオバサンの話。

「パイナップルはビニールに入れさせていただいても

よろしかったでしょうか?」

「ポイントカードはお持ちでしょうか?」「失礼いたしました」


はっ?

「パイナップル入れろよ!」

「いちいち失礼いたしました、いらないし・・・」


しかもその1つ1つが猛烈に事務的でよそよそしくてロボット

みたいなんだネ。

言葉使いなんかどうでも良いからもう少し気持ちが入った言い方

出来ないのかね?


こういうのも客離れの要因として絶対にあると思うんだけど

どうなんだろうネ?


なんて事も言ってみつつ、話を最初にクルリンパと上島って訳で

゛そういう゛大きな流れに流される必要も無く、何とか成り立てば

それで良し、自分が良いと思う物だけを置いて、それを良いと

思った人だけで十分。

こういうスタンスで出来るのも゛マイナー゛ならではのメリット。

んで、何とか成り立ってるしね。


とかなんとか言っておいて、つまるところ組織が苦手なだけか?

なんて感じで自己分析してみた・・・のがこの話の〆?