商品紹介、2点です。


http://ameblo.jp/reflex-nakameguro/


日々の中で色々な物を目の当たりにしていて

自分の中で゛ブレ゛が生じる。

どう言う事かと言うと・・・これは自分の物も、それから

商品でもそうなんだけど、

「こっち方面が良いか、いやいやそっち方面の方が

良いんじゃね~か?」と言う、゛ブレ゛って言うかむしろ

迷いみたいな、そんな感覚だ。


で、根本的に基礎になる所が狭いから例えぶれたとしても

そう外す事は無いんだけど、昔のブルーバードのエンジン

みたいに、強烈パワーバンドの狭い中でのブレなんだ。

あっ、ブルーバードはブルーバードでも710のターボね。

って言っても良くわからないかな?


という訳で、1つ例を挙げると・・・

今は夏でしょ、で着る物も少なくなってどんなコーディネイト

をしようか、どんな品揃えにしようか?って時に

(まぁ、結局はいつも一緒になっちゃったりするけどネ)

海っぽく、とか山っぽくとかそんな感じで始める。

この、始めるに当たっての根拠なんか何も無くて

それこそただのインスピレーションなんだけど、

そうは言ったって何かのきっかけがある訳だ。


あいかわらずグチョグチョとした言い回しで申し訳ないけど

このきっかけが、強烈に些細な事なんだよ。

例えば、朝起きて窓開けて空を眺めた時に

「海っぽいな」とか

一瞬涼しい風が吹いたら

「山っぽいな」とか、そんなきっかけ。


で、今日は゛メイン州的コーディネイト゛だったり

゛西海岸風゛の組み合わせだったり・・・って具合に

決まって行く。

そんなきっかけから連想できる風景が具現化されたり

はたまた商品群が具体的だったりすると、もしかしたら

それが店のビジュアルに影響したりする。


分かったかな?

そんなのもあって、ご存じのように

安楽亭の無煙ロースターじゃ無かった、リフレックスの

トレンド無縁展開って事なんだよネ。


海・・・山・・・街・・・

この季節、特に今日みたいな天気ならば

入り込んでくるイメージは当たり前に海って事になって

履く靴はアッタリマエダのトップサイダー!


大分前にも言ったけど、若かりし頃は

トップサイダー以外靴じゃ無い位ってのは、はっきり言って

ウソだけど、そうは言っても履き潰した数は多分20足とか

それ以上って程に来る日も来る日もトップサイダーだった。




当時はアメリカ製が当たり前、って言うか、MP991って言う

レザーのベーシックなヤツにインドネシアのがあったけど

ほぼアメリカ製だった。

アイテムもそんなに多く無くて、トップサイダーがトップサイダー

で、トップサイダーって何の靴?ってのが明快な時代。

プレッピーの連中の履く靴の代表だったりって言われたり

そりゃベーシックなブランドだったんだ。

今みたいに、「何たるや?」な品ぞろえじゃ無くてしっかりとした

立ち位置(まぁどこの物もそうだったけどネ)だったんだよネ。


で、今履ける状態にあるのはキャンバスとレザー足しても

10足位しかないけど、とにかくみんな大好きな物。

中でも写真の右側のキャンバスのが第一位。

MP601って品番でネイビー、600ってのがホワイトで

ご存じの通り、もっともベーシックなデザイン。


「ホワイトの方だろっ!」って言われそうだけど

何と言っても、履いて行くうちにキャンバスにアタリが出て

それが何とも言えない風合いになる。

一時レッドも出ていたんだけど、アレも色落ちが凄く良かった。

これがホワイトだと味わえないんだ、当たり前だけど。

という訳で、こっちのネイビーが優勝!となる。


これってジーンズの色落ちと似てる!って思った人も

多いと思うけど、どう?

縦落ち、髭・・・もちろん何か似てる気もするけど何か

違う気がする。


ジーンズは元々労働着だから、色落ちするとなれば

作業によってって訳で、そんな光景に憧れてインディゴ

が使われていた時代の労働に想いをはせて・・・

そんな人はいないだろうと思うけど、中にはいるのかな?

だから、縦落ちだのってのはあくまでも後付になる。

ヴィンテージ=インディゴ=高価=どうだっ!

って言う図式がおおむね成り立つんじゃないだろうか?

見栄ってのもあると思うんだよネ。

ヘラーズカフェのおじさんとか、極一部の原体験からの憧憬

がベースになっているような人たち以外はほぼファッション

感覚なんだろう。


で、トップサイダーの色落ちなんだけど、ジーンズなんかと

違って、こりゃもう一目瞭然なんだ。

またまた昔話になっちゃうけど、ネイビーやレッドのを

履いて年中海に行ってると、しかも水に入っちゃったり

すると、勝手に色が抜けてっちゃう。

サーファーのチャパツと一緒なんだよネ。


こうしてボロくなってくのを目の当たりに出来るから

ある朝、ふとこのネイビーのキャンバス地をみたら、

しかも太陽がさんさんと・・・

この2つが揃って、

「海だ、西海岸だ!」なんて言うイメージ、回想、連想、

憬れ・・・そういう物がわき出てくる。


こんなのが最初に言った、何かのきっかけなんだネ。


海で履く靴→海を感じる→海っぽいコーディネイト

ってなるのは必然だよネ。

でもう少しディープに、東風にするか、西風にするかって

なって来る。


で、個人的にベルボトムやブーツカットと合わせるのが

大好きなんだ。

オーシャンパシフィックのシャツなんか着たら、気分は

完全に70年代のカリフォルニアだよ!

(逆にレザーの方は東風にするのが好きだ)


って訳で、まぁそんな風に気分次第で責めないで

BYサザンは南だったか・・・


以上、感性は大事だよ、みたいに書いて来たけど

それだけが30年以上も履いて来た理由じゃ無い。

何てったって履きやすい。

ソコは大事だ、靴だけに(笑)


とにかくどれもこれも、履きやすいッたらない、キャンバスも

レザーも。

今はキャンバスのが大分高くなっちゃったけど、出来れば

1足買って(探して)今のと比べて欲しい。


多分、この人たちもソコントコが気に入ってたはずだ。



晩年の、レオン・レオンウッド・ビーンさん。

ホワイトのMP600だね。



若かりしローレンさん、ナルチャン?








そして当たり前のように、ビーンのカタログにも。


最後に・・・

「死ぬまで履くぞ」って言う宣言をして

〆ようとおもう。

誰に宣言?