商品紹介、2点です。
http://ameblo.jp/reflex-nakameguro/
底冷えのする冷たい雨の日曜日・・・
日頃のお客様にはおなじみだけど
店の中に、一艇のカヌーがある。
OLD TOWN MOLITOR 17'と言う
5m20cmのウッドカヌーだ。
1947年の製造なので御年68歳になる。
38kgもあるかなりメタボなカナディアンカヌー
なんだけど、こんなにも重いのを昔は車に
積んで北海道の湖で乗っていたんだよ。
で、段々とそんな機会も無くなっちゃって
オマケに外に置いてたものだから、既に
ボロボロになっちゃってて、いまじゃ店の
ディスプレイでしか生きる道が無い・・・
(既にジャマ?)
で、高円寺時代は天井からぶら下げていて
そして今は地面に近い高さに居座っている。
こんな物だから、特にアウトドアな展開をしている
時なんかは、その雰囲気づくりに大いに貢献
していて、さっきはジャマなんて言ってゴメンネ!
みたいな感じで、個人的に店のシンボルなんだ。
5m以上もあるんで、中々存在感もあってお客さんの
食いつきも良いんだよネ。
・・・・と言うのも昔の話になっちゃってる。
高円寺の時なんかは何かと、色々聞かれたりした物。
運び方やら乗り方、たまにこのカヌーでのエピソード
なんかも聞かれたりしたもの。
それがここ何年か、全くそういう話を聞く事も
なくなっちゃったんだ。
まぁ、答えるのも面倒なんでそれはそれで
ありがたいんだけど(笑)
で、そんなカヌーのご紹介だったんだ。
ってだけじゃあまりにもオソマツクンなんで
この辺の傾向から、ここ最近を例によって
嘆いてみようと思う。
簡単に言っちゃえば、物に対しての興味が
薄くなってるって事なんだろうけど
まず、店に入って来て全体を見渡すような
お客さんが物凄く減っちゃったんだよ。
まず入り口で全体をみれば、どんな物が
どんなコンセプトで売ってて・・・なんて物が
分かるでしょ?
で、
「あっ、違うな」とか「むむ、何か匂うぞ」とか
を感じて、
「自分に合ってる、合っていない」を察知して
こんにちは、さようなら、って判断ができる物。
通りすがりのちゃらいカップルだったら
「あっ、違うのね」って事で、貴重なデートの
゛時間のロス゛は避けられる訳だ。
高円寺は6年前までだったけど、少なくとも
そういう゛場違い゛だと気づいた人は入って
来なかった。
まぁ、カップル自体があんまりいなかったけど。
それが、ここ中目黒なんかになって当然人通り
も多いのは確かだけど、全く何も考えないで
「店だ、とりあえず入ってみっか」なバカップル
がとにかく多いのだ。
本当、「ともあれ全体を見りゃ゛違う゛って気が
付くだろうに・・・」
ホント、サクラとクリスマスは全く迷惑なんだ!
ってここいらの物販店の文句を代表して
言ってみたりするんだけど、
何とかならない物だろうか?
そんな感じで、何も、ホント何も考えてない
連中だから、シャツの隣にリールやルアーが
売ってるのを見て、「何で?」って思うんだ。
ってここまで思ってくれるんならまだマシか?
ってこんな事言ってたら誰も来なくなっちゃうん
だろうな・・・
って訳で、とにかく入口、とっかかりは何でも
良いんだけど、そういう世界もあるんだよ、
そういう感じ方もあるんだよ。
ってのをわかって欲しいよネ。
おっと、気が付いたら
゛100のお気に入り゛から遠く、ただの
オッサンの小言になっちまったじゃないか・・・
誰か止めてくれ!
って、今思いついた!
9時に店閉めた後、
゛熟女パブ゛ならぬ゛説教パブ゛でも始めようか!
結構流行っちゃったりしてネ。
あっ、゛流行り゛って禁句だった・・・
まぁ、何にしてもみんなに゛物の本質゛をもっと
考えて欲しいもんだよ。
フォール、1987年のローレンのメーラー。
ベストを着てカヌーに乗っているのではなく、
カヌーに乗るロケーションの中にベストが
あるのです。
流行ってるから着るのではなく、自分自身が
何かを感じる物を着るのです。
ファッションの前に、ライフスタイルやTPOが
あるのです。