商品紹介です。
http://ameblo.jp/reflex-nakameguro/
珍しく連日の更新!
まずは昨日の続きみたいな感じで
スタートだ。
そう、アウトドア物にはストーリーが
あって、表情も豊かで楽しい・・・
こんな事を書いたっけ。
ダウンベストのニットのガゼット、
コードストッパーに異素材の切り替えし・・・
どれも今の物には見られないディテール
だけど、進化の過程みたいな物も感じられて
実に面白いって湯川教授も言ってた。
で、今日のタイトル
「亡霊」ってのは実は復刻・・・
パクリなんだ、ごめんなさい。
なんて言う、布石も打ちつつ
前も言ったと思うけど、そうこの辺の
物が、復刻ラッシュらしい・・・
・・・とあるブログを発見して読んでいた
所、こういった復刻物に対して、
書いている人が「亡霊」って言ってたんだ。
で、ある程度共感出来た物だから
敬意を表してパクって見た(笑)
で、話を始める前に・・・
数多くのそういったブランドやアイテム
に対して否定している訳ではありません。
ビジネスとしては1つの方法だし、
逆にそういった物が求められている時代
なのかもしれないし、作っている人も
丹精込めてるだと思う。
クォリティにしても当時の物よりも良かったり
って言うか多分格段に良いと思う、多分・・・
そんな事を踏まえて、あくまでも個人の
見方としてなので、ご了承を。
じゃ何故に「亡霊」なのか?
リーバイの501
ジーンズの事って恥ずかしながら全然
知らなくって恐縮なんだけどそんな自分
だって、流石に501は知ってる。
それこそ今じゃオリジナルに復刻にパチモノ
に・・・グチョグチョな状態になってるんだろう。
で、その辺に興味がある人達もさまざまで
絶対にオリジナルじゃ無くちゃダメって人や
復刻だっても~れつに良くできてるからまぁ
良いやって人もいるし、中にはパチモノで
充分だよ、安いし・・・こんな人だっているだろう。
で、501と言えばリーバイの代表選手、
アメリカの象徴・・・いろんな代名詞があるよネ。
ここで1つ、持って行き方を逆にしてみると
どうなるか?
501の復刻ってどう?、偽物でいっか?
じゃ無くて、ジーンズの代表と言えば?
こんな問いかけをして見る。
「501の前のなんたらかんたら・・・」って
マニアックな事を語り始める人も中には
いるんだろうけど、自分も含めて、一般的には
「501に決まってる」って答えると思うんだ。
で、ここで掘り下げてみる。
ジーンズの代名詞が501でしょ、だったら
501の昔の復刻物は?ってなった時に、
こりゃ、やっぱ違うよネ。
あくまでもオリジナルじゃ無くちゃ言えないよ。
昔の復刻だったらむしろ現行の501の方が
オリジナルだしネ。
例えそれがアメリカ製では無かったとしても
長い間、501として存在しているものの方が
はるかにオリジナルっぽいし・・・
こうして501の話をして見たけど、実は
ココントコの゛現行の・・・゛が1つのミソだと
思うんだ。
リーバイス社って当然今でもあるよネ。
で、リーバイス社が出している501
なんだからオリジナルなんだよネ。
どんなに仕様が変わっても、本家本元
の会社が販売しているんだから、誰が
何て言ったってオリジナルだ。
だから、復刻って言ったってオリジナルって
事になるじゃん!って久々に横浜弁で
言ったりしつつ、
これじゃ全然「亡霊」って言う話に結びつかない。
だから、リーバイス社から販売されている
501はどうやったってオリジナルなんだと思う。
フィリピン製だろうが、日本製の復刻だって
対戦時の物だって、66なんて言われてるの
だって、オリジナルだ!
で、問題なのは
元々の会社がすでに亡くなってるのに
ブランドだけが、復活しているパターン。
確か81年にノースフェイスに吸収されちゃった
ホルバーってメーカーのマウンパが復刻
しているよネ。
こんなパターンだ。
で、言ってみれば(言い方は汚いけれど)
一回死んだのが甦っちゃった・・・
こんな観点から、そのブログの人は「亡霊」
って言っているんだと思う。
(勿論、当時のクォリティや゛精神゛についても
なんだろうけど)
そんな訳で、少なくとも良い物を甦らそうとしている
側と、亡霊と呼ぶ側、双方の言い分や意識に
対してのケンケンガクガクはあるんだと思う。
そんな中、自分としてはこう思う訳だ。
その物のクオリティや、デザインはさて置いて、
少なくとも、当時の物作りに対する考え方は
当時の物でしか味わえないんじゃないだろうかって。
と言うのも、復刻とうたっている物の大多数が
ファッションアイテムとして登場しているから・・・
思いっきり、亡霊と呼んでいる側に加担して言うと、
「もともとギアだった物をファッションアイテム
として、同じブランドで出すなんて失礼だ!」
そんなの全くのナンセンスだってネ。
逆に復刻に携わっている方の、しかも
正当な言い分を想像して見ると
「世の中のファッションアイテムなんか、ほとんどが
モトモトはギア、道具だったじゃないか・・・」
って事になりそう。
それこそ501なんてのは労働のためのギアだし。
かなり長くなっちゃったけど、自分の見解を
まとめてみよう。
モトモトあったオリジナル(1回なくなっている)
に対して、それを甦らす事に対しては別に
否定はしない、ただそういうアウトドアアイテムは
あくまでもファッションアイテムであって
おそらくは一過性の物になる。
だからアーカイブ的な、歴史を感じさせることは
出来ないし、背景を連想することも出来ない。
で、着る物って、ヤッパリ気分やその世界観を
味わえるものが良いと思うから、オリジナルに
拘るべきだと思う。
こんな感じだ。
結論は、好きにすればいいんじゃ無い?って。
これだけ長く書いておいてこんな結論とは・・・
なんだけど、このプロセスは大事でしょ?
で、もう1つ問題がある。
それは値段。
復刻のって高いんだよネ、もちろん当時の物の
値段だって、レートもあってかなりの高級品
だったけど、それが今古着でかなりリーズナブル
になっている。
まぁ、コンディションの問題もあるから一概には
言えないんだけど、何てったって当時の
オリジナルが、復刻の数分の一程度で買えるのは
魅力的だよネ。
そんな訳で、ヤッパリ自分としては
どっちを選ぶかって聞かれたら、間違いなく
オリジナルになるよネ。
たとえ、小さな穴があっても、サイズがチト
大きかったりしても、
゛感じさせてくれるもの゛の方を選ぶよ。
これが、自分のアウトドア物に対しての
オマージュって言うか、感じ方だな。