商品紹介です。


http://ameblo.jp/reflex-nakameguro/


昨日に続き、絶滅危惧種の話をしようと思う。

ただ、今日は日本のじゃ無くて、外来種の(笑)


空前の(?)スニーカーブームで

「えっ、こんなのまで?」って位に昔のメーカー

昔のモデルが復刻と言うスタイル

で売り出されている。


で、復刻されているもののオリジナルは

70年代の半ばから90年代の最初の頃で

間違いないと思う。


アディダスにナイキ、それからニューバランスや

ブルックス・・・ハイテクもローテクも数えたらキリが

無いほどのスニーカーが復活している。


どれ位こだわって忠実に復刻しているんだろう?

そんな事も多少は気になるんだけど、この世代

だと当たり前に、オリジナルが普通にあって

普通に履いてて、元を知っちゃってる物だから

どうしてもチャチに見えちゃうんだ。

多少は゛懐古趣味゛的に色眼鏡をかけてみちゃう

所もあるのかも知れないけど、まぁそれをヌキ

にしても、革の質だったり、ナイロンの質感だったり

決定的に違う物だから。

単に「昔は良かった」って事でも無いと思うんだけど・・・


例えば、スタンスミスなんかの革は昔のだと

結構かたくて、履いて行くと部分的にシワが出来て

癖がついて行くんだよネ。

今売ってるヤツは知らないけど、フランス製じゃ

無くなってからの物は、柔らかくて凄く足に

なじみやすい感じ。

まぁ履いた事無いんで分からないけど・・・

それからブルックスのナイロンも昔のは織りが

荒くて厚いような気がする。

今のは、スムースな感じのナイロンだよネ。


で、どっちが良いって事じゃ無くてこれはもう

人それぞれの好みの問題だと思う。


当て布付きのオールスターを大事に履くか

その分で現行のを5足買って消耗品的に履くか。

価値観の違いってことになるんだろうネ。


って全然絶滅危惧な話じゃ無くなってるけど

いよいよ、強烈なピンポイントの話を始めるよ。


・・・そんな訳で、例のブームの影響もあって

オリジナルの方の人気もココントコ上がってる。


王道のコンバースやアディダスに加えて

当時マイナーだったメーカーやモデルも

注目されつつあって、オッサンとしては

うれしいやらうれしくないやら・・・


で、何と言っても、って言うか今更なんだけど

自分の中では

「ニューバランスがロールスロイス」じゃ無くって

「トップサイダーこそがロールスロイス!」なんだよ。


それこそ当時はみんな履いていて、ひと時の

ニューバランス程じゃ無かったけど、

サーファーもニュートラも、それからプレッピー

野郎は当然、1人1足は持っていた。


そんな時代に自分は、1足どころか一体何足

履き潰したか分からない位で

履かないで取っておいたら、今頃ひと財産だ(笑)


ただ、会社の規模で言えば、コンバースや

アディダスに比べれば、小さかったんだろう。

本来の用途から考えれば当然なんだろうけど

゛オリジナル゛が消滅して、他のメーカーの

ブランドになっちゃったりしたんだよネ。


で、そうなると何でもアリになっちゃって

えげつないデザイン(すいません、あくまでも

主観です)も数多く出回った。


本来はヨット用な訳で、と言う事は機能が

一番、デザインは二の次って事で

モデルの種類も極わずかだった。


皆さんご存知の、ベーシックなレザーや

そのソール違い、紐無しのスリッポンと

キャンバスが3種類。

ウィメンズで、"SEA BIRD"って言うブランド

でサンダルも出していたけど、

まぁ、それだけあれば事足りる゛トップサイダー゛

だった訳だ。


そんな立ち位置の昔のトップサイダーも

近頃、○○別注や○○コラボなんていう

形でいろんなショップで売られているよう。


で、多くがキャンバスのベーシックな当時

のモデルで、俗にピーナッツって呼ばれたり

しているマークが付く。





上の2種類、上が"SEA MATE"、下が

"CANVAS OXFORD"で下の写真のモデルが

"CANVAS CASUAL"


で、オッサンがまた

「ったく、今の復刻なんぞは・・・」って

言っちゃうと、また違う話になっちゃうんで

そこはグッと我慢して、そうそう絶滅危惧種

な話だったよネ。


当時あれだけ、あふれかえってたトップサイダー

ももはや、全部が絶滅危惧種に指定されている

らしい(笑)けど、そこは復刻品でカバー?


まぁ、昔を知っちゃってる人間から言わせたら

ケチョン!

ってだから、今日はそういう・・・


そう、もはやトップサイダーのUS制ってだけで

日本カワウソ並みなんだよネ。


そんな中でも、゛レッドリスト゛のトップに載ってる

のが、写真の一番目、"SEA MATE"。


キャンバス3本柱は画像で見る限り

ベースや素材が一緒でアッパーのデザインだけ

違うように見えるでしょ?

ところが、これがどういう訳かそれぞれに違いが

あって、そこ変えなくても良いのに?って感じで

不思議になっちゃうんだ。


キャンバスオックスとキャンバスカジュアルは

基本的に同じなんだけど、ヒールカップの所が

何故か違ってて、写真で何となくわかると思うけど

むき出しになってるでしょ?

とか・・・


シーメイトとオックスなんかは実は全然別物で

生地も違えば、ゴムの種類も違うんだよネ。


で、ここがミソなんだ。


この手の物は、劣化って言う運命が待ってて

大事に取っておいたのに、ある日久しぶりに

眺めたら、どうにもならなくなってた・・・

って経験があると思うけど、

シーメイトに使われてるゴムが何だか凄く

劣化に弱いんだよ。

硬化してポロポロになっちゃう物が

キャンバスオックスに比べてはるかに多いんだ。


ただでさえ、数が少なくってしかも劣化の確率が

凄く高くて、

だから、トップサイダーの中でも一番の絶滅危惧種

に指定されているんだよネ。

ちなみに指定してるのは私ですが・・・


という訳で、こちらのシーメイトもおそらく継続して

作ってると思うし(勿論別物だけど・・・)

コラボ品もいくつかはあると思う。


ちなみにウチでは最近、オリジナルを一足ゲット

したんだ、全然劣化なんかして無い新品だよ!


こんな感じで、今日は大好きなトップサイダーの

絶滅危惧種な話をしたけど、

正確には、これから増える確率も〇%なんだから

危惧もヘッタクリも無かったネ。


まぁ、どっちを選ぶかは人の好みだネ。


という訳で、かなり個人的嗜好、偏見、差別・・・

が入っちゃった絶滅が心配される話でした。