http://ameblo.jp/reflex-nakameguro/


更新しました!


まるでドッカのベテラン野球選手のような

スローペースでの商品入れ替えです。

ってそんな今日この頃です。


という訳で、とある番組・・・

スタイリストのドキュメントみたいな感じの流れで

進行していて

1つのアイテムのコーディネイトをその人の感性で

色々と組み合わせて

「これよ、これが素敵!」

なんて感じで、例の゛業界゛のノリが炸裂してた。


そして、おそらく番組的にもその人的にも

多分クライマックスの見せ所ネタで

雑誌創刊をプロデュースってのがあって

関係者との会話でこんなのがあった。


なんでも、最近はストーリーのある洋服が

受け入れられているとの事・・・


おいおいおいおいお~い、んな訳ねーだろ!


何を以てストーリーだのといってんだ!


どっかの誰かが来てたとか、ミラノのどっかで

流行ってるとか、そんなのをストーリーって

思ってたりするのか?


ストーリーがある服が・・・だったら今時こんな服の

売れ方してる訳無いんですけど・・・


どうなんだ?って、そこで1つピンと来たんだ。


アラ50やその上の世代の人達の時代って

そんなにファッション誌なんかがあった時代じゃ

無くって、男はメンクラ、女はMCシスターって

ほぼお決まりだったでしょ?


この辺の雑誌って言えば、ある意味゛教本゛って

言うような、゛参考書゛って言うようなそんな存在だった。


違った言い方をすれば、何たるか?って事を

基本から教えてくれる゛スタイル本゛だったのだ。


だから、

「このコートはこういうルーツで、だからこう着るのが

基本で、それをオシャレに着ようとすれば・・・」

ってのが自分達読者もしっかりと身に付いたのだ。


だから、基本をベースにして読者が自分なりの

着こなしを見つけられたし、それがすごく楽しかった。


言ってみれば、

服そのものやコーディネイトについて言葉で解説出来た訳。

こういう事に関しては、さんざん言って来たけどネ。


だから、何か1つのアイテムをコーディネイトしろって

言われても、

「これはこうで、こっちはこうだから・・・」な感じで

言葉で納得させられる提案が出来るんだ。


だから、コーディネイターやスタイリストって言われていた

職業の人も、コーディネイトそのものよりも

雑誌の写真写りだとか、ロケーションだとか、そういう

事をメインに考えていたんだと思う。


だって、コーディネイトなんか別に押し付けられなくたって

自分たちで出来たんだもん!


それがこんな時代になって物が氾濫しちゃってるから

ストーリーから逸脱しちゃってる服も当然多すぎる。


そうすると、理論的に語れなくなっちゃうから

感性だけの世界になっちゃうんだな。


理論的に話せる服をベーシックとすると

いわゆるファッションアイテムって感性でしか

選んだり組み合わせたり出来ないでしょ?


そうなっちゃうと、絶対的な゛権力者゛の言い切りゴメン

な世界になっちゃうんだよネ。


理論的に語れない服のコーディネイトって

言ってみれば、抽象画みたいな物で

何故良いのか?って聞いても理由を言えないんだな。


もっと言えば、こういうのって100人いれば100通り

の組み合わせが存在するわけで

それを、゛カリスマスタイリスト゛に依存するなんて

何とも馬鹿げてると思うんだ。


「自分で考えろよっ!」ってネ。


さっきも言ったように、今どきストーリーのある服なんか

そうそう無くって、

ただ、何となくソッチ方面の業界のノリでそんな事言ってる

だけなんだって、判断したんだ。


更に言っちゃえば、物その物に対して大した事も語れない

のを、カバーしようとして無理やり変な理屈を

言ってごまかしてるように思えた。


コーディネイトって算数みたいなところがあって

公式とか、決まり事があってそこから応用して解いて行く物

だと自分はとらえているんだけど、公式も知らずに

解こうとするから、こういう根拠の無い答えを出しちゃう。

あてずっぼでたまたま当たっちゃったマークシートの問題

みたいにネ。


本が売れなくなったって言われて久しい中、

ファッション誌も、ターゲットのセグメントなんかを含めて

色々と思考作為しているようだけど、

昨日の番組を見ていて、何か違うところに根幹が

あるんじゃないかとフト感じちゃったな。


ある1つの応用が利かないコーディネイトを見せて

それっきりじゃ、消費者もなかなか食いつかないよネ。

何だか難しいわ、だったらユニ○ロで良いわって

事になるのも当然じゃないのか?


鉄板にいきなり塗料を塗ってもそのうちさびちゃうでしょ、

何かこう、サビドメになるような雑誌もあって良い気が

するんだけど、そんな思いってのがそもそも

オッサンの発想なんだろうか?


そんな本があったら、もっともっと読者が楽しめると

思うんだけど。


まぁ、そうは言っても自分だって雑誌のこととか

出版の世界なんて全然知らないから全然偉そうな事

言えもしないんだけどネ。


でもさ、少なくとも本当にストーリーがある服は

そこそさこ知ってるぜ!

いくらでもコーディネイトしてやるから

かかってこいや!って感じだネ。


ドーダ、この上から目線・・・