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今日は久しぶりに商品紹介ブログとリンクした
話題で行ってみます。
そう、ローファーがらみのお話。
(ウンチクばかりでうざいです・・・)
良くスーツにローファーを履いている人を見かける。
厳密にはドレスアップ時に履く靴では無いのだ!
ってな所から、ハジマリハジマリ!
ローファーと言えば、「怠け者」の意味なんだけど
知ってた?
靴のローファーは文字通り、紐を閉めたりしないで
横着して履けるからこの名前になった。
ってのは多くの人が知ってるよネ。
で、ローファーと言えばごく一部の邪道な物を
除いて、大抵モカシン。
と言う事は、ローファーを語るって事は
モカシンについて・・・って話になるんだ。
多くの人が認知しているモカシンの起源は
バスのウィージュンだと思う。
北欧でアザラシの一枚革をくるんだ物が
ヨーロッパからアメリカにわたって、バス社が
製品化して・・・こんな感じでしょう。
実はもう一つの紀元説もあるようで、こちらは
いわゆるインディアン起源と言う説。
もしかしたら、こっちの方が立地的に自然なような
気がしないでも無い。
まぁ、それはそれとして元々一枚の革を縫い合わせた
だけの物に底を付けて、更に合底をかませて
ちゃんとした靴にした、バスの功績は凄いと思う。
そんな訳で、ローファーを含めたモカシンなんかを
ドレスアップした服装に合わせるのはヤッパまずいのだ。
(あくまでも基本ですよ、基本・・・)
で、日ごろ別に深くツッコミもしないで、モカシンモカシン
って言ってるけど、細分化してみると結構な
バリエーションが存在する。
最初の画像はアザラシの革を使った、極々原始的な
モカシンで、本当に一枚の革を足にくるませただけ
の物、パーツはわずかに3つ。
そして、当然地面に着くストレスのかかる部分、
要するにソールの部分を2枚にして少しだけ丈夫に
したものが、コレ。
結局は当て革しただけのシンプルな物なんだけど
逆に地面の感触が伝わって来て、草の上とか
それからカヌーには持って来いなのだ。
カヌーモカシンって言う位だし。
そして、しっかりとしたソールを付けるとこうなる。
まだアッパーとソールを直に縫い合わせただけの
ごくシンプルな作り。
L.L.BEANのモカシンなんかが有名ですね。
基本、同じなドライビングシューズ、感触重視。
これは更に進化したラッセルのモカシン。
いわゆる、マッケイ製法のモカシン。
この辺の物を全部マッケイって言っちゃってる
けど厳密には、こっちが本当のマッケイ。
甲革と合底、それから本底を靴の内側で縫ってる
製法。
一方でバスのウィージュンなんかは甲革と合底を
縫って、合底と本底を縫い合わせる。
その時に靴の外側で縫うから、コバが見える訳。
(ノルウィージュンと言えばノルウィージュンウェルテッド
なるグッドイヤー以上に複雑な製法もあります)
以上、だったと思うんだけど・・・
違ったかな?
ちなみに甲革とソールを貼り合わせただけの
セメント製法ってのがあるんだけど、
マッケイとかグッドイヤーみたいに見える
「偽物」があるので要注意。
セメントの靴は底の張替が出来ないから
長く履こうと思う人には向かないのです。
最後に、変わりモカシン。
オパンケ製法って言う、サイドで縫ってるヤツ。
3番目のモカシンと同じ事だけど、こっちは
それ自体を本格的なソールとして厚い革を使って
いる所が違う。
中にクッションなんかを入れればこれが一番
履いていて気持ちいいかもって感じ。
しかも思いのほかソールが丈夫。
結構曖昧な記憶で書いているから全部あってるか
チトチ不安なんだけど
一口にモカシンと言っても色々とバリエーションが
ある物です。
では、この辺で・・・