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更新しました!
今日もこ汚い物を紹介します、恐縮です。
三十路です・・・
誰もが知っている世界の大定番、ボート&トートバッグ。
「1944年にアイスキャリアとして・・・」と言うウンチク
は本家のHPでご覧いただければと思うんだけど
少々言わせてもらうと
その後に名前を変えて、"BOAT AND TOTE"でしっかりと
商標を取っているんですネ。
今じゃ、とにかく四角けりゃ何でもかんでもトートバッグって
言っちゃってる感があるけど、本当はこのL.L.BEANの物しか
トートバッグって呼べないのに・・・
(もしかしてもう期限切れ?)
そうした商品名や素材の名が一般の名称になった
ケースはこのバッグに限った事じゃ無くて世の中には
数多く存在します。
という訳で、自分が若い頃はトートと言えばほぼこれの事
を言っていた、正確に言うとボート&トートバッグを
略してトートって言っていた。
丁度その頃ってアメリカでも、「まねっこ文化」が広まって
いたようで、と同時に洋服全般も本格的なファッションに
移行する過渡期でもあったように思う。
また海外生産も徐々に一般化して、元祖的な商品に
少しアレンジを加えて、しかも元祖よりも安く売る、
こんな商売が勢力を拡大して来た、そんな時代。
だから買う方も、本当は本物が欲しいんだけど
チト手が出ないから似たもので妥協するって言う
ケースもままあったんだ。
そうして時代は移り変わり、本物の価値観は薄れて
拘りも持たなくなった。
本物しか無かった時代から、妥協する時代、そして
今じゃ本物の存在そのものすら危うい時代・・・
昨日テレビで、家具屋さんのニトリを取り上げていたんだけど
とにかく安く、安くって言う事を社長が謳っていて
それに、誰だか覚えてないんだけど女性がかみついて
異論を唱えていた。
安くする為に海外で生産する、そうすると日本の賃金が
上がらない、いつまでたってもインフレに移行しない・・・
思いっきりはしょってこんな内容の後に、
社長と女性が直接対決!って事で一旦コマーシャル!
の後のバトルを楽しみにしていたんだけど
何の事は無い、普通に和気藹藹だった、なんだよ!
そりゃそうだよネ、片や会社の理念を言ってて、
片や日本経済全体の相対論を言ってるんだから
そもそも論点が違うって・・・
家具と言えば、激しくベーシックな
ル・コルビジェのがあるでしょ?
スプリングチェアとか、LC2とか聞いた事ある人も
いると思うんだけど、あれってもう特許(?)が切れてて
確か、自由に作っていい物だったと思うんだけど
アレをもしニトリが作ったらいくらになるんだろう?
なんて事も考えつつ、その番組にはピーコだかオスギ
だかが出ていて(すいません、見分けがつかない・・・)
最後に一つ、凄く共感できる事を言ったんだ。
(一気にファンになったぞ!)
「300円のグラスで飲む飲み物と10000円のグラスで
飲む飲み物って味が違うわよ」って・・・
「お前は金持ちだからそんな事が言えるんだろ!」
こんな時代だから、ツッコミを入れる人種も少なからず
いるだろうから、フォローするぜ!
オスギだかピーコだかって面倒くさいからオスギって
事にしとくけど、何も高きゃ良いって事を言ってるんじゃ
なくて、「価値のある物は気持ちを豊かにしてくれる」
って事を言いたかったんだ。
もっとちゃんと言うと、その人にとって価値のある物は
豊かにしてくれるって言う事。
自分の例で言えば、エトロの高いシャツよりも
古着のウールリッチのシャツの方がしっくりくるし
逆に普段エトロのシャツなんか着ている人に
100年も前のヴィンテージのうん万円のシャツって
言ったって、゛不潔゛の一言でおわるだろう。
って訳で、おそらく昨日のオスギは「拘れっ!」って
事を言いたかったんだと思う。
さっきのニトリの話から言えば
ニトリが経済をダメにしているんじゃ無くて
ニトリもあれば、高級家具もあり、更にまた安くても
良い家具も他に沢山あるだろうし、高くったって
粗悪な物もある。
安い物ばっかりになれば当然高級な物を売る商売も
出てくるだろうし、それが資本主義って訳で
需要と供給の問題。
まとめると、結局は消費者の選択の問題じゃないか・・・
オスギが言いたかった「拘れっ!」
言わなかったのは、言ってしまったら番組がピンボケに
なっちゃったからだと思うんだけど
「バッチリ心に来たぜ!」
って訳で、ここでも散々言って来た事だけど
とにかく拘りが無いのだ、本当に無い!
今日は久しぶりに長くなるけど、
ごく初歩的って言うか、当たり前というか、
「んなもん、チト考えりゃわかるだろっ」って話を・・・
今日紹介したシューズって言うか、ブーツって
5インチなんだけど
ところで
゛USのメンズ5インチのブーツ゛って情報だけでどういう物を
想像するだろうか?
・25cmのサイズのブーツ
・5インチの深さのブーツ
紛れも無く正解は「5インチの深さのブーツ」
という訳で、USサイズの5を5インチって言っちゃってる
ケースがとっても多い。
これが一般の人だったらまだしも、売ってる人間が
何の恥ずかしげも無く、
「5インチなので25cm」って言っちゃってるから
全く情けなくなっちゃう・・・
ここまでなっちゃったら拘りって言うよりも基本情報の
欠如って話だけどね。
考えてみりゃ、誰だってわかるだろ。
1インチは約2.5cmってのは大体知ってるはずだ、
そしたら5インチは12.5cm、25cmの訳がない。
そう教えた誰かもいけないけど、疑問に思えよ。
靴売ってる靴屋がそんなんでどうするよ?
ってまたいつものオッサンになって来たけど
しっかりしろよ、プロなんだからさ!
今日の格言
「情報は疑え、それが拘りの最初の一歩だ!」
ついでに、L.L.BEANのだけは
"BOAT AND TOTE BAG"と呼んで欲しいのだ!