おとといの続き・・・
そう、着ていて気持ちが良い、気分が良いというのは
実に大切な事です。
チト話はそれるけど
最近歩いている若者を見ていて気が付くのが、服は小さいくせに
やたら、゛パカパカ゛な靴を履いている。
「如何なものか?」って言うよりはっきり言ってダメだろ!
どういう感覚でそういう合って無い靴を履くのかサッパリわからないけど
服は小さくても、大きくてもそんなに支障はないけど
サイズの合って無い靴履いてたら、足悪くするぞ!
って訳で、どう見えるかとかそんな事より長い目で見れば
何を差し置いても、着た時の気持ちが大事って事になる。
それは前回書いたクォリティが大事なんだけど、もう一つ・・・
飽きないってのがある。
角度を変えてみると、飽きない物ってつまりはつまらない物って事にも
なりかねない。
ボタンダウンのシャツなんかが凄く分かりやすいんだろうか。
本当にベーシックなボタンダウンは永遠のベーシックであって当たり前の
アイテムだけど、どうしてもファッション的なとらえ方だとつまらない物に
なってしまうようで、゛アレンジ゛と言い訳をした゛愚法゛として
ボタンホールの色を変えたり、無意味にボタンを増やしたりする。
所詮は消えていく運命なのに・・・
そして、そういったものはそれこそ不滅であってそしてコーディネイトの
幅もとても広くなる。
そこが大事なのだ!
クォリティが良くてベーシックな物をそろえていくと、コーディネイトも
2倍2倍で広がって行くぞ!と高見山も言ってた・・・
簡単に言うと、トレンドの物を着るのとベーシックウェアを着るのとでは
長期的に着られる服の量がはるかに変わってしまう。
こんな大事な事にどうして多くの人が気が付かないんだろう・・・
ただ、こうしたベーシックはやはり゛夢゛を感じられないのも現実。
今日はチト遠回りしちゃったけど、そこでローレンの服って事。
もちろん、何の変哲もないボタンダウンもあるんだけど
それを夢のある他のアイテムとコーディネイトすることによって
ただのボタンダウンが生きるし、必要不可欠にもなって来るでしょ。
永く着られて、ベーシックでコーディネイトも楽しめて夢が見られる。
ウェアに限った事ではもちろんないけれど
こんな素敵なローレンのプロダクト達なのだ!
ここにものすごい高度な、しかも絶妙にバランスが取れている
コーディネイトを紹介しよう。
89年のスプリングの時の物なんだけど
まず、カントリーならではのドビー風ストライプのシャツにバンダナを
巻いて、そしてなんと、グレンチェックのスーツを合わせ、タイを締めている
のだ、そしてポケットにはこれまたバンダナ。
本来、完全にビジネス対応のスーツをこんなにカントリー風にカジュアル
で着てしまう。
これぞローレンの神髄だろうネ。
という訳で、これを機会に皆さんクローゼットを開けて先入観を持たずに
持ってる物をあれこれとコーディネイトしてみて欲しい。
絶対に目からうろこの何かが見つかるはず。
で、自分の思い入れもあるから、散々言うようにこの時代を取り上げて
ばっかりになってしまうのだ。
そして、何と嬉しいことに
先日、日本でも通信販売のサイトがオープンしてその中に
ヴィンテージコーナーがついおとといアップされたのだ。
その商品群は、何とも自分の思い入れの時代の物が殆どで
実にたまらない!
それから、現在表参道のストアのウィンドゥが
"WESTERN COLLECTION"でバッチリ飾られているのだ!
もう、必見なのだ!
という訳で、その5まで自分なりに素晴らしさを語ってみたんだけど
どうですか、皆さん伝わりましたか?