久しぶりなのに、大した事書けないかな?どうだろう。
前にも似た事書いたような気もする、こんな話・・・
そういえば、その時は゛ヴィンテージ゛ナンチャラ…みたいな
話だったかな?
今日は、゛デッドストック゛ってヤツについて。
これは、訳すと
「死んだ在庫」とか「使い物にならなくなった新品」とか
そんな意味になる。
昨今、このデッドストックがもてはやされている。
本来、売れ残り(人気が無かったって事)なのに。
でももてはやされている方のデッドストックは
昔の(かなり昔か最近の昔かはいろいろだけど)
デッドストックな訳です。
すでにややこしさ全開になっちゃってるけど、
3年前の物には誰も興味を示さないけど
30年前の物はもてはやされるって
「時が解決してくれるよ」なんて高校生への失恋アドバイス
みたいだけど、とにかく何物も時が経てば経つほど
価値が上がっちゃうのだ。
チェック項目の✓みたいな感じかな?
今1.000円の物が来年には500円になっちゃって、
2年後にはタダ同然までになって
それからしばらくは誰からも見向きもされずに時が経って
30年後に突然2万円になっていたりするから!
まぁ厳密には、それぞれの物によって価値の違いは大いに
ある訳で、何でもかんでもがそんな傾向にある訳じゃ無いけど。
そんな中でも、特定の物は20年後に新品で残っていたりしたら
結構なお宝に変貌していたりする。
少し思い出したんだけど、そんな物達に対して
ヴィンテージと呼ばずに、ベーシックって呼ぼう!なんて
書いたんだっけ?
そうそう、今日はヴィンテージじゃ無くて、デッドストックの話だった。
話が元に戻っちゃうけど、皆さん日ごろ何気でデッドストック!って
言っているけど、よくよく考えてみると変じゃない?
だつて、さっき書いたように、この言葉の意味ってそもそもが
凄くネガティブなイメージじゃん。
そのままストレートに「死に在庫」、「不良在庫」って呼ぶ業界も沢山あるし。
じゃあ、長い時が経って現在゛デッド゛って言ってもてはやされている
物を何て呼べば良い?
例えば、最近また見直されて古い物が高くなってる
L.L.Beanのトートバッグ。
40年代に初めてICE CARRIERとして発売された時は完全な道具
だった訳で、言ってみれば消耗品が
奇跡的に、今新品で残っていたりしたらまさにお宝って訳で
そう、"TREASURED STOCK"なんてのはどうだろう?
(何時だか、知り合いとそんな話をしていて最近はデッドストックって
あまりいいイメージ無いから○○ストックって呼ばれている
みたいなことだった、肝心な○○の所忘れたけど・・・)
このトレジャードストックこそがまさにヴィンテージって事にも
なるのかも知れないな。
そんな話をしだしたらまたまたキリが無くなって来そうだから
今回は封印するけど
じゃあ一体、どこまでがデッドストックでどこからが
トレジャーストックなんだろう?
こう変な所にツッコミを入れたくなっちゃう性格だもんで
良くお客さんに
「これはデッドストックですか?」なんて聞かれると困っちゃうのだ。
軽いノリで「YES」つて答えりゃすんじゃうんだけど
「売れ残り」って肯定するのも何だか商品に対して申し訳ないし
(まぁ確かに売れ残りって事にになるのかも知れないけど)
かといって「NO」と答えりゃ、じゃあ何なんだ?って事にもなる。
「いやいや、これはトレジャーストックですわ」なんて言った所で
更になんじゃそりゃってドツボにはまっちゃう。
古い物が好きな人には、「中古で十分」「絶対に新品!」
「出来れば新品の方が良い」ってさまざまです。
まぁ、新品に越した事は無いってのが多勢かな?
チト話がそれちゃったけど、この違い、境界線は
経った年数?、人気(需要)?どこだろうか。
またまた更に複雑になっちゃつたよ、誰のせいだ?自分のせいか?
皆さんどう思いますか?
「そんなの物によってバラバラに決まってんだろ!」
う~ん、そうおっしゃいますか、そうおっしゃいますよネ。
そう、結局はそれを欲する側の問題だったな。
それぞれが「ダセー!」と思うか「行けてるじゃん」って
思うかで良いのだ、ったら良いのだ。
去年のものでもその人にとっては宝かも知れないし、逆に
100年たった物でも興味無ければスルーでしょ。
(行けてるって表現がすでに行けてないか、言葉見つからず・・・)
そんな訳で、一言で済むような話をわざわざ引っ張りに引っ張って
書いてみた今日でした。
そうだ、コウシヨ・・・
お客さん 「これはデッドですか?」
リフレックス 「それはあなたが決める事です」
もはや懐かしの、家政婦のミタの決め台詞で最後を締めくくっちゃった。
この台詞は・・・
う~ん、デッドストックかしら、おっと中古だったか?