8月21~22日
臨時休業です。
よろしくお願いいたします。
今日は何となく全然書く気がしなかったのに・・・
Kさん、そんな事言われたら書かざるを得ないじゃん!
(しかも蚊が一匹いて、どうしても叩けないし・・・ったくモ~)
そんな訳で、困った時の昔話だのみ、って言うオッサンのメリット
ですネ。
そこそこにヨレヨレになったTシャツです。
30年以上も前にバイトで知り合った゛バイト先輩゛と言うべき人から
譲り受けたものですからかなりの年代物。
YUKOの文字がなんなのか(裕子、優子、夕子、有子・・・)
全然知らないんだけど何てったってこの色とロゴの具合が
たまらなく気に入って無理して譲ってもらった記憶がある。
その他にもバドウィンのスタジャンとかフライトジャケットも
譲ってもらったかな?
その人はサーファー(モノホン)で、実はその人の影響で波乗りを始めた
りもしたんだけど、とにかく格好良い、雰囲気のある人だったのだ。
車と言えば、バーガンディの6Vのビートルに乗っていて
(当時としてはベタなのかもしれないけれど・・・)
まさに一時の自分のアイコンだったわけ。
その頃の自分と言えば、「新しいアメリカ」に触れる度に感動
しまくっていて、言い換えると
「新しいアメリカ」に出会う為に毎日生きていたって言ったって
言い過ぎじゃないくらいだった。
今だったら、この辺のTシャツも古着屋さんにゴロゴロしてるけど
当時としては、強烈に「行けてる」ヤツだったのだ。
そして未だに着ている訳で、う~んノスタルジー!
で、ウェアとともに当然運動靴だって当時はたくさんのメーカーや
ブランドがこぞって日本に上陸していた。
さんざん今まで登場しているから皆さんご存知だろうけど
スニーカーで一番のお気に入りと言えば"TOP=SIDER"
泣く子もだまるトップサイダー、何は無くともトップサイダー、
雨の日はもったいなくて履けないトップサイダー(?)
どれ位履き潰したことか・・・
で、その行けてる先輩が気に入っていたスニーカーはと゜言うと
このトレトン。
これはホワイト/ホワイトだけど、その他にホワイト/ネイビー
ホワイト/レッド、ネイビー/ホワイトなんかがあった。
もちろん現行でもブランドは存在しているけど
やっぱり当時のものでなくちゃネ!
このモデルは"CANVAS NYLITE"って言ってトレトンの主力
アイテムだった。
レザーのXLTなんてのもあったけど、あっちのはチト
本気でテニスしちゃいますって言うオーラがあって、こっちの
コットンキャンバスの方が、"スニーカー"って感じの軽いノリで
履けたのだ、もちろんどっちも大好きだけど・・・
個人的には、このトレトンはトップサイダーにはかなわないけど
オールスターと並ぶ位の同率2位って感じで気に入っている。
こちらもかなり履き潰したけど、何とかこのホワイト/ホワイトと
ホワイト/ネイビーが現役で頑張ってる。
で気になるその先輩はなかなか売って無かったホワイト/イエロー
を履いていたのだ。
ナイキ、アディダス、プーマ、ニューバランス、ブルックス、ポニー、
スポットビルト、エトニック、ケッズにコンバース・・・
挙げたらキリが無い位なメーカーと、モデルにまで細分化したら
取り留めの無い位の種類(今ではコレ以上に色々とあるけど
当時のラインナップはどれも立ち位置が明確でしたネ)のなかから
こんなマイナーなトレトンをチョイスするなんて!
しかも微妙にダサい、ホワイト/イエローだぞ、
なんてイキなセレクトだ!
ちなみにトレトンは元々スエーデンのメーカーで、たまたま当時の
テニスのスーパースター、ビョン・ボルグが履いていて大ブレイク・・・なんて
極々狭い世界で語り継がれているけど、そんな程ブレイクしてなかったぞ。
という訳で先輩は、最初に出したTシャツみたいなのに
ブーツカット、そしてビーサンかトレトンって言うコーディネイトが
大半だったように記憶しているんだけど、さすがに本物だけに
ピタリとはまっていた。
この間話したL・L・BEAN時代の先輩もそうだし
自分達の世代は、色々と教えてくれる人がたくさんいた。
しかも、「今はこれが・・・」では無くて
「これを着るべきだ」と言う、まっとうな物事を教えてくれる先輩。
実際、今日の通勤着は最初のTシャツだし、トレトンも今日履いている。
確かに同じ位の失敗もあるにはあったけど、少なくとも実際に
手に取ってみて、着て、履いてみて自分は何を選ぶべきかを
決める事が出来たのだ。
(現在蚊に刺された箇所3つ)
どうしてそういう事が可能だったのだろうと考えてみたら
やっぱりインターネットが無かった事が大きく関係しているんじゃ
無いだろうか?
もしも、自分が今20才で洋服に興味があって、何を着ようかと
思ったら、雑誌ももちろん読むかもしれないけど
大なり小なりインターネットのお世話になるに決まってる。
これだけ、混沌としたファッションの状況ではたしてインターネット
の情報で、本当に良い物を探し当てられるだろうか・・・
良い情報も、また逆も、全て生の声を聴いて試して
失敗と成功を繰り返して、自分のフェイバリットを知り当てたのだ。
今はそういう生の情報やアドバイスが出来る連中いるのかな?
「有名人が着た」みたいなセールスワードとか「○○系・・・」なんかの
無理やり型にはめたコーディネイトのアドバイス・・・
「なんだかな~」ってオッサンは思っちゃうよ。
だからさ~・・・・・
っていつものことながら、結局最後は愚痴みたいになっちゃうんだけど
みんなさ、元気に外に出かけて生の声を聞いて買い物してみようよ!