業界で、って言うか誰でも使ってるけど
ある程度゛歳をとった゛ウェアや車その他の物達を呼ぶ時に
使われる言葉に
中古、古着、ヴィンテージ・・・がある。
こんな枕で始まったって事はまたまた理屈っぽい話だな
って誰でも想像出来るよネ。
そう、その通り!
いつものように、オチの無い話をしていきましょうネ。
普段、何の疑問も持たずに、何の躊躇も無く
こういった呼び方をしているでしょ?
何ていうか、おそらく経験から身に付いた感覚的な物で
とっさに判断して言葉にしているんだと思う。
もっともポピュラーな例だとリーバイのジーンズ。
66を(といっても期間が長くてそれはそれで細かく・・・は
あるにせよ)境にして分けているような傾向があるのかしら?
もしくは染めかな?
インディゴで染めている物は゛ヴィンテージ゛
そうじゃ無い物は゛レギュラー゛、単純に゛古着゛?
という訳で、ここで初心(?)に還って、ウィキで
゛ヴィンテージ゛を調べてみたりするのだ。
「元々はブドウの、ワインの・・・」から、現在の概念として
「一定期間の優れたもの達」って事になりそう。
こうして改めて考えれば
「当たり年」的な落としどころになりそうですネ。
そうすると、みんなが陥りやすい「古い物」と言う基準が
どうやら履がいされそうじゃない?
あっ、正確には「古いだけの物」って事か。
それから勿論数の問題もある。
(ワインなんかは飲んじゃったらそれで終わりな物だから
希少性と言うのは、当然目安になるけれど・・・)
そうなってくると、゛ヴィンテージ゛って一体・・・
結局は単純に゛良い物゛ってなってきそうじゃないか?
当たり年の、当たり物で・・・う~ん、またまた何だか
こんがらがっちゃうな。
そこに年代物でって加わるとまたチト意味が違って来て
わかりやすくなるのかと思えば
じゃあ、何時から以前だったら良いの?って話にもなって来る。
無理に当てはめようとするのがもしかしたら間違えなのかな?
でも、何か定義が無いとどう言って良いのかわからないし。
さっきのリーバイで当てはめれば
100年も前の物だったら、ヴィンテージ゛って言うけど
ただ古いだけじゃ、当てはまる?当てはまらない?
当たり年の・・・?
クォリティは今の物にかなう訳無いし、でも現在のジーンズの
原型でもあるし・・・
じゃあ、501だったら何でもヴィンテージかと言えば
そこいらじゅうにゴロゴロあるわけで、到底ヴィンテージとは
言えず・・・
これじゃ、名探偵コナンでも解けない迷宮入りだな。
ポロの例えで言うとどういう事になるんだろう?
92年製の普通のポロシャツは゛レギュラー゛だけど
同じ年の同じポロシャツに`1992`とかウィングフットのプリント
でも入っちゃったら突然信じられないようなプライスで
取引されている(本当にそんな値段で取引されているのか?)
同じ年に同じクォリティで作られて、一方は無地、方やプリント
がされたたけの・・・
一般的なところでは、わずか20年前の物に対して゛ヴィンテージ゛
なんて使わないし、でも実際は当たり年なのかも知れないし、
似たものなのに雲泥の差のプライスがついているし・・・
そうか、これはただの゛プレミア゛ってヤツだ、そうだ!
でも、良い物は良い物だし・・・ってキリが無い
て・・・・・
ここまで疑問調、設問調、問いかけ調(?)な感じで書いて来て
言うのも何なんだけど
゛ヴィンテージ゛って言う゛高貴゛な言葉を簡単に使うのが
結構嫌いなのだ、って言うか容易く言わないで欲しい。
一世紀前のウールのパンツってどうよ?
って2チャンネルみたいになっちゃったけど
虫食いだらけのそんな物を゛ヴィンテージ゛って言ってる
そんな、あえて文化って言うけど、そんなパンツに自分
だったら、何万も出す気、到底しないな。
自分に言わせりゃ、そんなのただのゴミでしかないぞ!
ポロカントリーのラグジャケットをヴィンテージだのレア物だの
と騒ぐけど、ただの古い洋服じゃん。
50年代のL.L.BEANのフィールドコートったって
ヴィンテージか?、ただ60年前の服じゃないか。
しかししかし・・・・ここはあえて強く言うけど
「愛すべきただの服」なのだ!
アメリカの服って結局そんな物なんじゃ無い?
それで良いと思うんですけど、何か?
そんな何のこと無い、アメリカのもの達が大好きです。
ただの古い服、古着ばっかりでそうそう、おいそれと
゛ヴィンテージ゛って呼べるものは無いけどネ。
(相変わらず、キレの良い落としどころが見つかりません・・・)