今月の18日に書いた、ポロカントリーの話の続編みたいなのを
書いてみようと思う。
たまたま、イメージをお伝えする良い物が入手出来たのもあって。
大分前に書いた最初の話の中では
ワールドワイドな世界観があって、ネイティブとかウェスタンとか
の限定した・・・では無い
そんなことを書いたと思うんだけど、この間の話はその1つの
いわゆる、皆さんが想像するカントリーに目を向けてみた。
最近、かなり減った、「カントリー雑貨ショップ」のような俗っぽい
薄っぺらに表現されたものではない、しっかりと実態のある
本当のライフスタイルを提供したショップを例にして。
これのベースとなる年代としてはおそらくは約100年位前のアメリカ
なんだろうと思う。
なんだかんだと言って、自分もこんな゛カントリー゛の世界観が
1番好きだったりする(女々しいと言われようが・・・)
きっとミスターもそうだと思うな(勝手な思い込み?)
南北戦争が終わり、そして富を求めた民族の移動や農業を
生業とする人々の苦労や、禁酒法の時代・・・
スクリーンの世界で言えば、タイタニックやリバーランズスルーイット
あたりになると思う。
これらの映画をご覧になった人達はお気づきかと思うけど
ブラッドピットやディカプリオ、やたらとバンドカラーのシャツを
着ているのです。
ドビーパターン&ストライプのシャツにサスペンダーで吊った
作業用パンツで農作業をして、町に出る時は゛別パーツ゛の
襟をつけて・・・
女性は、ヤッパリバンドカラーでもやや台襟の高い(ハイカラー)
ブラウスに、飾りの付いたフレアースカート。
中にはイメージがずれちゃうひともいそうだけど、丁度
゛赤毛のアン゛のような世界が想像されます。
大自然の中で、明日の為に精一杯働く家族の愛や絆を
表現出来るような(そうとう大げさだな)
そんなライフスタイルを感じ取れるような、ローレンの
バンドカラーシャツですネ。
我が日本でのバンドカラーと言えば
゛ハンマーチャンス゛かはたまた゛殺人教団゛のイメージが
なかなか強いと思うし、そもそもオルテガのベストやサファリジャケット
なんかとともに、似合わないベストいくつかにはいるのかしら・・・
(とは言え、この手の服が自分の中では似合う似合わないなんて
無いと思っているのだけれど)
単にバンドカラーシャツと言えども、一般に想像されるデザインは
ただの白いカッターシャツって言ってるシャツの襟を取っちゃった
物だろうけど、それだとヤッパリ到底イメージは膨らみません。
カントリー的なコーディネイトをするにあたって、キーアイテムに
なりそうなバンドカラーシャツやファブリック、それから゛カラー゛
音楽も含めて、自分が感じる゛カントリー゛の世界感を共有
出来ればと思い、以下ザ~と画像を並べ、曲を紹介します。
リッキーリージョーンズの゛カンパニー゛と言う曲です。
カンパニーとは勿論会社の意味では無く、「一緒にいる」的な
ニュアンスらしい。
ラブソングだけれど゜、何故か
「遠い故郷」、「家族」、「自然」を連想しちゃうのは自分だけでしょうか?
以前、ホームコレクションで出していた生地見本台帳から・・・
ファブリックはそのシーズンだけって訳では無くて、基本となる
物は定番的に用意してありました。
その中の1つ゛Cottage゛のグループから。
開拓当時のベッドリネンや、漆喰の壁、そして生活を少しでも
豊かにしようとする努力みたいなのが感じられるパターンです。
‘BLAINE‘
‘ADELAIDE‘
‘BUNGALOW STRIPE‘
‘DAKOTA STRIPE‘
中でも‘ADELAIDE‘や‘BUNGALOW STRIPE‘は
象徴的なパターンですネ。
カントリーのドビーパターンのシャツもそっくりなパターン。
しかもビブのプルオーバーです、そんじょそこいらのシャツとは
出所が違います。
RRLのバンドもしかり、荷台に酒を積んでコッソリと車を走らせる
ブラピ・・・
こちらは、あまり知られていないペンキ。
色見本より、‘COUNTRY COLLECTION‘のカラーチャート。
厳しい冬の寒さやようやく春が訪れて花が咲く慶びや草いきれの
夏、収穫の秋・・・
そういった諸々を脳内でイメージして、それに溶け込むウェアを
着て、ノスタルジックな気分になる・・・
う~ん、良いなぁ。
そしてこんな1つの世界があり、やがて一方ではネイティブアメリカン
の世界、はるか熱帯の土地や逆に遠い北方のウィルダネス・・・
たかが服、されど服・・・楽しい物ですネ!