「カントリー」と言う言葉からみなさんはどんな物を

連想しますか?


国、田舎、故郷・・・


元々がアウトドア好きな自分が、

その目的(釣りをしたり、キャンプで料理をしたり・・・)

に伴った環境に興味を持ち始めたのが、確か

25年近く前で(それ以前にもラルフローレンは当然

知っていたけど、あくまでもファションな捉えでしか

無かった)。


そして、そんな環境(頭の中でイメージする環境も含めて)

を一瞬で具現化してくれたのが

Depot39と言う確か6年位前になくなっちゃった店だった。


自由が丘にあった、一般的に言うと「カントリー雑貨店」の部類に入る。


20年も続いたその店の天沼寿子さんという人は今でも

カントリー的な生活を送っているようです。


画像1つも無いからなかなか文章じゃ伝わらないのが

もどかしいんだけど

一言で言えば、リアルアーリーアメリカンて感じの店で


パインの家具、ホーローのキッチン用具、ステンシルの絵の具

や、天井からはドライフラワーが下がり

それらが所狭しと、でも整然と並べられていた。


丁度その頃は、カントリー系の雑貨等が結構もてはやされていて

エセカントリー雑貨店なんかも多かったけど、

そんな店とは一線を画して、とにかく素晴らしい店だったのだ。


今で言えば、゛ガーリー゛とか゛スローライフ゛見たいなキーワード

として、言われるんだろうけど

そんな軽いノリでも無く、コマーシャリズム化された形だけの

スタイルではなくて、本当の意味でエコロジーなスローな

ライフスタイル提案の店だった。


言葉で何も語らなくても、物を大事にしようとか、本当の意味での

癒しとか、そんなのを無言で提案してくれた凄い店だったな。


勿論置いてある商品は、本当のアンティークが多かったし、

インポート物ばっかりで値段もそこそこ高く、なかなか手が出る

物は少なかったけど・・・


(しかも、胡散臭い男がそんな店でシゲシゲと物達を見入って

いた訳で、おそらくかなり怪しかったんだろうネ)


ソレを起点にして、シェーカーの家具に興味を持ったり、

ドライフラワー作りをしたり、まぁ言って見ればアメリカの文化

見たいな所に触れ始めたわけだけど、


きしくも、デポがオープンして(おそらく多分86年)、その3年後に

゛ポロカントリー゛がデビューしたのです。


自分の趣味である、アウトドアとそれに合った環境、そして洋服

大げさに言えばライフスタイルが合体ロボしちゃったのだ!


さっきも言ったけど、今となってはそのデポもこうして下手な

文章でしかお伝え出来ないけど、あの店にポロカントリーの

商品を置いたら、バッチリだろうな・・・


と言う訳で、文章で伝わらないせめてもの表現として音楽で

伝えて見ます。


http://youtu.be/pD4g61wTkzo


目を閉じて聞いてみて下さい、カントリーでスローなイメージが

浮かんで来そうじゃないですか?


そして肝心のポロカントリーです。

今でも人気が高い、その理由としてはやっぱり

レア物、生産中止・・・と言う俗なワードからの物。


何度も言っているように、ローレンの殆どの物達はレア物です

を再度言って置きます。

(一度しか出ない物ばかりです)


この言葉はとても好きじゃ無いんだけど、一般的に使われている

゛レギュラー古着゛って中の物も、高額取引されているネイティブ

の物も同じようにレアなんですよネ。

勿論、普通のボタンダウンやポロなんかはその中に入りませんし

そういう意味では、レギュラーの言葉をベーシックって言い換えて

欲しいな。


と言う訳で、一つ一つの商品に想いがこもっているカントリーの

商品です(勿論カントリー以外の商品も)


89年から92年までの間に色々な商品が出ましたが、その中でも

やっぱりメインになるのは、アーリーアメリカンな雰囲気の

漂う物達でしょう。


「ポロカン、良いっすよネ!」なんて言っている連中には到底

理解不能なんだろうけど、1つ本当のポロカントリーの世界観

を知る上で、参考になる物を紹介します。


REFLEX的生活様式考

上から時計回りに

‘COUNTRY DECORATING‘

‘AMERICAN COUNTRY‘

‘AMERICAN FAMILIY STYLE‘

‘COLLECTING AMERICAN COUNTRY”


古いアメリカの文化を物や食、シーズンイベント等を

クラシィフィケーションで紹介している本です。

今はどこで買えるのか分からないけど、とにかく

下に紹介するカットのどこにポロカントリーの商品を

重ねてもしっくりと来ますネ。


REFLEX的生活様式考
REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考


(ちなみに”AMERICAN FAMILIY STYLE”の序文は

ラルフローレンが書いています)


こんな風に、ライフスタイルに根付いて、物づくりが

なされていたポロカントリーであります。


何を着ようがどう着ようが人の勝手なのは何も言えないけど

乱暴な言い方をさせてもらえば、こういう背景の連想も

出来ないなら、着てもつまらないんじゃ無いって・・・

言い過ぎ?


逆に、こんな世界観を連想出来るものであれば

それが例えポロであろうが、RRLであろうが

当然ながら他のブランドだろうが、

それはあなたにとってのカントリーウェアであります。


さっきも言ったように、このイメージは多くの中のひとつで

このほか、ネイティブの世界やリゾートな背景等が

ありますが、おそらく大きな中ではこの世界観が全体を

占めているはずです。


これも前から散々言ってるけど、何年のナンタラカンタラ

なんていうのはどうでも良いことで、ましてや

カントリーのラベルに執着するなんて意味の無いこと。


思い入れの持てる、長く着られる、そういう物を選んで下さい。

別注だとか、ダブルネームだとか、限定だとか

大事なのはそこではありません。


結局はいつも同じ着地点に行き着いちゃうけど

やっぱり、やっぱりこういう感覚は大事です。


REFLEX的生活様式考