毎度のごとく微妙に旬がずれちゃった話から。

いつだったっけ、金環日食って・・・


とにかく日本全国、その日は

゛日食1色、グラサン売り切れチョーショック音譜゛なんて

韻を踏んで見たけど、とにかく大フィーバーだった。


ちなみに僕は普通に寝てましたけど、何か?


今回を逃すと次は何年後とか、この前は何年前とか

この゛レア度゛をしきりに放送していたけど

なんだか、自分的には゛別に゛って感じのエリカ様状態で

だからといって、誰かに答える訳でも無いけど。


今年は、天体ショーの当たり年らしくて、たった一瞬の為に

大枚はたいて買ったあのグラサンも

まだまだ出番はあるので「取っておきましょう」という事らしい。


という訳で、この前の日食は地球から見て、太陽の前を丁度

月(で良いんだよネ?)が通過して金の輪に見える現象。


コレが実に珍しいことなのが、人気の秘密ですネ。


僕がこれに興味が無い1つの原因に

「珍しいから何?」てのがあって、つくづく自分でも

変わり者だなって思ったりもするんだけど


もし、地球の回りにもっと多くの星があって頻繁に、

例えば、3日に1回とかじゃないにしても、月に1回位の

頻度で起こる事だったら、誰も騒がないでしょ?

しかも、いつものまん丸太陽をあのグラサンで改めて見る?


わざわざ、グラサンかけてまぶしい太陽を見るよりも

月1回の、満月や、どっかの歌じゃないけど

消え~そうな三日月の方がよっぽど魅力的に感じる。


風情があるって言うか、情緒的って言うか、オツじゃない。

グラサンかけなくったって、バッチリ肉眼で見られるし・・・


怖いもの見たさ、なんて言う様に人間誰でも

珍しい物や事柄に興味が沸く気持ちは、そりゃ自分にも

あるのは否定出来ないけど・・・


一週間に6日、いつもこうして同じ場所にいると

間違い無くマンネリ化して来るのです。

そして全てを分かったフリして物を売っていても、時に

お客さんから思わぬ、指摘を受けて新しい発見もあったり

します(一方では恥ずかしい事だけど)


そんな出来事があると

「なるほどな~」なんて、見飽きているはずの商品も

鮮度がよみがえってくるものです。


この間、チラッと言ったけど桜の美も花だけではないはず。

花が散った後の萌える葉も、同様に美しいはずです。


日ごろのあわただしい生活の中で、見過ごしている発見は

山ほどあります。


人は゛慣れ゛にとても弱いものです。


初めて自転車に乗れた時の感動もいつしか忘れ、

ただの移動手段になってしまい、

あんなに好きで好きでたまらなかった彼女も

三年も経てば、どうでしょう?


そして、気が付くと本来のフォーカスもぶれてしまいます。

消費税その物の議論が、いつしか権力問題へと

話が挿げ替えられてしまっています。


芸人だから・・・とかそうじゃ無くてもっとその物に対して

議論をするべきでしょう?


あまりにも情報が多すぎて、みんな本質を忘れている

んじゃないのかな?


絶滅危惧種の保護・・・っていったってカリスマ種にばかり

目を向けて、人間にとって体裁の良い動物ばかりに

気を取られている。

連鎖を考えれば、ノンカリスマも同時に大事にしなければ

何も意味が無いのに・・・


物も情報も、色んな物が氾濫しているこんな世の中だから

こそ、一度原点に戻って本質を探って見るのも大事だし

、しかも楽しいのではないでしょうか?


久しぶりに真面目な内容でした。