で、そのインディシリーズももう1つの見せ所って言うか
駆け引きのポイントになるのが
゛フルコースコーション゛ってヤツ。
車がスピンして止まっちゃったり、パーツが飛んだりして
゛危険゛だって判断されたら、ペースカーを出して
ゆっくり走って、安全になったら再スタートって言う物。
ただ、コレはF1も勿論、他のレースでもやる事。
安全確保の為には当然の措置ですネ。
これによって、今まで大きくリードしていたのに一気に差が
ちちんじゃったり、逆に周回遅れになりそうだった車が
列の最後に並べたりして、見ているほうも面白さが
増してくる。
F1なんかだと、いきなりスコールとか無いとよっぽど
フルコースのコーションは出ないで、大体ローカルイエロー
って言う部分的に追い越し禁止になる位で済ますんだけど、
流石はアメリカ、ショー的な要素を重要視して
とにかく事あれば、フルコースのコーションにしちゃう。
さっきチラッと言ったナスカーなんかは、何かの
インシデントがなかなか無かったら、
「ツマンナイからイエローにしちまえ」なんていう
猫ランナーもビックリの強引なことまでしちゃうのだ!
まぁ、どっちが良いかって議論はしても意味が無いし
これはとにかく好き嫌いの問題ですネ。
そんなアメリカならではのアメリカらしいインディ
なんだけど、さっきのF1はじかれ組に今年は
長年、シューマッハの引き立て役、去年セナに
弾き飛ばされた、ルーベンス・バリチェロが出ている。
それから、我がジャパニーズの佐藤タクマもかれこれ
3年目だったかな?
そんな訳でようやく寝不足の訳が明らかになるって事で
「お待たせ、お待たせ」の誰も待ってない原因を
言っちゃうよ。
そう、昨日はモナコグランプリと同時に
インディ500もやったのだ!
そして、ななななななんと!
って言葉で説明しても伝わる物も伝わらないって事で
14:00頃からが見物です。ちなみに画面右下のIZOD
はあの、アイゾッド・ラコステのアイゾッドです。
インディシリーズのトータルスポンサーです。
以前のF1時代のタクマを知ってる人だったら
「未だにこんなムチャしてるのか」って言う批判的な意見も
あるかも・・・
でも、そんな事は一切ヌキにして
インディ96回の歴史の中で、よそ者のしかも
イエローがココまでの事をしたって言う事実は
とんでも無い事だって言い切れると思う。
午前の4時に50のオッサンが
おおおおおお~って叫んじゃったんだから!
F1は欠かさずに、最初から最後まで見るけど
ナスカーとかインディって長いでしょ、しかも中継が
夜中だから、大抵は途中で寝ちゃうんだけど
昨日は流石に違ったんだ。
予選は19位って言う、チト微妙な位置で
「トップ10に入れるかな?」位の予想で見始めて
(上手い具合にF1の中継が終わった1時頃にスタートって
いうタイミングの良さ)
でも、まぁいつものように中団を走ってお決まりの
クラッシュで終わりのお休みかと思ってもいた。
ところが、見る見る順位が上がっていって
しばらくタイムテーブルのトップに
゛SATO゛の文字が燦然と輝いていたのだ。
コレだけでも、日本人にとってはかなりのサプライズ
だったんだけど(インディ500だと、かなり前に
高木虎之助って言うドライバーが一瞬トップになったことが
あるくらい)
それがまさか、最終ラップに優勝争いして、しかも・・・
って、凄さ伝わるのかしら・・・
とにかく、バレーがオリンピック出場を決めて・・・とか
ダルビッシュが何勝とか、そんな事があった一方で
こんな、物凄い事も起こっていたっていう事を伝えたかった。
ねえ、少しは
こんな話題も取り上げてよって
つくづく、モータースポーツ後進国の日本だなって
感じた、眠い1日なのだ。