この間、゛モラル゛を題材にした番組をやっていました。
その中で
「電車の中での飲食はセーフかアウトか?」と言う問いに
対して、その問題の回答者の内、2人か3人がセーフと言う
回答をしたのだ。
そして、その理由を聞けば・・・
「だって駅で売ってるから!」
「ハイッ?」って思っちゃった・・・
こんな単純な問いをするほうもするほうだけど、
何の恥ずかしげも無くセーフって言えちゃうタレントを
゛モラル゛て言う題材で出演させちゃう方もどうかと思う。
あらっ、どっちも一緒か・・・
という訳で、それを見てふと、こんな事を思い出したのだ。
「店の販売員、帽子かぶってるのは有りか無しか」
実は、これに対して僕は長い間、どうなんだろうと思ってた。
それで、アパレルに勤める友達、そいつは僕よりひと回り
したのもうすぐ40だけど・・・
最終的に、ダメだろっ!って事で決着したんだけど
これには、2つの根拠があって
1つは、「接客するに当たって、失礼」、
もう1つは「帽子は外で被る物」って物だった。
正直言って前者が自分で、友達は後者だったんだけど
いずれにしても、やっぱり帽子は無しって結論だった。
時代と共に、ファション界も変化して来て、売る物も多様化、
買う人も多様化、色んな方向に向かって枝分かれして
行くのは当たり前だし、テレビを見れば
タレントは帽子も当たり前、サングラスがトレードマークに
なり、昔とは大きく変わりました。
で、店員の帽子問題・・・
単純だけど複雑そうだぞ。
ファションと言う所ではアリだけど、礼儀って言うくくりじゃ
NGじゃないか・・・どっちよ?
「売ってるんだから良い」
「いやいや、そんなこた~ない」ってサングラスのおじさんも
言ってるよ。
で、自分なりにだした結論がこう。
これは、ファションと礼儀の言って見れば対極にある物の
妥協点みたいな感じで。
「その土地による」
「その人のキャラクターによる」って言う2つの要素。
まず、土地。
まぁ、ロケーションって事だけど
「銀座の店でショーツは無いだろう」って事。
いくらショーツを売っているとは言っても、流石に銀座の
ど真ん中で、定員が短パン履いてたらまずいだろって事。
かなりカジュアル化しちゃってる銀座とは言え、そうは言っても
色んな人が色んな状況でやって来るわけで、
そんな所で、短パンは、帽子はまずいんじゃ無い
って言う結論。
逆に、鎌倉にあるアウトドアブランドだったら、しかも夏だったり
したらむしろ短パンの方がよっぽど雰囲気あるだろうし、流石に
そこで、「礼儀が・・・」なんていう場違いな変人はいないでしょう。
もう1つは、タレント的な捉え方。
例えば、まさにリフレックスがそう(?)
個人経営や個人経営的な構えの店って、商品と一緒に
そこにいる人のキャラクターも含めて、1つの店と言う
そんな勝手な決めつけ。
サングラスにしても、それから黒タイツにしても
それがタレントの一部って言う考え方ですネ。
(しかも、゛ソレッポイ゛お客さんが来たら一応帽子とって
挨拶すりゃ済むんだから)
ついでに言えば、大きい会社(店)だと、それなりに理不尽な
クレームも多いでしょう。
「お前の店、帽子被った店員いるじゃないか、一体客をなんだと
思ってんだ、礼儀も知らないのか?」
う~ん、大いにありそうです。
個人だったら怒られるのも自分、謝るのも自分
もっと言えば、誤らないのも自分・・・てか。
相当に自分よりな言い分かも知れないけど、なんだか
その辺で折り合いをつけた方がいい感じです。
だからリフレックスのオッサンは帽子被っていたって良い訳です。
しかし、しかしなのだ。
個人でやってるからと言って、なおかつゲーハーだからと言っても
なかなか被ろうとは思えないのだ。
「礼儀」みたいなのがちらついちゃって、頭カセ・・・じゃなかった
ラジカセ・・・じゃなかった、足カセになっちゃってる。
う~ん、やっぱりなんだかんだ言って
オッサンなのかな、帽子被ってみよっかな?
という訳で、元の言い回しに戻してみた、オマケでした。