大好きなアメリカの服やその他諸々・・・

日本でのアメリカ物の黄金期と言えば

80年代から90年代前半だろう。


ひと世代上の団塊世代の人達に言わせれば

それはアメ横全盛時代かも知れない、

はたまたひと世代下の世代は渋カジに

それを見出すのかも知れない。


いずれにしても、ヴァン亡き後

大量にアメリカ物が入ってきたのが80年代で

渋谷、原宿界隈ではそういった物が溢れていた。


だから、物選びと言う

買い物の最大の喜びが味わえたのもこの時代だし

自分がはまってた事を差し引いても

黄金期と言う例えは、おおむね当てはまるんじゃ

ないかな。


レアモノ、王道、クラシック、ヴィンテージ・・・

こんな謳い文句で語られている物の多くが

当時は何処にでもあった。


正確にはあったと言うよりも、溢れていた。


靴屋のセールではトップサイダーのキャンバス

が3千円、アメ横に行けば普通に66は

4,800円、惜しげも無く何足、何本履き潰したか。


そんなトップサイダーや501、ダイナミック!ダイクマ

で3,900円で山積みのカントリー

そんな物も含めて、


REFLEX的生活様式考

ファイブブラザースのダンガリーシャツ。

最近はシャンブレーシャツって言われてるけどいつごろからだったろう。

このおおらかな作りもやはりクラシック・・・


REFLEX的生活様式考

トップサイダーの変わった物、ウィメンズのサンダル。

シーバードと言うブランドで、勿論スペリーソールの憎いヤツ、

当時かなりのパクリ物が出回っていました。

こちらも個人的にはクラシックの範疇です。


あの時大人買いしてたら、今頃ひと財産だな~

なんて事をたまに思っちゃうのだ。


なんとも幼稚な妄想癖の50のオッサンなんだけど

ふと我に返り・・・


「いやいや、そんな時代にそういう物達に関われた

事だけでも、かなりの幸せ者じゃ無いか」って。


当時の「普通の物」を普通に見て、触って、

着て、履いて、

そうした経験を元に、今に伝えられることこそが

財産なんだ(チト大袈裟?)


現在では入手不可能な上質な素材、丁寧な作り込み、

背景を連想させてくれるディテール。


(誤解の無いように、古いからって言うだけの懐古趣味

ではありませんよ、あしからず)


そういうものを大事にしていきたいとつくづく思う。


先日、ステットソンの4Xビーバーのハットをお買い上げ

の方と話したんだけど

今じゃ手に入れようも無いビーバーなんかは

典型的な例です。


REFLEX的生活様式考

こちらは゛ポロ・ウェスタン゛のステットソン製。

もちろん4Xの流石に売る気ナシ!


上質な素材、丁寧な作りの物は大事にすれば

長~く、長~く使えるのです。


またそんな1つの物から連想出来る物も計り知れない。


こんな時代だから、なおさらそうした

物を大事にする事が重要だし、それが心の充足感に

繋がるんじゃないだろうか。