長くなっちゃったけど、最終章です。


そして最後に今まで言って来た事を自ら全否定

しちゃう危険もはらみながら、サクサクと

進めちゃいましょう。


だから、シーズン毎のテーマに従ってその中の

物で全身固めれば完璧な訳です。


でも、そうは言ったって何時の何の物かなんて

そうそう分る訳も無いし、逆に分ったらかなりの

確率で、オタク&不気味!


勿論、うちの店に来て頂ければおおむね分るけど

そんなの意味無かったりして・・・


話はかわるけど


相当前から

「ラルフの服って昔の服のパクリ・・・」なんて良く

言われたりしたんだ。


今じゃ、日本のブランドの多くが、いわゆる

ヴィンテージウェアのリプロダクションをしているから

そんな話も聞かなくなったけど・・・


確かにL・L・BEANにそっくりなジャケットや本物の

フライトジャケットに限りなく近い物も数多い。


ところが、゛ならでは゛のディテールが加えられていたり

素材を替えて全く別な雰囲気を作り上げているところが

流石なのだ!


マルゲリータのトッピングに独特なトッピングをして

ピザじゃなくしちゃうような(チト違うか?)


昔の物を完全に再現するのはそれはそれで大変な

事だけど、独自の感性を駆使して別物に仕上げる

技術は物凄いと思う。


例えば

「海」的なテーマに「山」ベースの元ネタウェアを

モディファイして「海」的なウェアを作り上げちゃう。


そうやって、テーマに基づいて出来上がる商品だけど

更に凄いのが、一つ一つがその枠にはまらない事。


さっき言った、トラッパーとカフェのテーマで言えば

トラッパーのテーマに入るヘビーなシャツだって

カフェのスーツにずばりはまっちゃう。

(無論、全てと言う訳では無いけれど)


要するに汎用性がとっても高いのだ。


そう、さっき言った

意味が無いってのはこういう事からなんですネ。


REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

デニム(インディゴ!)、セルヴィッヂのガゼット

やトラックのタグ・・・とマニアックさ全開の

ワークシャツだけど、コレが展開された

テーマは何と「地質学者」!


REFLEX的生活様式考

REFLEX的生活様式考

いろんなタイプのデッキジャケットをたしてひいて

かけてわった様なミリタリージャケット。

こちらも「地質学者」のテーマより。


結局は着る人の感覚って事です。


このシャツもジャケットも多種多様な着方が

出来るのです。


さて、この辺で終わりにしますが


なにはともあれ、皆さんせっかくなので

作り手の意思を酌んで

「そんな物作りをしていたんだ」とか

「そんな着方もあるんだ」とか


その辺を少しでも掘り下げて頂き、

そこから更にその人なりの着方を

して頂ければ、とても嬉しいのです。


なにもRRLに限った話でも無かったようですネ。


雨が上がりました、気温も昼間より心持ち

上がったような、そんな中目黒です、ハイ。